【ベルカ×ラズワルド C】
ラズワルド
やぁ、ベルカ!
ベルカ
ラズワルド…
ラズワルド
こんな街角で何してるの?
ヒマなんだったらお茶でもしない?
ベルカ
うるさい…
ラズワルド
うるさいって…
そんなこと言わないでよ…
僕は君と少しおしゃべりしたいだけ。
君の笑顔が見たいんだ。
ベルカ
うるさいって言ってるでしょう…
本当に黙ってて…
ラズワルド
ええー…
僕のこと嫌いなの?
だとしたら少しだけチャンスをくれないかな。
きっと僕に興味を持ってくれると思うから!
ベルカ
あっ、気付かれた…
ラズワルド
どうしたの?
広場のほうをじっと眺めて…
あれ?あの女の人…
どこかで見たことがあるような…
ねえ、ベルカ。
もしかしてあの女の人を見張ってたの?
ベルカ
くっ…
逃げられた…
あなたのせいよ…
ラズワルド
えっ?
ベルカ
あなたのせいで逃げられたといったの。
…急いで追わなきゃ。
(ベルカ、去る)
ラズワルド
…なになに?
どういうこと?
全然わからないんだけど…
戻る
【ベルカ×ブノワ C】
ブノワ
…………
ベルカ
…………
ブノワ
…………
ベルカ
…何か用?
ブノワ
いや…
用というわけではないが…
お前は…
無口な奴だな、と思ってな…
ベルカ
…………
必要なことがあれば話す…
必要がなければ離さない…
ただ…
それだけのこと…
ブノワ
そうか…
ベルカ
それに…
無口なのはあなたも同じ…
ブノワ
同じではない…
俺は話をしたいが…
上手く話ができないのだ…
ベルカ
そう…
不器用なのね…
ブノワ
…………
ベルカ
でも…
私には関係ない…
ブノワ
そうだな…
ベルカ
じゃあ…
行くわ…
ブノワ
次は…
ベルカ
?
ブノワ
次に会うときは…
何か話題を用意しておく…
ベルカ
…好きにすればいい。
戻る
【ベルカ×ブノワ B】
ブノワ
ベルカ…
お前は無表情だな…
ベルカ
…………
まさかとは思うけど…
今のが…
以前、用意すると言っていた話題?
ブノワ
…まずかったか?
ベルカ
いや…
別になんでもかまわない…
ブノワ
そうか…
では、会話をすることができるな…
ベルカ
…………
確かに私は無表情…
で、それがどうかした?
ブノワ
どうしたもこうしたも…
俺がそう思っただけだ…
ベルカ
そう…
なら、会話もこれでお終いね…
ブノワ
…………
ベルカ
…………
ブノワはどうして…
私と会話したいの?
ブノワ
理由などない…
ベルカ
理由もないのに、
私と会話をしたいの?
ブノワ
…おかしなことだろうか?
ベルカ
さあ?
私にはよくわからないけど…
ブノワ
ベルカが仲間だから…
それじゃダメか?
ベルカ
仲間だから…
会話をしたいということ?
ブノワ
ああ…
そうだ…
ベルカ
そんなの意味がないわ。
私は依頼さえあれば、
誰でも殺す女…
…たとえ仲間でも。
殺す可能性がある相手と
馴れ合いたくはないわ。
ブノワ
…………
戻る
【ベルカ×レオン C】
レオン
ベルカ。
前から気になっていたことがあるんだが…
ベルカ
…何?
レオン
お前の殺しの技術は目を見張るものがある。
一体、誰から教わったものなんだ?
ベルカ
…貧民街で出会った人よ。
…その人も殺しを生業としていたわ。
レオン
なるほど。
その人がお前の師というわけか。
ベルカ
…ええ。
レオン
お前の実力を見るに、
相当な腕前を持った師だったんだな。
名はなんというんだ?
ベルカ
さぁ…
知らないわ…
レオン
…師の名前を知らないのか?
ベルカ
その人が教えてくれたのは…
殺しの技術だけだから…
レオン
…………
その師は今、どこで何をしている?
ベルカ
死んだわ。
私が殺したから。
レオン
!?
