【ジョーカー×エリーゼ C】
エリーゼ
あっ!
ジョーカーだ!
ジョーカー
これはエリーゼ様。
今日もお元気そうで何よりです。
エリーゼ
あのね、ジョーカー。
たまには一緒に遊ばない?
ジョーカー
遊び、ですか?
というと?
エリーゼ
そうね!
鬼ごっことかはどうかしら?
ジョーカー
これは驚きました。
そのような遊びは
すでにご卒業していたと思っていましたが…
エリーゼ
た、たまにだからいいの!
ね、やろう!
あたしが逃げるから、
ジョーカーは鬼をやってね!
それ!
逃げろー!
(エリーゼ、去る)
ジョーカー
…………
(エリーゼ、現れる)
エリーゼ
も、もう!
なんで追いかけてきてくれないの?
ジョーカー
申し訳ありません。
私は鬼ごっこは卒業していまして…
エリーゼ
むー!
じゃあ、なんの遊びならいいの?
ジョーカー
そうですね…
かくれんぼはいかがでしょうか?
エリーゼ様はお隠れになってください。
私が鬼となり、探しますので。
エリーゼ
わかった!
じゃあ、隠れるね!
(エリーゼ、去る)
ジョーカー
…………
さて…
自分の仕事を続けるかな。
戻る
【ジョーカー×エリーゼ B】
エリーゼ
ジョーカー!
今日も一緒に遊ぼう!
ジョーカー
…わかりました。
では、かくれんぼにいたしましょう。
エリーゼ
かくれんぼはダメ!
ジョーカー、
全然、見つけてくれないんだもん!
この間だって、何時間も
あたしを見つけられなかったでしょ?
ジョーカー
はっはっは。
エリーゼ様は隠れるのがお上手ですからね。
エリーゼ
とにかく、今日はかくれんぼは嫌なの!
他の遊びを一緒にしましょ!
ジョーカー
しかし、私は
かくれんぼ以外の遊びを知らないので…
エリーゼ
そうだ!
近くのお花畑に行きましょ!
ジョーカー
申し訳ありません。
私はお花畑も卒業しておりまして…
エリーゼ
そんなの関係ないもん!
さ、一緒に行くわよ!
ジョーカー
………
(暫しのち)
エリーゼ
これをこうして…
あれ、こうするんだっけ?
ジョーカー
花冠を作っているのですか?
エリーゼ
うん!
久しぶりだから上手くできないけど…
ジョーカー
そうですか。
では、私はこのへんで失礼しますね。
エリーゼ
なんでよー!?
さっき、きたばっかりでしょ?
ジョーカー
いえ、エリーゼ様お一人でも
充分、楽しそうに遊ばれているので…
エリーゼ
ダメ!
ジョーカーも一緒にいて!
ジョーカー
…かしこまりました。
エリーゼ
もうすぐできあがるからね。
できたらジョーカーにあげるね。
ジョーカー
私に花冠を?
エリーゼ
うん!
ジョーカーはいつも優しいし、
あたしと一緒に遊んでくれるから!
ジョーカー
…………
私も花冠を作りましょう。
エリーゼ様に差し上げるために。
エリーゼ
本当に?
やったー!
ジョーカー
ふっ。
でも、私の方が作るのは上手ですよ。
エリーゼ
えへへ!
あたしだって負けないもん!
戻る
【ジョーカー×エルフィ C】
ジョーカー
なっ!?
お、お前、何を食べている!?
エルフィ
もぐもぐ…
…お菓子よ?
ジョーカー
お菓子よ、じゃない!
それは(マイユニット)様に用意したものだぞ!
エルフィ
そうだったの?
でも、置いてあったから…
それに、わたし…
特訓終わりでお腹も空いてて…
…もぐもぐ。
ジョーカー
た、食べるのを止めろ!
エルフィ
でも、このお菓子…
美味しいから手が止まらないわ…
もぐもぐ…
ジョーカー
こ、このままでは、
全部、無くなってしまう!
ちっ!
手が止まらないなら力ずくで止めるぞ!
ぐおおおおおおおっ!
エルフィ
もぐもぐ…
ジョーカー
び、びくともしないだと!?
エルフィ
あなたでは止められないわ。
わたし、力だけは自信があるから…
ジョーカー
くっ…
茶菓子が…
全て無くなってしまった…
エルフィ
ごちそうさまでした…
本当に美味しかったわ…
戻る
【ジョーカー×エルフィ B】
エルフィ
ふんっ!
