【サイラス×オロチ C】
オロチ
そなたはサイラス…じゃったかのう。
わらわは白夜王国お抱えの呪い師、オロチ。
まじないを行い、全てを見通す者じゃ。
サイラス
…ほう。占い師みたいなものか。
俺はサイラス。
暗夜王国の騎士だ。
わざわざ声をかけに来てくれたってことは…
俺に何か用か?
オロチ
ああ。そなたは暗夜王国の騎士にして
(マイユニット)様の親友と聞いた。
そして相当の剣の使い手ともな。
…じゃが、そんなそなたに
伝えておきたいことがあるのじゃ。
サイラス
なんだ?
オロチ
…次の出撃じゃが…
少し気をつけたほうがいいかもしれんぞ。
サイラス
き、気をつける?
どういうことだ?
オロチ
出撃のときに気をつけることと言えば、
一つしかなかろう。
サイラス
…………
ふふっ…
俺の未来がまじないで
明かされたっていうのか?
そんな話、信じられるわけないだろう。
オロチ
…そうか。
まあ、どうするかはそなたの自由。
好きにするがよい。
戻る
【サイラス×オロチ B】
サイラス
オロチ、ほら見ろ。
俺のこの健康そのものの姿を。
オロチ
…………
サイラス
お前は次の出撃では気をつけろと言った。
けど、なんともないじゃないか。
まじないで全てを見通すとか言っていたが、
インチキだったようだな。
オロチ
おやおや。なんという口じゃ。
礼ならともかく文句とはのぅ…
サイラス
べ、別に文句は言ってないぞ。
ただ、まじないは外れたってことを…
オロチ
…仕方ない。
説明してやろう。
今、そなたが無事にここに立っているのは
わらわの言葉を聞いたおかげ。
わらわの忠告通りに気をつけたからじゃ。
もし聞いていなければ、そなたは…
サイラス
そ、そんな。まじないが外れたからって
言い訳をするのか?
俺は信じない…
だまされたりしないぞ。
オロチ
それは残念じゃ…
妙な胸騒ぎがするので、
今日も運命を見てやろうと思ったのにのう…
サイラス
胸騒ぎ?
オロチ
そなたによくないことが起こりそうな予感がする。
わらわの予感はなかなか当たるのじゃよ。
サイラス
ええっ!?
オロチ
気になるなら薬草を取ってくるがいい。
まじないには薬草が必要じゃからのう。
前回は初回じゃからタダで見てやったが、
今度からは見返りが必要じゃ。
サイラス
あ…!
ははーん…なるほどな。
読めたぞ。
オロチ
何がじゃ。
サイラス
さてはそうやって人の不安を煽って、
見返りに何かを要求する気だな?
仲間にこんなことを言いたくはないけどさ…
まさかオロチは…
詐欺師の類なのか?
オロチ
なんとまぁ…
さすがひねくれた暗夜の者じゃ。
そんなひどいことを言われたのは
初めてじゃよ。傷つくのう…
サイラス
す、すまない…
でも勝手に妙なまじないをして、
次は薬草を取ってこいだなんて…
俺だって困ってしまうだろ?
とにかく…俺はオロチの言う、
良くない予感なんて信じないからな。
オロチ
そうか…
戻る
【サイラス×ヒノカ C】
ヒノカ
…サイラス。
ちょっといいか?
サイラス
ヒノカ王女…
どうしました?
ヒノカ
少し教えてほしい事が
あるのだが。
サイラス
なんでしょう?
ヒノカ
暗夜王国の騎兵隊の
戦い方についてだ。
サイラス
俺にできることなら喜んで。
ヒノカ
まずは敵が接近してきたときだが…
(しばし後…)
ヒノカ
なるほどな…
サイラス
お役にたてましたか?
ヒノカ
ああ。正直少し意外だった。
サイラス
とは?
ヒノカ
細かな違いはあるものの
われわれ白夜とあまり変わらぬのだな。
サイラス
それは、同じ騎兵なのですから
戦い方も似て来るでしょう。
ヒノカ
そうか…そうだな。
その通りかもしれん…
サイラス
??
何かご不審な点でも?
ヒノカ
いや、そうじゃないんだ。
また何かあったら教えてくれ。
サイラス
はい。
俺でお役にたてるのなら。
戻る
【サイラス×ヒノカ B】
ヒノカ
…サイラス、
少し聞きたいことがある。
サイラス
ヒノカ王女。
どうされたのですか?
ヒノカ
…この前の戦いだが、
お前の部隊が追い詰めた敵の中に、
闘う意思をなくして
武器を捨てた者がいたな?
サイラス
ええ。
ヒノカ
するとお前は部隊に方向転換して
別の敵を攻撃するように命じた。
サイラス
はい。
敵は完全に戦闘意欲をなくしてましたから。
それが、何か?
ヒノカ
そのまま攻撃すれば
労せずさらに多くの敵を倒せ、
自分の手柄になったとは思わなかったのか?
サイラス
なっ!!
思いません、そんなこと!
敵とはいえ、
闘う意思を捨てた相手ですよ!
