【サクラ×カザハナ C】
サクラ
カザハナさん、今少しいいですか?
カザハナ
サクラ!
うん、いいよ…
…じゃなかった。
サクラ様、いいですよ。
サクラ
いいんですよ、
余計な気遣いは不要です。
せめて二人のときくらいは、
昔のように接してもらえませんか?
カザハナ
う、う〜ん。
じゃあお言葉に甘えて。
…でもそれを言うならサクラだって、
いつも敬語じゃない?
サクラ
私はもうこれが…
口癖のようなものですし。
カザハナ
そ、そっか。
それならいいんだけど。
それで、何か用?
あたしにできることなら何でも言ってね!
サクラ
用というほどのことじゃないんですが…
カザハナさんとお喋りしたいなと思いまして。
最近よく、カザハナさんと出会ったときのことを
思い出すんです。
カザハナ
出会った時?それって…
あたしがサクラの部下になる前のこと?
サクラ
ええ、そうです。
カザハナさんがとってもお転婆で…
兵士の訓練に強引に参加したり、
野山をかけ回って修行して、
身体中に生傷が
絶えなかったころのことですよ。
カザハナ
え〜!
そんな昔の話やめてよ〜!
サクラ
うふふ…いつも私が手当てをしてあげてたの、
覚えてますか?
カザハナ
もちろん覚えてるよ!
サクラはいつでもあたしの後を付いてきて…
あたしの修行の手助けをしてくれてたよね。
ホントにありがとう…
サクラ
いえいえ。
カザハナ
でもいつだったか…
サクラがいつの間にかいなくなって、
山の中ではぐれちゃったことがあったよね。
サクラ
ええ…
カザハナ
あの時はホントにごめんね…
あたしってば昔からサクラのこと、
振り回してばっかりだったから…
サクラ
うふふ、そんな事ありません。
引っ込み思案な私にとって、
色々な所へ連れ出してくれる…
カザハナさんのような存在は、
とてもありがたかったんですよ。
カザハナ
そうなんだ…
そう言ってもらえると何だか救われるな。
サクラ
ええ、ですからカザハナさんは変わらず、
そのままのあなたでいてくださいね。
カザハナ
うん、もちろん!
…てっ、ええっ!?それってあたし、
昔から何も変わってないってこと?
ひ、酷いよ〜!サクラ〜!!
サクラ
うふふふ…
戻る
【サクラ×カザハナ B】
カザハナ
ねぇ、サクラ。
この前の昔話の続き、してもいいかな?
サクラ
カザハナさん。
ええ、いいですよ。
カザハナ
あたしも昔から思ってたんだ。
お転婆なあたしに付き合ってくれた
サクラはなんて優しい子なんだろうって。
それであたしはサクラのためだったら、
あたしの目標である、父上のような…
ううん。
それを越える侍になれそう…
そう思ってサクラの臣下になろうって
決意したんだよ。
サクラ
カザハナさん…
カザハナ
幼い自分自身との約束…
それがサクラの侍になるってことだったんだ。
サクラ
私が自分の臣下を
決めなければならない時が来たときも、
真っ先にあなたの名前を挙げました。
初めて私の臣下になる人はカザハナさんだって…
私はずっと昔から決めていたんです。
カザハナ
サクラ…
サクラ
周りの皆も、カザハナさんの剣術の才能は
とても評価していました…でも。
カザハナ
…?
サクラ
まだ年端も行かない少女ということで、
あなたに賛成しない人も多かったんです…
カザハナ
えっ?
そ、そうだったの…!?
サクラ
はい。直属の部下になる者は
技量よりも経験が必要だ…
カザハナさんにはそれが足りないって。
でも私、必死になって皆に詰め寄りました。
臣下になるのはカザハナさんがいいと。
カザハナ
そうだったの…ごめんね、サクラ。
そんな事があったなんて、知らなかったよ。
本当にありがとう…でも、どうして
サクラはそこまで私を推してくれたの?
サクラ
えっ!?
えと…それは…
す、すみません…
私、急用を思い出してしまいました。
カザハナ
えっ?
サクラ
カザハナさん、この話はまた今度にしましょう。
ごめんなさい…
(サクラ、去る)
カザハナ
ええっ…ちょっとサクラ?
と、突然どうしたの…?
戻る
【サクラ×カザハナ A】
サクラ
カザハナさん…
カザハナ
サクラ…
サクラ
すみません、この前言い淀んでしまいましたが、
私があなたを推した理由を言わせてください。
カザハナ
うん、教えてよ。
あたしすっごく気になってたんだよ?