ふんふんっ!
(ジョーカー、現れる)
ジョーカー
水の入ったタルで、
お手玉をしているのか…
そんなバカみたいな特訓をしていれば、
腹が空くのも当然か…
エルフィ
ジョーカー…
もしかして…
お菓子を持ってきてくれたの?
ジョーカー
バカめ。
持ってくるはずがないだろう。
この間の茶菓子だって、
お前のために用意したものではないしな。
エルフィ
悲しいわ…
ものすごく悲しい…
(グシャ!)
ジョーカー
た、タルを握り潰すな!
エルフィ
ごめんなさい…
つい、手に力が入っちゃって…
ジョーカー
お前はそんな無茶な訓練を
毎日、飽きもせず続けているのか?
エルフィ
そうよ…
仲間を守るために…
もっと強くなりたいから…
ジョーカー
ほう。
仲間のために、か。
エルフィ
仲間の身を守る…
たとえ、この命に代えても…
それが…
わたしの仕事だから…
ジョーカー
つまり、お前は…
仲間のためなら死ねる、と。
エルフィ
そうね…
迷いはないわ…
ジョーカー
俺のためには死ぬなよ。
迷惑だからな。
エルフィ
…迷惑?
ジョーカー
ああ。
大迷惑だ。
考えてもみろ。
命懸けで守られる側のこともな。
もし、俺を守るためにお前が死んだら…
一生、お前のことを忘れられなくなる。
そんな重荷を背負うのはごめんだ。
だから、俺のために死ぬことは許さん。
エルフィ
…………
戻る
【ジョーカー×エルフィ A】
エルフィ
ジョーカー…
ジョーカー
エルフィか。
茶菓子ならないぞ。
エルフィ
今日はお菓子はいらないわ…
話があってきたから…
ジョーカー
ほう、めずらしいな。
で、話とはなんだ?
エルフィ
この間、言ってたわよね?
俺のためには死ぬなって…
ジョーカー
ああ、言ったな。
そんな重荷を背負って
生きていくのはごめんだからな。
エルフィ
でも…
そんなこと言われても困る…
ジョーカーはわたしの仲間だから…
仲間の命は…
わたしの命に代えても守りたい…
ジョーカー
…………
なら、死なないように俺を守れ。
エルフィ
わたしが死なないように…
ジョーカー
俺を守ろうとするのはかまわん。
だが、それでお前が死ぬことは許さん。
エルフィ
簡単に言ってくれるけど…
なかなか難しいことだと思うわ…
ジョーカー
別に難しいことではない。
お前は今までもそうしてきたではないか。
ここに生きて立っているのがその証だ。
エルフィ
そうね…
ジョーカー
わかったな
お前は死なないように俺を守れ。
エルフィ
…………
この身に代えても
仲間の命はわたしが守る。
その気持ちは今も変わらないけど
なるべく頑張ってみるわ。
私も死なないように
ジョーカーの命を守ってみせる…
ジョーカー
ふっ。
それならいい。
戻る
【ジョーカー×ルーナ C】
ルーナ
これとこれをちょうだい!
後、あそこにあるのも全部買うわ!
ジョーカー
バカみたいに
買い物をしている女がいたかと思えば…
ルーナだったか。
ルーナ
ちょっと、ジョーカー!
バカみたいにってどういうことよ!
ジョーカー
見て感じたことを言ったまでだ。
で、そんなに大量の
ツボを買ってどうする気だ?
ツボ屋でも始める気か?
ルーナ
な、何に使うのかなんていうのは…
買った後に考えればいいことじゃない!
ジョーカー
なるほど。
本当にバカな買い物をしていたんだな。
ルーナ
し、仕方ないじゃない…
目に付いちゃったんだから…
っていうか、自分のお金なんだから、
何を買おうがあたしの勝手でしょ!
ジョーカー
そうだな。好きにしろ。
俺には微塵も関係のないことだ。
で、その大量のツボは
どうやって運んで帰るんだ?
ルーナ
えっ?
そ、それは考えてなかったかも…
もしかして、一緒に運んでくれようとして…
あたしに声をかけてくれたの?
ジョーカー
…………
ルーナ
ジョーカー…
あ、ありがとう…
な、なんて…
絶対に言わないんだからね!
ジョーカー
言わなくていい。
ツボを運ぶ気はさらさらないからな。
では、俺は帰る。
まぁ、自分でなんとかするといい。
ルーナ
はぁ!?ひ、ひどい!