…なぜ、殺したんだ?
ベルカ
仕事を請け負った標的がその人だった。
だから、殺した。
ただそれだけのことよ。
レオン
…………
戻る
【ベルカ×レオン B】
レオン
ベルカ。改めて聞く。
なぜ、お前は師を殺したんだ?
ベルカ
どうして、そんなことを聞くの?
レオン
知りたいからだ。
お前がどんな人間なのかを。
ベルカ
…………
前にも言ったはず…
その人を殺せという依頼を受けたからよ…
レオン
お前は自分の師でも
依頼を受ければ殺すのか?
ベルカ
ええ、そうよ…
依頼を受ければ
どんな人でも私にとってはただの標的…
レオン
理解できないな。
そもそも依頼を断るという道はなかったのか?
ベルカ
断る理由がなかったから…
レオン
もしかして…
お前はその師を憎んでいたのか?
ベルカ
いいえ…
あの人を憎いと思ったことはない…
レオン
ならば、なぜ…
そうも平気でいられるのだ…
ベルカ
…その人だったから。
レオン
えっ?
ベルカ
依頼に感情を挟むな。
心を殺して標的に向かえ。
そして、仕事が終わったら
依頼のことは全て忘れろ。
そう教えてくれたのも…
その人だったから…
レオン
…………
ベルカ
依頼を受けたから殺す…
命令されたから殺す…
私がやっていることは…
今も昔も変わらない…
レオン
今でも殺しの依頼があれば
お前は誰でも殺すのか?
その標的が仲間や友人だったとしても。
ベルカ
…………
そうね…
断る理由が見つからないわ…
レオン
…………
戻る
【ベルカ×レオン A】
レオン
ベルカ、か…
ベルカ
…………
…レオン様は私が怖い?
レオン
どういう意味だ?
ベルカ
言葉通りの意味よ。
レオン
ふっ…
僕がどれだけお前に気を許そうと、
依頼があればあっさり殺すんだろ?
ベルカ
…そうかもしれないわね。
レオン
だが不思議なもので、
僕はお前に恐怖を抱いてはいない。
ベルカ
…どうして?
レオン
お前の主であるカミラ姉さんが、
僕を殺せと命じるはずがないからだ。
ベルカ
でも、私が主を変える可能性もある…
その新しい雇い主が
あなたを殺せと命じたならば…
レオン
なるほど。
だが、それでも僕はお前を恐れはしない。
ベルカ
…………
レオン
お前を恐れるのは
僕の敵になってからでいい。
起こってもいない事態を恐れるほど、
僕も暇じゃないからね。
ベルカ
…起きてからでは遅いかもしれないわ。
レオン
ふっ…お前はどうしても
僕に恐れて欲しいようだな。
ベルカ
…………
レオン
だが、今のお前は僕の味方だ。
味方を恐れる必要などない。
ベルカ
…そうね。
私は今はレオン様の味方…
だから、レオン様の敵を殺すわ…
レオン
ああ。
よろしく頼む。
戻る
【ベルカ×フランネル C】
フランネル
おーっ!
ベルカじゃねえか!
ベルカ
フランネル…
フランネル
なあなあ!
これ見てくれよ!
卵を丸呑みしてる途中のヘビだぜ!
さっきそこで捕まえたんだけどよ!
すげえかっこよくね!?
ベルカ
…………
フランネル
それからこっちは鳴き虫の抜け殻だ!
琥珀色で綺麗だろー!?
ベルカ
…………
フランネル
む。反応薄いなー、ベルカは!
ウンとかスンとか言ってくれよ!
ベルカ
…なれなれしい。
フランネル
なれなれしい?
それって俺のことか?
ベルカ
…他に誰かいると思う?
フランネル
まぁ、別に
なれなれしくてもいいじゃねえか。
迷惑をかけてるわけでもねえしよ!
ベルカ
迷惑で目障りだわ…
フランネル
はっはっは!
そんなわけねーじゃん!
ベルカ
…………
(ベルカ、去る)
フランネル
って、おい!
どこ行くんだよ、ベルカー!
待てよー!
もっとお宝見ていけよー!
