【セツナ×ツクヨミ C】
ツクヨミ
むむ?何か不思議な音が聞こえるな。
一体どこからだ?
(セツナ、現れる)
セツナ
ツクヨミ…
周りを見回してどうしたの…?
ツクヨミ
ん?セツナではないか。
もしや、今の変な音はセツナが?
セツナ
ああ…
たぶん私の鼻歌…
ツクヨミ
は、鼻歌だと!?
到底歌には聞こえなかったが…
セツナ
それ…よく言われる。
でも、実際に私が歌ってる。嘘じゃない…
ツクヨミ
そ、そうか…
だが、あのような珍妙な鼻歌は初めてだ。
変な音波でも出ていそうだったぞ。
セツナ
歌うのは控えたほうがいい…?
ツクヨミ
別にそこまでは言わぬが、
聞いていて不安になる音ではあった…
…わっ!見てみろ。
少し鳥肌が立ってしまったぞ!
セツナ
わあ、すごーい…
ツクヨミ
鳥肌を褒められても嬉しくないぞ。
セツナ
でも、あの鼻歌…
役に立つときもあるの…
ツクヨミ
なに?
セツナ
信じられないなら、今度見せてあげる…
ツクヨミ
ふむ…わかった。
あの鼻歌が活躍するなど全く予想できぬがな。
セツナ
ふふふ、楽しみにしていて…
戻る
【セツナ×ツクヨミ B】
ツクヨミ
さあ、セツナ!
先日のお前の鼻歌が役立つ様子、
この私に見せてみよ。
この森でなら見せられるのだろう?
セツナ
そう…
そのまま待っていて…
ふんふん…ふふふん…
ツクヨミ
…何度聞いても異様な怪音だな。
これで何が起こるというのか…
ううっ…また鳥肌が立ってきた…!
セツナ
ふふん…ふん…ふん…
ツクヨミ
ん?な、何か音がしたぞ?
セツナの鼻歌以外の音が…何か…
も、もしや……!
お、お、お化けとかっ!?
セツナ
違う…もっとよく見て…
ふふふん…ふん…
ツクヨミ
あれは…獣たちか!・
…セツナの鼻歌に引き寄せられている?
だが…警戒しておるのか、
一定距離以上は近づいてこないようだな…
セツナ
今…!
(ヒュン!ズドン!)
ツクヨミ
セツナ!?
おおっ!矢が獣に放たれた!?
セツナ
…これで今日の狩りは成功。
ほら、こうやって獲物をおびき寄せられる…
ツクヨミ
な、なるほどな…
獣を引き寄せて仕留めるというわけか…
しかし解せぬぞ。
セツナの鼻歌は一体どうなっているのだ?
セツナ
…私にもよくわからない…
でも便利なことには変わりない…
しかも、ある程度の距離からは
近づいてこないから、
罠にハマったときは獣避けにもなる…
ツクヨミ
うーむ、それはそもそも罠にかからないよう
気をつけたほうが良いと思うが…
セツナ
ああ、うん…気をつける…
戻る
【セツナ×ヒナタ C】
ヒナタ
痛たたた……
つい気を緩めちまったな…
(セツナ、現れる)
セツナ
…………
ヒナタ
わっ!セツナ!?
セツナ
それ、どうしたの…?
ヒナタ
ああ!実はさっき稽古をしてたら
うっかり怪我しちまって…
けど、こんな小さな傷は毎日作ってるし
大したことないから大丈夫だ。
セツナ
そんなに毎日…
怪我してるの…?
ヒナタ
ん?まあな。
セツナ
…なら、私と同じ。
ヒナタ
へ?お前ってそんなに稽古してたっけ?
セツナ
稽古じゃない…
私の場合は…罠で…
ヒナタ
ああ!そういえば
お前はよく罠にひっかかるんだよな。
その時によく怪我するってことか?
セツナ
そう…だから、最近は傷薬を
持ち歩くようにしてるの…
ヒナタにもあげる…
ヒナタ
ありがとな、セツナ!
セツナ
良かったら今度…
他の傷薬も持ってきてあげる…
ヒナタ
他の傷薬?