サクラ
そうですよね…あんな風に途切れさせたら、
誰だって気になりますよね…ごめんなさい。
カザハナ
…………
サクラ
…………
私…あなたの事が本当に信頼できるって
思ったんです。
それは…あなたの身体中に残っていた傷痕。
服を着ているときは見えないし、
傷自体は回復していますが…
痕だけはまだ残っていますよね…
カザハナ
傷痕…
サクラ
あなたに付いていこうと木に登り、
落ちてしまった私を庇ってくれたとき。
野犬に襲われてカザハナさんに守って
もらったとき…
その度にあなたは傷ついていった。
女の子の身体なのに…
カザハナ
…サクラ。
サクラ
すごく申し訳ないと思う反面、
あなたならいつでもどんな場所にいても、
私を守ってくれるって…そう思えたんです。
カザハナ
そんなことだったの…
なぁんだ、安心したよ。
サクラ
そ、そんなことなんかじゃ…
カザハナ
あたしなんかサクラを困らせるようなことでも
しちゃったのかって思ってたよ。
でもどうしてこの間言わなかったの?
サクラ
そ、それは女の子のあなたに傷の話をするのが…
躊躇われてしまって…
この前あなたの手当てをしていたときに、
まだ残っている傷痕を見てしまったんです…
カザハナ
あはは、そんなこと悩む必要なんてないのに。
傷はあたしにとってサクラを守れた勲章だよ。
侍としての誇りってやつだね。
だからサクラはぜーんぜん、
気にしないでいいんだよ!
サクラ
ありがとうございます…カザハナさん。
本当に。
カザハナ
ううん、それだけサクラがあたしの事を
考えてくれてるってよくわかったよ。
こちらこそありがとう、サクラ。
そして、これからもよろしくね。
サクラ
はい。あなたはこれからも…
私のいちばんの親友ですよ。
戻る
【サクラ×ツバキ C】
ツバキ
はぁ…
ちょっと疲れちゃったなー。
サクラ
ツバキさん?
今、疲れてると仰いましたか…?
ツバキ
あっ!サ、サクラ様…!
い、いえいえ…
そんなことは言ってませんよー。
嫌ですねー、俺がそんな愚痴を
こぼすわけないじゃないですか?
サクラ
で、でも…
ツバキ
平気ですよ。
だから心配はご無用ですー。
サクラ
ですが…ツバキさんは先日の
大規模な戦闘に参加していましたし、
その直後に行われた戦略会議にも
出席していたんでしょう…?
加えて後列の輸送部隊の指揮もしていると
聞いていますが…
ツバキ
あ、はい、その通りです。
でも全部お茶の子さいさいですよー。
苦労なんて、
全然してませんのでー。
サクラ
ツバキさん…あなたの様々な能力に
みんなが助けられているのは知っています…
でも決して…
無理はしないでくださいね?
ツバキ
はい、もちろんですー。
サクラ
私は…あなたのその優れた才覚は、
努力によるものだとちゃんとわかっていますよ?
だからそんなに気を張らなくても…
ツバキ
サ、サクラ様…い、嫌だなあ。
その話は止めましょうよー。
サクラ
で、でも…!
ツバキ
さ、さて〜。
物資の調達を手伝わなきゃいけないんでしたー。
ではサクラ様、また後ほど…
(ツバキ、去る)
サクラ
ツバキさん…
戻る
【サクラ×サイゾウ C】
サイゾウ
くっ…失敗したか。
何とか逃げてきたが、
このままではいずれ敵に見つかる…
それにこの怪我では…
動くことも難しい、か。
我が軍の拠点まであとわずかだというのに…
俺は…ここまでなのか…
(サクラ、現れる)
サクラ
サ…サイゾウさん?
サイゾウ
ぬっ…誰だ?
暗がりでよく見えん。
サクラ
わ、私です…
サクラです。
サイゾウ
サクラ様…?
どうして…
サクラ
!!サイゾウさん、
なんてひどい怪我…!!
今から手当てしますから…
少し待っていて下さい!
サイゾウ
そ、それはいけません…!
いつ追手が来るかわからないのです!
あなたは早く、
皆の所へ戻るのです…!
サクラ
そ、そんな!
あなたを放ってはおけません!
今から祓串を使いますので
じっとしていてください…!
サイゾウ
くっ…だがしかし…あなたに何かあれば、
俺はリョウマ様に顔向けできません…!
