【アクア×サクラ C】
サクラ
アクア姉様…
アクア
あら、サクラ。どうしたの?
サクラ
最近あまり…アクア姉様から
聞くことがなくなった…と思いまして。
アクア
えっ?
聞くって…何を?
サクラ
あの…その…
こ、怖い…話、です…
アクア
ああ…なるほど。
確かに戦争が激化してから、なかなか
話せる機会はなくなってしまったわね。
ふふふ…
でもサクラったら相変わらず好きなのね。
怪談話。
サクラ
す、す、好きなわけではないんです…!
た、ただ…アクア姉様がああいう話をすると、
聞き逃せなくなってしまうというか…
気になってしまって…!
アクア
ふふふ…恐怖心というのは人間にとって、
ある種の娯楽になると聞いたことがあるわ。
昔話に怪談めいた小話が多いのも、
そういった心理に基づいているんでしょうね。
サクラ
そうなんですね…
アクア
私たち二人は昔から大勢の人の前で
話したりするのが苦手だったから…
子供の頃はよく二人で部屋に籠って、
怖い話をしてたわね。
サクラ
うふふ…そうですね。懐かしいですね。
アクア
サクラったら涙目になって
身体をブルブル震わせているくせに、
続きを話してって何度もねだったわよね?
最後には泣き出すのが目に見えてるのに。
サクラ
ううっ…!小さい頃の話じゃないですか〜!
アクア姉様、それ以上は言わないでください〜!
アクア
うふふふ…
戻る
【アクア×ツバキ C】
アクア
………
そこにいるのは…誰?
(???、現れる)
???
見つけたぞ…!
アクア
誰?
あなたなんて知らないわ。
???
黙れ、アクア王女…
そして大人しく死んでもらう!!
きえええーーーっ!!
(キィィーーン!)
(アクア、消える)
(ツバキ、現れる)
ツバキ
アクア様!
大丈夫ですかー!?
(ツバキ、消える)
(アクア、現れる)
アクア
ツバキ!!
(アクア、消える)
(ツバキ、現れる)
???
くっ…余計な邪魔が入ったか!!
ツバキ
さて、どうするー?
今のつばぜり合いで、
大体君の実力はわかっちゃったよー。
???
なにっ!?
ツバキ
恐らく君は俺には勝てないだろうねー。
あとここに来る前に人を呼んでおいたから、
加勢がすぐに来るはずだよー?
???
チッ…覚
えていろっ!!
(???、消える)
ツバキ
ふぅ…アクア様、ご無事ですかー?
(アクア、現れる)
アクア
ええ、何ともないわ…
ツバキ
全く敵の刺客がこんなところにまで
入ってくるなんてー。
警備が完璧じゃなかったんですかねー?
アクア
…………
ツバキ
おおよそ敵の目的は、白夜の姫君の暗殺…
といったところでしょうねー。
こちらの士気の低下を謀っているんだと
思いますー。
アクア
そうかもしれないし…
違うかもしれないわね…
ツバキ
えっ?
どういう意味ですか…?
アクア
い、いえ…何でもないわ。
ツバキ、ありがとう。
ツバキ
いえ…
(アクア、去る)
ツバキ
アクア様の今の発言…
どういう意味だろう…?
戻る
【アクア×サイラス C】
サイラス
アクア様。
少しいいですか。
アクア
サイラス、どうしたの?
サイラス
…………
…これから俺が言うことは
大変な失礼に当たるかもしれません。
でも、どういう言い方をしても
あなたを傷つけることになるでしょうから…
だから、単刀直入に言います。
アクア
ええ…わかったわ。
サイラス
…アクア様。
あなたは…
どんな秘密を持っているのです?
アクア
秘密?
どういうこと?
サイラス
あなたは口数も少なく、
感情を表に出すこともほとんどない。
俺にはとても謎めいた人に見えます。
あなたのことを一つ知っても、
その奥にはまた一つ秘密があるのかも…
そんなふうに思えてしまうのです。
アクア
…………
サイラス
…戦況は刻一刻と
深刻さを増しています。
そんな状況の中、
あなたを見ていると不安になるのです。
もしかしたら…
この方はよからぬことを
考えているのではないか…と。
アクア
不安にさせてしまったのなら謝るわ。
ごめんなさい。
でも私は何も企んでいないし…
おかしな機密も持っていないわ。
サイラス
そうですか…
ただ、(マイユニット)の
親友として言わせてください。
(マイユニット)はあなたのことを
信じ切っています。
そんな(マイユニット)を
欺くようなことをしたら…
俺は許しません。
アクア
…………
戻る
【アクア×サイラス B】
サイラス
!?