戻る
【ベルカ×マークス C】
ベルカ
…………
(マークス、現れる)
マークス
…ベルカ。
ベルカ
…………
マークス
ベルカ?
ベルカ
…マークス様。
マークス
集中して武器の手入れか。
感心だな。
ベルカ
何か用?
マークス
いや、用という用はないのだが…
たまには会話する機会を持とうと思ってな。
ベルカ
そう…
でも、下手に私に近づかないほうがいいわ。
マークス
なぜだ。
ベルカ
…………
マークス
武器の手入れの邪魔ということか?
ベルカ
そうじゃないの。
マークス
では、なぜ?
ベルカ
言いたくないの。
あなたにはわからないかもしれないけど…
言ったら全てが崩壊するようなひと言が、
この世の中にはあるのよ。
マークス
どういう意味だ?
ベルカ
…………
戻る
【ベルカ×マークス B】
マークス
ベルカ。
なんとなくだが察しが付いた。
ベルカ
…………
マークス
お前…
何者かに私の殺しを依頼されたのだな?
ベルカ
…………
マークス
そうなんだな?
ベルカ
どうしてわかったの?
マークス
勘だ。
それで誰に依頼された?
ベルカ
…言えないわ。
マークス
…………
お前は標的であれば
顔見知りでも躊躇なく殺す。
お前に殺しの技術を教えた人間も
殺しているらしいな。
ベルカ
…………
マークス
それほどの冷酷さを持つなら話は早い。
私を殺すつもりなら今ここでやれ。
ベルカ
!?
マークス
なぜ躊躇する。
殺し屋ベルカはそんなものなのか。
はっきり言っておく。
私を殺すという仕事を
受けた時点でお前の負けだ。
なぜなら私は
絶対にやられることがないからだ。
私が死ねば暗夜王国は混迷を極めるだろう。
そんなことには絶対にさせない。
暗夜のためとあらば、
私は躊躇なくお前を斬り捨てる。
ベルカ
…………
マークス
それとも闇討ちの方が得意か。
ベルカ
…………
マークス
いいだろう。
ならばいつでも襲いにくるがいい。
喜んで受けて立とう。
ベルカ
…………
戻る
【ベルカ×マークス A】
ベルカ
…マークス様。
マークス
ベルカ、やっとやる気になったのか。
ベルカ
どうではないの。
私は報告をしたかっただけ。
マークス
報告?
ベルカ
…依頼主を殺してきたわ。
マークス
っ!?
…なぜだ。
ベルカ
あなたを殺すことはできない…
そう思ったから。
この間のあなたの目…
あんな威圧感を覚えたのは初めて…
あれが国を背負う者の目…
暗夜王国の過去、現在、未来…
その全てが私に伝わってきた。
マークス
…………
惨めだな。
私に威圧されて尻尾を巻き、
それで依頼主を殺したというのか。
ベルカ
…違うわ。
それだけは断じて違う。
今の私の主はカミラ様…
あなたを殺せば主が悲しむから…
だから…できない。
私が依頼主にそう言うと、
奴は私に斬りかかってきた。
だから返り討ちにしたまで。
そもそも私は
依頼はされたけど受けてはいないわ。
マークス
…………
ベルカ
…今日で隊を去るわ。
マークス
なぜだ?
ベルカ
なぜって…
言わなくてもわかるでしょう。
依頼を受けなかったとは言え、
私はあなたを殺す可能性があった者よ。
マークス
その程度の理由では、
隊をやめることは認めん。
ベルカ
どうして…
マークス
私の命を狙っている者は
暗夜王国の中でもごまんといる。
しかし、彼らが国民である以上、
私はそういう者たちも受け入れるつもりだ。
それが王になるための覚悟だ。
ベルカ
…………
マークス
…それに私とお前は似ている。
ベルカ
えっ?
マークス
私は国のためならば
心を殺して仲間でも斬る。
だから私にはなんとなくわかるのだ。
お前の気持ちがな。
ベルカ
マークス様…
マークス
だから何も気にするな。
これからも力を貸してくれ。
ベルカ
…………
わかったわ。
これからも私は闘う。
暗夜王国のために…
戻る
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