それを攻撃して手柄にするなんて…
そんな卑怯な真似をわが部隊はしません!
ヒノカ
そうか…うん。そうだよな。
サイラス
なんてことを言われるのです。
ヒノカ王女ともあろうお方が…
ヒノカ
いや、すまない。
そうしろと言っているわけではないのだ。
気に障ったのなら謝る。
だが少しホッとした。
サイラス
ホッとした?
ヒノカ
ああ。
これからも近くで戦うことがあるだろうが
お互いに助け合っていけそうだ。
よろしく頼むぞ。
サイラス
…それは、もちろんです。
戻る
【サイラス×セツナ C】
(ひゅん…!!)
サイラス
ん!?
なんで矢が飛んでくるんだ!?
敵襲か!?
どこだ!?
どこから攻撃してるんだ!?
!?
その穴の中にいるのは…
白夜王国のセツナか!?
(サイラス、消える)
(セツナ、現れる)
セツナ
そう…
(セツナ、消える)
(サイラス、現れる)
サイラス
そんなところで何をしている!?
…そうか。
お前も攻撃されて隠れているんだな?
(サイラス、消える)
(セツナ、現れる)
セツナ
違うの…
落とし穴に落ちたの…
このままだと…飢えて死ぬ…
(セツナ、消える)
(サイラス、現れる)
サイラス
何を言ってるんだ!
ほら、助けてやる!
俺の手をつかめ!
よし、引き上げたぞ。
(セツナ、現れる)
セツナ
ありがとう…
サイラス
いや、気を抜くな。
それはきっと敵の罠だぞ。
さっき、どこからか矢が飛んできた。
だから…
セツナ
ああ、それ…やったの私…
サイラス
…えっ?
セツナ
あなたに気付いてもらおうと思って、
矢を放ったの…
サイラス
…………
危ないだろ!
当たったらどうするつもりだ!
セツナ
ちなみに、この穴は
ただの獣用の罠…
だから、敵兵はいない…
安心して…
サイラス
獣用の罠にかかっていたのか?
全く。おかしな奴だな。
セツナ
おかしな奴?
褒めてくれて、うれしい…
サイラス
えっ?
い、意味がわからない…
とにかくだ。
これからは気をつけろよ?
戻る
【サイラス×セツナ B】
サイラス
おい、セツナ。
セツナ
どうしたの、怖い顔をして…
サイラス
俺たちが敵を倒して帰還しようとすると、
いきなり背後から矢で攻撃された。
生き残りがいたのかと思って身構えたら、
矢を放っていたのはお前だった!
セツナ
そう…
また落とし穴に落ちたから仕方ない…
サイラス
仕方なくない!
矢を放つ前に助けを求めればすむことだ!
セツナ
なんか…
言いたくなかった…
サイラス
いや、言わなきゃ駄目だろ!?
矢が誰かに刺さっていたら一大事だぞ!?
セツナ
大丈夫…
当たらないように撃ってるから…
サイラス
なんて奴だ…
まるで話が通じないぞ…
とにかく!
穴に落ちたら「助けて」と言え。
それくらい、お前だってできるだろう。
セツナ
…………
サイラス
どうしたんだ、顔を赤くして…
セツナ
お前ならできるだなんて…
褒めてくれてうれしい…
サイラス
あのなぁ…
褒めてなんかいないぞ。
お前の耳は…いや、頭は大丈夫か?
セツナ
そんなに立て続けに褒めないで…
サイラス
なんなんだ!
お前とは付き合いきれん!
戻る
【サイラス×オボロ C】
サイラス
ふっ!はっ!せいっ!
ん…?
オボロ
…………
サイラス
ああ、オボロ。
これから訓練かい?
オボロ
…ええ。
サイラス
白夜の薙刀術は強力だと聞くからね。
是非学びたいものだよ。
そうだ。お互いの実力を知るために
手合せでもしてみないかい?
オボロ
…嫌よ。
サイラス
な、何だ…!?
お前、すごい顔にいなっているぞ…
俺と手合せするのが、
そんなに嫌なのか!?
オボロ
あなたというより…
暗夜の人間が嫌なのよ。
で、ついつい
こういう顔になっちゃうの。
あなたが悪い人じゃないってわかったら
そのうち戻るから、まあ気にしないで。
サイラス
そ、そうか…両国の遺恨を考えれば、
暗夜に対する敵意も無理はない。
じゃあいっそ、手合せでその敵意を
俺にぶつけてきたらどうだい?
オボロ
それも嫌よ。
今のこの気持ちを本当にぶつけたら…
私はたぶん、
あなたを殺してしまうから。
サイラス
……!
オボロ
そういうわけで、
今日のところは失礼するわ…
(オボロ、去る)
サイラス
オボロ…
何があったんだ、いったい…?
戻る
【サイラス×カゲロウ C】
サイラス
…ん?
カゲロウ。お前がやっているのは…
もしかして華道というものか?