誰だ!
アクア
…………
サイラス
アクア様!
俺の寝込みを襲うとは…
まさか、あなたは…!
アクア
違うのよ…
サイラス
違うって何が…
!?
こ、こいつは…!?
アクア
心配しないで。
この魔物にはもう戦う力はない…
すぐに溶けて消えていくわ。
水のように…
サイラス
アクア様……
アクア
また眠れなくて散歩をしていたら、
こいつの姿が見えたの。
あなたの天幕を
襲おうとしていたから…
でも、なんとか
倒すことができて良かった。
サイラス
すみませんでした。
そんなこととは知らず…!
アクア
気にしないで。
誤解されるのは慣れてるわ…
(アクア、去る)
サイラス
アクア様……
戻る
【アクア×ヒノカ C】
ヒノカ
アクア…すまん!
アクア
…ヒ、ヒノカ?
いきなり、どうしたの…?
ヒノカ
あ、ああ…確かに唐突だったな…
いや…その…!
アクア
いいから落ち着いて。
あなたは仮にも私のお姉さんなのよ?
ヒノカ
あっ…あははは。
すまない。
これではどちらが姉かわからないな。
アクア
ふふっ…そうね。
で、一体どうしたの?
ヒノカ
私は昔から…
暗夜を打倒することや、
(マイユニット)を取り戻すことばかり
優先させて生きてきた…
そのせいかお前のことをあまり気にかけて
やれなかったと思ってな。
今更それに気づき、お前に謝罪の一言でも
言わねばと思ったんだ…
アクア
そんなことを言うためにわざわざ?
それならリョウマやタクミ、
サクラはどうなるの?
ヒノカ
きょうだいのことで言うなら
リョウマ兄様の手助けはしてきたし、
タクミやサクラは私から見れば
少し頼りないからな…面倒は見てきたつもりだ。
アクア
つまり私だけ、あんまり面倒を
見られていなかったということ…?
ヒノカ
そ、そういうわけではない!
アクアも私の大切な妹だ。
だが、共に過ごす時間が他のきょうだいより
少なかったのではないかと思ってな…
アクア
ふふふっ…そんなこと、全然気にしないわ。
大丈夫だから安心して。
私はもともと、
一人でいることが好きだったし…
ヒノカはとても優しいから、私の気持ちを
尊重してくれていたのでしょう?
ヒノカ
アクア…
アクア
ああ、そうだわ。
私ずっと、ヒノカにあげたいものがあったの。
ヒノカ
えっ…?
アクア
昔ね…ヒノカの誕生日のお祝いに、天馬を
あしらった小物を渡そうと思ったんだけど、
その時あなたは天馬武者としての修行中で、
いつも鬼気迫る感じだったから、
水を差してはいけないと思って、
渡しそびれていたのよ。
ヒノカ
アクア…お前はそんなことを…!
私はなんと言って詫びれば良いのか…
アクア
もう、大袈裟ね。
それぐらいのことで謝るのはよして。
私も渡しそびれていただけだし、
今回それを受け取ってくれれば嬉しいわ。
いま取りに行ってくるから、
ちょっとここで待っていて。
(アクア去る)
ヒノカ
アクア…
戻る
【アクア×アサマ C】
アサマ
…………
アクア
アサマ。さっきから私のことを
じっと見て…何か用?
アサマ
アクア様…
あなたに一度お伺いしたかったんです。
アクア
えっ?
アサマ
あなたは私たちの軍内で、
重要な役目を担っていらっしゃる人物です。
アクア
な、何なの?唐突に…?
アサマ
皆からの信頼もあり、そして立場としても、
皆を導いていかなければならない…
現にあなたは
世界に平和を取り戻すため、
常に尽力していらっしゃいますよね?
アクア
…………
アサマ
あなたは一見すると、私たちの軍における
正義の御旗そのものです。
しかし…その内面にはもっと別の…
何かが潜んでいるのではないですか?
アクア
別の…何か?
アサマ
ええ…普段のあなたからは
おおよそ予想もつかないような、
暗く深く沈んだ心の闇…
世界を守りたいと思いながらも、
結局はなるようにしかならないのではという、
どこか達観したような佇まい…
そう、それはどちらかというと、
私の側の人間に近いような印象です。
アクア
…………
アサマ
あなたからそういった冷めた胸中を
感じてしまうんですが…どうです?
