【マイユニット(女)×ギュンター C】
マイユニット
ギュンターさん。
こんなところにいたんですね。
ギュンター
(マイユニット)様…
マイユニット
見かけないから心配したんですよ。
さ、みんなのところに行きましょう。
ギュンター
いえ、私のような年寄りは
一人のほうが落ち着くのです。
マイユニット
そうですか…
ギュンター
ところで(マイユニット)様…
これに見覚えはございますかな?
マイユニット
この球は…
!昔よく投げて遊んだ球ですね?
うわあ、懐かしいです。
ギュンター
年季が入っていますが、
その分いい味が出ておりますでしょう?
マイユニット
はい。ギュンターさん、
まだ持っていて下さったんですね。
ギュンター
もちろんです。
これは大切な、思い出の品ですからな。
この球を作ったのは、私が貴方に
お仕えし始めた年のこと…
二人でよくこの球を投げ合いましたな。
マイユニット
そうでしたね。
ほんとに、懐かしいです…
ギュンター
いかがですかな。
また、久々にやりませんか。
マイユニット
はい!いいですね。
ギュンター
ではその時までに、この球を磨いて参ります。
楽しみにしておりますぞ。
マイユニット
私もです。
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【マイユニット(女)×ギュンター B】
マイユニット
ギュンターさん、来ましたよ。
ギュンター
お待ちしておりましたぞ。
もう準備運動はすんでおります。
マイユニット
私もです。
じゃあさっそく始めましょう。
ええと…
距離はどれくらいだったでしょうね。
ギュンター
ざっと剣五本分くらいだったかと。
マイユニット
じゃあ、こんなところですかね。
ギュンター
ですな。
では、行きますぞ。
マイユニット
はい!
ギュンター
…では投げます。
えい。
マイユニット
ここですね!
ギュンター
おお。
相変わらず、がっちり捕られますな。
マイユニット
うふふ…
ギュンターさんは昔から、私が捕りやすいように
やさしく投げてくれましたね。
ギュンター
そして(マイユニット)様は、
私が捕りにくい球を投げてこられました。
マイユニット
そうでしたね。例えばこんな感じで…
えい!
ギュンター
おっ!
なんというスピード!
マイユニット
速くなりましたか?
ギュンター
もちろんですとも。
速すぎて心臓が飛び出るかと…
昔ならまだしも…今の(マイユニット)様が
本気を出されたら…私はお手上げですな。
…それ。
マイユニット
えい!
ギュンター
いい球です。
今やっても、なかなか楽しめますな。
マイユニット
そうですね。
会話をしなくても、投げ合っているだけで
こう…気持ちが通じ合うというか…
ギュンター
その通りです。
不思議なものですな。
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【マイユニット(女)×ギュンター A】
マイユニット
今日も来ましたよ、ギュンターさん。
ギュンター
来られると思ってました。
さっそくやりますかな?
マイユニット
もちろんです。
いつ投げて来られても、
バシッと捕まえちゃいますよ?
ギュンター
…では、えい。
マイユニット
はいっ!さすがギュンターさん。
いいコントロールです。
…でも、おもしろいですね。
この球が元はムチだったなんて…
ギュンター
ふふっ、そうです。
革製のムチを使って作ったんですな。
マイユニット
また話してくれませんか?
私の覚えていない、昔話を…
ギュンター
もちろんですとも。
では、投げながら…
…あの日のガロン王は、いつもに輪をかけて
虫のいどころが悪かったのです…
そんなガロン王が、
私に革製のムチを手渡して言いました。
言うことを聞くようになるまで、
このムチで(マイユニット)様を叩き続けろと。
マイユニット
いつも思うのですが、そのころの私は
そんなに聞き分けがなかったのですか?
ギュンター
いいえ。そういうわけではなく…
ただ、心を閉じておられるようでした。
それがガロン王は
気に入らなかったのでしょう。
…私はムチを手に、(マイユニット)様の
いらっしゃる城塞へと向かいました。
そして(マイユニット)様のお顔を眺め…
ガロン王のムチを
クシャクシャに丸めてやったのです。
そして、できあがったのがこの球でした。
マイユニット
あはは。いつ聞いても笑えます。
まさかの行動ですよね。
ギュンター
いくらムチで打っても
(マイユニット)様の心は開かない。
別の方法にすべきだと思ったのです。
そして試しに、
(マイユニット)様のもとへ球を転がすと…
マイユニット
私は拾って投げ返した…
ギュンター
はい。
それをまた私が(マイユニット)様へと放り…
マイユニット
私が取ってまた返した。
ただその繰り返しなのに
とても楽しかった…
ギュンター
…懐かしいですな。
…本当に。
マイユニット
…いつからでしょう。
私はギュンターさんのことを
本当の父親のように思っていました…
ギュンター
…………
もったいないお言葉…
…あっ。
マイユニット
珍しいですね。
球を捕り損ねるなんて。
ギュンター
…申し訳ありません。
涙で目の前が曇ってしまったようです。
マイユニット
もう…涙腺が緩くなってしまったのですか?