サクラ
ふ、ふふっ…
サイゾウ
えっ?さ、サクラ様?
サクラ
すみません…
「顔向けできない」だなんて…
死んでしまったら、意味のないことなのに…
そう思ったら、
少しおかしくなってしまって…
サイゾウ
た、確かにそうですが…
サクラ
さぁ、もう少し大人しくしていてください。
二人で生きてみんなの所へ戻りましょう…!
サイゾウ
は、はい…
戻る
【サクラ×サイゾウ B】
サイゾウ
あの…サクラ様。
少しお時間…よろしいでしょうか?
サクラ
あ…サイゾウさん。
もちろん大丈夫ですよ。
サイゾウ
その…先日はありがとうございました。
おかげで命拾いをしました…
サクラ
いえいえ、サイゾウさんは
大事な仲間なんですから助けるのは当然です。
サイゾウ
あの夜…サクラ様はなぜあのような
場所にいらっしゃったのですか?
サクラ
あの日は…少し胸騒ぎがして…
でも今から思い返せば、サイゾウさんの
窮地を知らせるものだったのかもしれませんね。
サイゾウ
なるほど…サクラ様は巫女。
神通力も備わっているということですか。
サクラ
何はともあれ…
サイゾウさんが無事で何よりでした。
サイゾウ
あの…その…実は…
サクラ
サイゾウさん?
サイゾウ
これを…
サクラ
これは…白夜の城下町で評判の
和菓子ではないですか?
でも今は、
手に入れるのがとても難しいはず…
これは、どうしたんですか?
サイゾウ
その…サクラ様がこれをお好きと聞いて…
先日のお礼にと手配いたしました…
サクラ
これを…
サイゾウさんが…?
サイゾウ
は、はい…
サクラ
…………
うふ、うふふふ…
サイゾウ
なぜまた笑われるのですか?
サクラ
だって…サイゾウさんが、
和菓子の手配をしてくださっている姿を
想像すると面白くて…
サイゾウ
そ、それは…
サクラ
うふふふ…あ、すみません。
私、サイゾウさんの前だと笑ってばかりですね。
…じゃあこれは一緒に食べましょうか。
サイゾウ
い、いえっ…!俺はその…!
サクラ
こんなにたくさんあっても、
私一人ではとても食べられませんし…
サイゾウ
す、すみません…食べるわけには…
し、失礼致します!
(サイゾウ、去る)
サクラ
サイゾウさん…?
私…何か気に障るようなことでも
言ってしまったのでしょうか?
戻る
【サクラ×アサマ C】
アサマ
サクラ様。
少しお伺いしてもよろしいですか?
サクラ
は、はいっ。
なんでしょう…
アサマ
あなたはなぜ、そのように身を粉にして
献身的に働くのですか?
サクラ
えっ?そ、それは…
アサマ
仮にもあなたは王女でしょう?
もっとふんぞり返って、後方で楽をしながら
幸せに生きようとは思わないのですか?
サクラ
えと…その…私…
アサマ
しかも王族でも一番の末っ子ですよね。
皆に甘えるには絶好の立場じゃないですか!
サクラ
そ、そんな…!
アサマ
ああ、羨ましい、羨ましい。
恐らく仲間中が羨望の眼差しをあなたに送り、
かつその立場を利用しないあなたのことを、
不可思議に思っていることでしょうね。
サクラ
で、でも…私は…!
アサマ
ああ、嫌だ嫌だ。あなたの近くにいると、
私は嫉妬の炎に焼かれてしまいそうです。
というわけで…さようなら。
ごきげんよう、サクラ様〜
(アサマ、去る)
サクラ
あ、あうう…何も言えませんでした。
戻る
【サクラ×アサマ B】
アサマ
やや、サクラ様。
またお会いしてしまいましたね。
サクラ
ア、アサマさん…
アサマ
とはいえ、私はあなたの傍にいると、
あなたが立場を利用しないでいることが
じれったいと歯ぎしりしてしまいそうなので、
早速ですが立ち去るとしましょう。
サクラ
あ、あの…!
アサマ
はい?
サクラ
そ、そんな風に言うの…
止めてくれませんか?
アサマ
そんな風にとはどんな風にですか?
サクラ
お、王女なのに偉そうにしなくて愚かだとか…
そ、そういうことです!
アサマ
何故です?
王族というのは皆の憧れでしょう?