アクア
たとえそうだとしても…
あなたに答える義理はないわ…
(アクア、去る)
アサマ
おやおや…行ってしまわれましたね。
戻る
【アクア×ツクヨミ S】
ツクヨミ
アクアよ。
今少し時間はあるだろうか?
アクア
ええ。今日も旅の話を聴きたくなったの?
ツクヨミ
い、いや…
今日はその話ではないのだ。
アクア
そうなの…?
ツクヨミ
…………
アクア
ツクヨミ、どうしたの?
ツクヨミ
お前から見れば私はやはり…
まだ子供なのだと思う。
アクア
この間のことを気にしているのね?
ごめんなさい、私…軽率だったわ。
ツクヨミ
い、いや…事実なのだから仕方ない。
それよりも私は…
いつか心身ともに大人になり、
そしてアクアを守りたいと
思っているのだ…!
アクア
えっ…そ、それは…
ツクヨミ
アクアを守れるような大人になって、
世界が平和になった暁には…
世界中を巡り、アクアが訪れた美しい場所を
今度は二人で訪れて…
アクアの嫌な思い出が全て消し飛ぶくらい、
楽しい旅の思い出を作りたいのだ…!
アクア
ツクヨミ…
ツクヨミ
どうだろうか…?
私の告白を受け入れてくれないだろうか…?
アクア
…………
ええ、喜んで。
ツクヨミ
!アクア…!
アクア
私もあなたのおかげで自分の人生も
まだ捨てたものではないって…
幸せなことも沢山あったんだって…
思うことができたわ。
そしてこれからは二人でもっともっと
幸せになりたい…そう思っているのよ。
ツクヨミ
そうか!良かった!
また子供扱いされて軽くあしらわれて
しまうのかとヒヤヒヤしてしまったぞ…!
アクア
うふふ…心配症なのね。
でも杞憂で良かったわね。
私もちゃんと…あなたを見ていたわ。
ツクヨミ
これからもよろしく頼むぞ。アクア。
アクア
ええ、こちらこそよろしくね、ツクヨミ。
戻る
【アクア×タクミ C】
タクミ
…アクア姉さん。
どうしたの?こっちをジロジロ見て?
アクア
タクミ、着物の裾がめくれてるわ。
ちゃんと直したほうがいいわよ。
タクミ
なんだ。そんなことか…
アクア
あとさっきの昼食の時に
野菜を残したりしていなかった?
ちゃんと好き嫌いせずに食べなきゃダメよ。
タクミ
べ、別に嫌いなわけじゃない。
ちょっと食欲が湧かなかっただけだ。
アクア
そう…
タクミ
まったく…
あんまり子供扱いするなよ。
アクア
そうね、ごめんなさい。
…………
タクミ
今度は何?
アクア
…いえ、何でもないわ。
タクミ
なんだよ、言いたいことがあるなら言えよ。
気になるだろ?
アクア
その…昔ミコト女王に言われていたことを
思い出していたのよ。
タクミ
母上に?
アクア
ええ。生前ミコト女王は、
私によく言っていたわ。
リョウマとヒノカ、タクミとサクラとずっと、
きょうだいのように仲良くして欲しいって…
タクミ
そうなんだ…でも、
無理にそうする必要なんてないと思うな。
アクア
え?
タクミ
僕らはもうある程度信頼し合ってるんだし、
子供でもない。
母上の願望はもっともだけど…アクア姉さんも
それに縛られる必要はないと思う。
アクア
…そうね。
タクミ
ああ、だからあんまり気にしないほうがいいよ。
アクア
わかったわ。
タクミ
じゃあ僕、もう行くから。
(タクミ、去る)
アクア
…………
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【アクア×ハロルド C】
アクア
ユラリ、ユルレリ…
泡沫…♪
(ハロルド、現れる)
ハロルド
…………
アクア
…ハロルド?
盗み聞きはよくないわね。
いるなら声をかけてちょうだい。
ハロルド
も、申し訳ありません。
素晴らしい歌声に聞き入ってしまって…
…………
あの…
その…
アクア
どうしたの?
ハロルド
お久しぶりです。
アクア様…
アクア
久しぶり?
どういうこと…?
ハロルド
あなたがまだ暗夜にいた頃…
私たちは一度だけ会ったことがあるのです。
アクア
えっ?
そうだったの?
ハロルド
いや、おわかりにならなくて当然です。
もう十年以上前のことですし…
私たちは互いに子供でしたから…
…………
アクア
そうなのね。
だったら今度、時間のあるときにでも教えて。
私とあなたが出会ったときのことを。
ハロルド
は、はい!
もちろん、喜んで!
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