セツナ
この間、町でたくさん…
たくさん買ってきたの。
余ってるから…
ヒナタにも分けてあげる…
ヒナタ
おおっ!本当か?
それは助かるぜ!よろしくな、セツナ!
セツナ
ええ…
それじゃあ、また今度…
戻る
【セツナ×ヒナタ B】
セツナ
ヒナタ…
この間言ってた…
傷薬を持ってきた…
ヒナタ
ああ、
少し分けてくれるって言ってたやつか!
ありがとな、セツナ!
さっそく見せてくれよ!
セツナ
じゃーん…
ヒナタ
おわっ!
本当にたくさん持ってるな!
セツナ
目に付くものはぜんぶ…
片っ端から買ってみたから…
ヒナタ
これはどんな傷に効くんだ?
セツナ
それは…
口の中を切ったときに使う…
だから、甘い味がする…
ヒナタ
へえ〜!
なんだか美味そうだな〜!
…おわっ!?
こっちの緑色の瓶に入ってるのは?
すげえ異臭を放ってるんだが…
セツナ
そっちは万能薬…
使ってみたら、効果抜群だった…
とても…
とても臭かったけど…
ヒナタ
お、おう…
臭う代わりによく効くってことなのか。
それにしても、予想以上に多いな。
お前のこと、傷薬収集家に思えてきたぞ。
セツナ
買いこんでる間…
とても楽しかった…
ヒナタ
この調子なら、いつか調合まで始めそうだな。
なーんて…
セツナ
…それ、やりたい。
ヒナタ
え?
セツナ
薬の調合…
してみたい…
どうせなら処方する人に合った…
特別製の薬を作ってみたい…
ヒナタ
え?え?
本気なのか、セツナ?
セツナ
そうだ…
まずはヒナタ専用の傷薬を作る…
楽しみにしてて…
ヒナタ
いや、さっきのは冗談で…
セツナ
わくわく…
(セツナ、去る)
ヒナタ
あ!って、行っちまった…
なんだかメチャクチャ不安だぞ…!
戻る
【セツナ×カゲロウ C】
カゲロウ
セツナよ。お前に少し話がある。
セツナ
カゲロウ…何…?
カゲロウ
お前は先の戦闘で
伝令係を任されたようだが、
ことごとく間違えて伝えていたそうだな。
セツナ
…?
ああ…そういえば、間違えたかも…?
カゲロウ
伝令係は戦局をも左右する重要な役目。
もっと真剣に取り組むべきだ。
セツナ
ごめんなさい…
カゲロウ
セツナの現状は、
(マイユニット)様も知るところとなっている。
そこで、私がお前を指導する。
セツナ
指導って…何?
カゲロウ
お前が伝令係として立派に事を成せるよう、
きっちりと指導して参る。
セツナ
そう…
カゲロウ
もっとしっかりせねば務まらぬぞ。
リョウマ様、ヒノカ様にも
ご心配をかけぬよう精進せねばな。
セツナ
ええと…カゲロウ…?
カゲロウ
このカゲロウ、
徹底的に指導してみせよう。
セツナ
なんだか…カゲロウが
普段にも増してやる気に満ちてる…
ええと…それじゃあ…よろしく?
カゲロウ
ああ、任せておけ。
戻る
【セツナ×ニシキ C】
ニシキ
ねえ、セツナ!
これから一緒に
狩りに行かないかい?
セツナ
狩り…?どうして…?
ニシキ
セツナは弓が得意だろう?
だったらボクが獲物を見つけて、セツナに
仕留めてもらえば効率的だと思ったんだよ。
セツナ
なるほど…
でも、やめておいたほうがいい。
私、罠にかかりやすいから…
きっと足手まといになる…
ニシキ
大丈夫だよ。
ボク、目がいいからさ。
罠を見分けるのは得意だから、
事前に教えてあげるよ。
そういうわけで、すぐに出発しよう!
セツナ
わかった…
(しばし後)
ニシキ
っと、そこに罠が隠れてるね。
左側を歩いてくれるかい?