そういう星の下に生まれたんですから、
精一杯良いところに生まれた幸運を享受して、
満悦して、皆に見せびらかして、
自慢すればいいじゃないですか?
サクラ
そ、そんなこと…
アサマ
ああ…嘆かわしい。あなたは逆の意味で
立場をわきまえていない御方ですねぇ。
その自信なさげで慎まやかな態度も
もはや逆効果でしかないです。
皆からの羨望と嫉妬とイライラで、
あなたはきっと押しつぶされてしまいますよ。
サクラ
そんな風に意地悪ばかり言うのは…
も、も、も…
もう止めてくださーーーいっ!!!!
(バシィーッ!!)
アサマ
ぐはっ!!!!
は、祓串で殴ったのですか!?
なんて罰当たりな…!
サクラ
アサマさんなんて…アサマさんなんて…
き、嫌いですーーーっ!!!
(サクラ、去る)
アサマ
痛たたた…実力行使をされるとは…
姫君のくせになんと野蛮な…
と言ってもサクラ様は
もういらっしゃいませんね…
いやはや…困ったものですね。
戻る
【サクラ×アサマ A】
アサマ
サクラ様、今よろしいですか?
サクラ
…………
アサマ
あの…サクラ様?
サクラ
ア…アサマさんは嫌いです!
私の言うこと全然聞かずに
酷いことばかり言うんですもの…
アサマ
その件について謝罪しに来たのですよ。
サクラ
えっ…?
アサマ
実は軍内で私がサクラ様を虐めたという
根も葉もない噂が広まっているようでして…
というわけで、私は心にもない謝罪を言いに
ここへやってきたというわけです。
サクラ様、申し訳ございません。
サクラ
い、今、さらりと「心にもない謝罪」と
仰ったような…
つまりそれって…心の奥では、
全然謝る気がないということじゃないですか?
アサマ
おや、ばれてしまいましたか。
サクラ
うっ…うっ…
そんな謝罪なんて聞きたくありません!
アサマさんなんて、
だいっきらいですーーー…!
アサマ
わわっ!?
祓串で殴りかかろうとするのはやめてください!
話を最後まで聞いてくださいよ!
サクラ
…話?
アサマ
実はこれを…
お詫びの印としてお持ちしたのです。
サクラ
これは…
…ああああっ!!
こっ…これは…白夜の霊山で
僅かしか作られないという護符…!?
これはとても貴重な物のはずでは…!
アサマ
ええ、そうですよ。
私はどうも口下手で…言葉で謝罪の気持ちを
お伝えするのは難しいと思いましたのでね。
貴重な物を何とか手に入れて、
こうしてあなたに差し上げに来たのです。
あなたは巫女ですから、この護符の有難さは
よく理解されているでしょう?
サクラ
も、もちろんです…!
アサマ
では、手っ取り早く
これで手打ちにしてください。
サクラ
な、なんだか釈然としない言い方ですが…
でも、おれもアサマさんが
口下手なせいなんですよね。
…わかりました。
もう怒るのはやめにします。
アサマ
ありがとうございます。
その護符に免じて…
これまでの数々の失言、どうかお許しください。
サクラ
はい…
アサマ
それにしても…物であっさり釣られるなんて、
サクラ様はちょろい御方ですねえ。
サクラ
も、もうー!
アサマさんはやっぱり意地悪です!
戻る
【サクラ×アサマ S】
サクラ
あ、アサマさん…
アサマ
サクラ様。先日の護符はちゃんと
持っていただけていますか?
サクラ
も、もちろんです。
肌身離さず大事に持ち歩いています。
アサマ
そうですか。なら私と結婚しましょう。
サクラ
えっ…?
ええええーーーっ!!!
ど、ど、どうしてそういう事に!?
アサマ
あれっ?言ってませんでしたっけ?
その護符は求婚の証としてお渡ししたんですが。
サクラ
き、き、聞いてません!
アサマ
そうでしたかねぇ…
まぁでも前後しましたが、そういうことです。
サクラ
どういうことですか!?
アサマ
私はあなたが気になっているということです。
あなたがどうして王族なのに
その立場を利用しないのか…?
あなたが周囲の様々な思惑に当てられて、
壊れていってしまわないか、
私はもっとあなたの近くで見て、
そして楽しみたいのです。
サクラ
それって…解釈によっては私のことを
心配してくれているということですか…?
アサマ
…………
サクラ
ふふ。返答がないということは
図星ということでいいですね?