今、手巾を持って行きますね。
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【マイユニット(女)×ギュンター S】
マイユニット
ギュンターさん、来ましたよ。
今日もさっそくやりましょう。
ギュンター
はい。ただ…今日は少し、
趣向を変えてみようかなと思いましてな。
マイユニット
へえ、どんな風にですか?
ギュンター
(マイユニット)様は、
覚えてらっしゃいますかな?
球を捕れなかったほうが言うことを聞く。
そんな遊びをしていたことを…
マイユニット
もちろん覚えています。
白熱しましたよね。
例えば勉学をしたくないときなど、
その遊びをギュンターさんに申し込んでました。
ギュンター
そういうときの(マイユニット)様は、
本当に難しい球を投げてこられた…
今日はまさに、あれをやりたくて
お呼びしたのです。
マイユニット
いいですよ。
やりましょう!
ギュンター
では、まずは私から。
それっ!
マイユニット
きゃっ!
ギュンター
思い切り高く投げましたぞ。
捕れますかな?
(マイユニット)様は普通に投げると
用意に捕りますが…
こういう風に高く舞い上がったものは
なかなか捕れませんでしたからな。
マイユニット
…………
…あっ!
捕れませんでした…
ギュンター
あははは。
あの頃と変わっていませんな。
マイユニット
はい…悔しいです。
ギュンター
では、(マイユニット)様に
答えていただきたい質問がございます。
マイユニット
いいですよ。
何でも言ってください。
ギュンター
(マイユニット)様は今…
お慕いしている方などおられるのですかな?
マイユニット
えっ!?
な、なんですか、その質問は…
ギュンター
約束は約束ですぞ。
答えていただきたい。
マイユニット
わ、わかりました…
…………
そんな人はいません…
ギュンター
そうですか。
では、私などいかがですかな?
マイユニット
は、はい?
ギュンター
私はあなたを一人の女性として
お慕いしておりました。
マイユニット
えっ?
ギュ、ギュンターさん?
ギュンター
この思いは墓場まで
持っていこうと思っていましたが…
…あなたへの思いをどうしても
抑えられなくなってしまったのです。
…………
これですっきりしました。
さあ、(マイユニット)様。
私の申し出を断ってください。
私の申し出はあくまで冥土の土産。
(マイユニット)様にはいずれ
素晴らしい男性が現れることでしょう。
私は思いを伝えられただけで満足です。
マイユニット
…………
ギュンターさん。
もう一度、球を投げてもらえますか。
ギュンター
えっ?
マイユニット
もし、私が捕れなかったら…
またギュンターさんの言うことを一つ聞きます。
ただし、今度はもっとはっきり…
結婚してくれ、と言ってください。
ギュンター
(マイユニット)様…
マイユニット
さあ、勝負ですよ、ギュンターさん!
また高い球を投げてください!
ギュンター
わかりました。
私のありったけの思いを込めて、
どこまでも高く投げて見せましょう!
〜ギュンター〜
はは…やはりとれませんでしたな。
では約束通り私の言うことを聞いていただきます。
どうか私と結婚してください…
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【ジョーカー×ギュンター C】
ギュンター
ふむ。
やはり、まだまだだな。
こんな紅茶では、
私を満足させることなどできぬぞ。
ジョーカー
ちっ。
相変わらず文句ばかり言うジジイだな。
あんたが飲みたいって言うから
わざわざ入れてやったのによ…
ギュンター
文句ではない。
指導だ。
ジョーカー
もう、あんたの指導なんか必要ねえ。
俺をいつまでも子供扱いするな。
ギュンター
そういう口は、まともに紅茶を
入れられるようになってからきくがいい。
ジョーカー
ちっ。
あんたこそ口の減らないジジイだぜ。
ギュンター
その反抗的な態度…
お前は昔から変わらんな。
ふむ。
やはりもっと指導が必要なようだな。
ジョーカー
なっ!?
ほ、本気で言ってるのか!?
ギュンター
お前には年長者を敬う心が必要だ。
厳しく教えてやろう。
昔のようにな…
ジョーカー
や、止めろ!
かんべんしてくれ!
あんたの指導は…
もう二度と受けたくねえ!
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