カゲロウ
…そうだ。
サイラス
俺の国では花の作品を作るのは
貴族の女性のたしなみだが…
カゲロウ
お前は貴族の出か。
サイラス
ああ。そうだ。
カゲロウ
私もそうだ。
華道は幼少期から習っている。
サイラス
なるほど。
貴族のたしなみは
暗夜王国も白夜王国も変わらないんだな。
で、どんな作品になっているんだ。
ちょっと見せてくれ。
…うっ!?
カゲロウ
どうした?
サイラス
…これが…
お前の国では華道と言うのか?
カゲロウ
そうだが…どういうことだ?
サイラス
遠くから見ただけではわからなかったが…
なんというか…禍々しい作品だな…
地獄の底を垣間見たような
妙な気分になる色合いだ…
俺が文献で見た華道とは
かなり異なるような…
カゲロウ
そ、そうなのか…
サイラス
いや、それでも貴重な体験になった。
これが、異文化に触れるということなんだろう。
ありがとう、カゲロウ。
また作品を見せてくれ。
戻る
【サイラス×エルフィ C】
エルフィ
サイラス…
一つ、質問があるの。
サイラス
なんだ?
エルフィ
あなたはどうしてこの軍にいるの?
サイラス
ん…?
どういう意味だ?
エルフィ
わたしは親友でもあり主君でもある
エリーゼ様のためにここにいる…
毎日エリーゼ様のことを考え…
エリーゼ様のために悩み…
エリーゼ様のためにたくさん食べ…
エリーゼ様のために特訓を重ねている…
サイラス
そ、そうか。
噂通り…すごい思いの強さだな。
エルフィ
ええ。
エリーゼ様を守るという思いの強さなら、
誰にも負けないつもりよ…
でもわたしと違って、
あなたは誰の部下でもない。
だから、この軍にいる理由を知りたいの…
サイラス
ああ、そういう話か。
だったら俺もお前と同じだ。
エルフィ
…え?
サイラス
俺がなんのためにここにいるのか。
それは、
(マイユニット)のためだ。
俺も、毎日(マイユニット)のことを考え、
(マイユニット)のために訓練している。
(マイユニット)を助け、(マイユニット)を守る。
それくらいの気持ちだ。
俺たちは似た者同士だな。
エルフィ
…………
サイラス
な、なんだよ…
その不服そうな沈黙は…
エルフィ
いえ…
あなたがわたしと
同じというのが違う気がしたから…
サイラス
ど、どういうことだ。
対象人物は違っても、
俺だって強い思いを…
エルフィ
ごめんなさい。
悪気はないの…
でもなんだか…
わたしたちは違う気がする…
サイラス
エルフィ…?
戻る
【サイラス×ニュクス C】
サイラス
ニュクス。
ちょっと聞きたいことがあるんだが…
ニュクス
何?
サイラス
お前…
本当は俺より年上って本当か?
ニュクス
ああ、その話…
サイラス
いや、答えたくなければ答えなくていい。
女性に年齢のことを聞くなんて
マナー違反にも程があるからな。
ニュクス
いえ、別に問題ないわよ。
確かに私は貴方より年上のはず。
多分…かなり上かも。
サイラス
し、信じられない話だな…
その原因が呪いっていうのも本当なのか?
ニュクス
ええ、そうよ。
呪いのせいで成長が止まってしまっているの。
サイラス
…ニュクス、水くさいぞ。
どうして今まで黙っていた?
ニュクス
どうしてって…
みんなの前で
発表するようなことでもないし…
サイラス
まあ…それはそうだが。
しかし、いろいろ大変だろう。
成長が止まっていると…
ニュクス
まあね。
でも、こればかりは仕方ないわ。
サイラス
仕方ないなんて言うな。
諦めたら終わりだぞ?
ニュクス
えっ?
サイラス
俺がなんとかしてみせる。
困ってる仲間を
見過ごすわけにはいかないからな。
ニュクス
でも…
サイラス
呪いの解き方を調べてみる。
ちょっと待ってろよ!
戻る
【サイラス×モズメ C】
モズメ
…………
はぁ…
(サイラス、現れる)
サイラス
モズメ、どうしたんだ?
モズメ
サイラスさん…
…………
あたい、この隊を出ていったほうが
ええんかなあ。
サイラス
…なぜだ。
モズメ
なぜって…
サイラスさんもわかってるやろ…
あたい…全然、強くなれんから…
完全に足手まといや…
これでもけっこう訓練はしてるんやで…
でも、ちっとも身につかん…
他のみんなは才能があるから
訓練すればするほど伸びる…
でもあたいは違うんや…
田舎で農業をやっていただけの女や…
だから、どこかの村にでも行ったほうが
ええんちゃうかなって…
サイラス
そうか…
わかった。
モズメ
わかってくれるんやね…
愚痴ってしまってごめんな…
サイラス
いや、違う。
そういう意味の、わかったじゃない。
モズメ
えっ?どういうこと?
サイラス
これから訓練を始めるんだ。
俺が見てやる。
モズメ
えーっ?
無理や…あたいなんか…
サイラス
無理なんてことはない。
ほら、さっさと始めるぞ。
モズメ
えええ…
戻る
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