アサマ
ええ。どう思うのかは
個人の自由ですから。
サクラ
そうですか。
実は私…アサマさんは私のことを、
心配してくれてるんじゃないかって
ずっと思っていたんです…
だから…
私、あなたの事が…好きでした。
アサマ
えっ?
サクラ
最初から好きだったんですよ?
でも…あなたはいつも表向きは
意地悪なことばかり言うから…
だから好きな人に悪口を言われたみたいで、
悲しくなって、泣いてしまったんです…
アサマ
なるほど。私のせいで泣いてしまったり、
変な噂を立てられたりしたわけですよね。
それならば責任を取ってあげるためにも、
ますます結婚しなければならないですね。
でも…そうですか、良かったです。
これは相思相愛というやつではないですか?
サクラ
うふふ…そうですね。なら改めて。
この護符を求婚の証として受け取ります。
アサマ
ありがとうございます、サクラ様。
これからもよろしくお願いしますね。
サクラ
はい、こちらこそ。
戻る
【サクラ×ヒナタ C】
サクラ
ふう…今日も無事、
闘いが終わって良かったです。
(ヒナタ、現れる)
ヒナタ
サクラ様!
サクラ
あ、ヒナタさん。どうしたんですか?
ヒナタ
サクラ様…今日の戦闘中、
少し腰が引けていませんでしたか?
サクラ
す、すみません…
今日の敵はその…少し怖かったので…
ヒナタ
そ、そうですか…
ですが、その気持ちが姿勢に出てしまうと
敵に付け狙われてしまいますよ。
サクラ
そ、それは困ります…!
私、どうしたらいいんですか?
ヒナタ
そうですね…
やはり稽古などで気持ちを強くしていくことが、
大切なのではないでしょうか?
そうすれば戦闘中も強気になり、
敵に臆さない堂々たる姿勢となるでしょう!
サクラ
気持ちを強くする稽古…
ヒナタ
はい!良かったら俺がばっちりと
教えて差し上げますよ!
サクラ
ええっ?
ヒナタさんが教えてくださるのですか?
ヒナタ
当たり前じゃないですか!
愛らしいサクラ様のためならなんでもしますよ!
サクラ様は大船に乗ったつもりで
お任せください!
サクラ
ううっ…でも…
ヒナタ
それでは準備をしたらお呼びしますねー!
(ヒナタ、去る)
サクラ
ヒナタさんから受ける稽古、ですか…
なんだかそれが不安です…
戻る
【サクラ×ニシキ C】
ニシキ
ふあぁあ……
今日はのんびりできそうだし、どこかに
お昼寝できるいい場所はないかな?
サクラ
…………
ニシキ
ん?
あそこの木陰にいるのはサクラ?
サクラ
すぅ…すぅ…
むにゃ…
ニシキ
気持ち良さそうに寝てる…
確かに良い風が吹いてるし、
とっても快適そうだなぁ。
サクラ
…ふぁ?
ニシキ
あ、起きたみたいだね。
おはよう、サクラ。
サクラ
!きゃああああ!!
ニシキ
ええっ!?
サクラ
あ…
ニシキさんだったんですね。
ごめんなさい…びっくりして
大きな声を出しちゃいました。
ニシキ
ううん、ボクの方こそごめんね。
あんまり気持ち良さそうに寝てたから
ついつい覗き込んでしまったよ。
サクラ
あ…私、いつの間にか
寝ちゃってたんですね。
あの…このことはみんなには
言わないでもらえませんか?
ニシキ
ん?たあまにお昼寝するくらい
いいと思うけど?
サクラ
お昼寝じゃないんです!
うっかりしてウトウトしてただけなので…
でも…みんなに知られるのは
ちょっと恥ずかしいです。
ニシキ
うーん、そういうものなのかな?
…あ、それなら今度は
ボクと一緒にお昼寝しようよ!
サクラ
ええっ!?
ニシキ
ボクはお昼寝が大好きなんだ。
サクラが寝ていた場所はとっても
気持ちが良さそうだからさ、
一緒に寝させてもらえると嬉しいな。
サクラ
え、ええと…
ニシキ
サクラも一人じゃなかったら
別にいいでしょ?
ほら、「うたた寝みんなで寝れば怖くない」
って言うじゃない?
サクラ
は、初耳です!
ニシキ
そうか…妖狐の里では言うんだけどね。
まぁいいや。よーし、決まり!
それじゃあ、また声をかけるから!
楽しみにしてるよー!
サクラ
は、はい…
戻る
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