セツナ
ええ…
ニシキ
あ、頭上にも注意してね。
ほら、その草とか触っちゃいけないよ。
セツナ
ニシキってすごい…
どうして、そんなにわかるの?
ニシキ
これくらい普通だよ。
避けられないセツナが変なんじゃないかい?
セツナ
それはそうなんだけど…
ニシキは普通の人よりすごい…
本能とか、感覚で避けてる気がする…
ニシキ
そりゃそうだよ、ボクは妖狐なんだから。
ヒトより感覚が鋭いんだよ。
すごいだろう?美しいだろう?
セツナ
あ…
向こうにキジが…
ニシキ
無視かい!?
…ま、まあいいや。
早く仕留めよう!
セツナ
わかった…
それじゃあニシキ…
追い詰めてきて…
ニシキ
うん!じゃあ行くよ!!
戻る
【セツナ×リョウマ C】
リョウマ
さて、日課の稽古も終わったし、
軍議まではまだ時間があるな。
備蓄の確認でも手伝うとするか…
(セツナ、現れる)
セツナ
…………
リョウマ
おおっ!?
セッ、セツナ!?
ど、どこから現れたのだ!?
急に現れるから驚いたぞ。
一体どこに隠れていたんだ…?
セツナ
別に…
隠れてなんていませんでした…
リョウマ
そ、そうなのか?
だが今の気配の消し方…隠密行動に向いて
いるのではと思わせるほどだったぞ。
セツナ
ただ普通に歩いてただけです…
それ以外は特に何も…
リョウマ
いいや、謙遜しなくてもいい。
戦場でもそうやって気配を消して、
敵を倒しているんだろう?
セツナ
…………
リョウマ
…?
どうしたんだ、黙りこんで…?
セツナ
いえ…
それより私、
行くところがあるので…
リョウマ
ああ、弓の稽古か。
邪魔してすまなかった。
そういえばお前は
弓の腕前も素晴らしいな。
セツナ
…私の弓、
見たことあるんですか?
リョウマ
ああ。戦場での仲間の動きは
なるべく把握するようにしているからな。
ヒノカも「戦場での活躍は素晴らしい」と
言っていたぞ。
その気配を消す特技と弓の技術は
本当に助かっているという話だった。
セツナ
…………
あの…
リョウマ
どうした?
セツナ
ええと…
やっぱり、なんでもありません…
失礼します…
(セツナ、去る)
リョウマ
…?
何か言いかけていたが、もしや何か
気に障ることでも言ってしまっただろうか…?
戻る
【セツナ×リョウマ B】
セツナ
…リョウマ様。
リョウマ
うおっ!?
あっ…ああ、セツナか。
今日も急に現れたな。
セツナ
すみません…
リョウマ
いやこちらこそ毎度驚いてしまいすまない。
それで何か用か?
セツナ
先日のことですが…
リョウマ
先日のこと?
セツナ
はい…
リョウマ様は私のこと…
隠密行動に向いてるって
言ってくれました。
でも私、気配を消す能力とかは無くて…
単純にぼーっとしてるだけなんです。
だから特別な能力があるわけじゃ
ないんですよ…
リョウマ
…そうなのか。
セツナ
はい…
リョウマ様に…それだけ言いたくて。
でも、褒めて貰えて
嬉しかったです…
嬉しすぎて…
思わず逃げてしまいました…
リョウマ
こ、この前のは照れていたのか。
俺は何か気に障ることを
言ってしまったのかと思ったぞ。
セツナ
すみません…
リョウマ
いや、気にする必要はない。
俺もセツナの気持ちに気づけず悪かった。
だが…自分の特徴の
悪い面ばかり考えるのではなく、
見方を変えてみてはどうだろうか?
セツナ
え…?
リョウマ
ぼーっとしているだけというのが事実でも、
気配が消せていたことには違いない。
それも工夫すれば、己を更に高みへと
登らせることができると思うんだ。
セツナ
は、はぁ…
リョウマ
まあ、自分に合った方法で長所とも短所とも
付き合っていけば良いということだ。
少なくとも俺はそう考えているぞ。
セツナ
そうですか…
じゃあちょっとだけ…
がんばってみます…
リョウマ
ああ。
戻る
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