あたしのありがとうを返しなさいよ!
戻る
【ジョーカー×ベルカ C】
ジョーカー
ベルカ。
お前、殺し屋をやっていたそうだな。
ベルカ
…それが何か問題なの?
ジョーカー
いや、問題など何もない。
ただ、お前に依頼をしたいと思ってな。
ベルカ
…冗談は好きでないわ。
ジョーカー
冗談などではない。
俺はお前に殺しの依頼をしたいんだ。
請け負ってくれるか?
ベルカ
…一応、話だけは聞く。
ジョーカー
最近、害虫どもが
保管してある食い物を荒らしていてな。
お前に、そいつらを一匹残らず
殺してもらいたい。
ベルカ
…………
ジョーカー
どうした?
請け負ってはくれないのか?
ベルカ
…冗談は嫌いだと言ったはずよ。
ジョーカー
わからない奴だな。
俺は真剣にお前に頼んでるんだ。
相手が害虫だろうが殺しは殺しだ。
むしろ、人を殺すよりも簡単だと思うがな。
ベルカ
…………
…あなた、目障りだわ。
戻る
【ジョーカー×ベルカ B】
ベルカ
…………
ジョーカー
ベルカ。
どうだ、気は変わらないか?
ベルカ
ジョーカー…
…私は害虫の駆除などできない。
…人の殺し方しかわからないから。
ジョーカー
…………
ベルカ
本当にわからないの…
人を殺す以外は…
それしか学んでこなかったし…
それ以外を学ぶ必要もなかった…
ジョーカー
ふっ。
ずいぶんと偏った教育を受けてきたんだな。
どこで生まれれば、
そのような生き方になるんだ?
ベルカ
それもわからない…
物心がついたときにはすでに貧民街にいた。
そこで出会った大人たちから学んだことが…
今の私を形作る全て…
ジョーカー
だから、人は殺せても、
害虫の殺し方はわからないというわけか…
お前は面白い奴だな。
ベルカ
…………
ジョーカー
安心しろ。
害虫の件はもうお前には頼まない。
仕方ないから…
俺が自分でなんとかするとしよう。
ベルカ
それなら…
最初から私になど…
頼まなければよかったのに…
ジョーカー
俺がやりたくない仕事を
お前に頼んでいただけだ。
何か問題でもあったか?
ベルカ
ふふっ…
何も問題はないわ…
人がやりたくないことを引き受けるのが…
私の仕事だから…
戻る
【ジョーカー×ベルカ A】
ベルカ
…………
ジョーカー
いつにも増して暗い顔をしやがって。
こっちまで気が滅入ってしまう。
ベルカ
ジョーカー…
ジョーカー
いつも笑っていろとは言わんが、
もう少しマシな顔はできないのか?
ベルカ
それはあなたも同じでしょ?
ジョーカー
冗談を言うな。
俺はいつでも爽やかな顔をしているぞ。
ベルカ
ふっ…
そう思っているのはあなただけよ…
ジョーカー
ちっ。
で、何かあったのか?
ベルカ
…少し、怖いの。
ジョーカー
ほう。
それは興味深いな。
お前ほどの腕を持つ者が、
一体、何を恐れるというんだ?
ベルカ
自分が変わってしまいそうな気がして…
ジョーカー
どういうことだ?
ベルカ
今も昔も私がやっていることは同じ…
依頼を受け、誰かを殺す…
命令を受けて、敵を殺す…
どちらも同じこと…
やっていることは昔から何も変わらない…
それなのに…
ここにいると…
いつか、
それをできなくなりそうで…
今までの私でいられなくなるような…
そんな気がするの…
ジョーカー
ここにいたら、
嫌でも他の者たちと絡むことになるからな。
人との出会いが
お前の心境を変化させてるんだろ。
ベルカ
そうだと思う…
ジョーカー
で、その今までのお前というやつには…
それほどの価値があるものなのか?
ベルカ
…どういうこと?
ジョーカー
もし、今までのお前というやつに
価値を見出すことができないのならば…
そんなものは喜んで捨てて、
変化を受け入れてしまえばいい。
それだけの話だ。
変化を恐れる必要などない。
ベルカ
…ふふっ。
それもそうね。
少し、この流れに…
身をまかせてみるのもいいかもしれない…
ありがとう…
ジョーカー…
ジョーカー
ふん。
礼などいらん。
戻る
【ジョーカー×ピエリ C】
ピエリ
あっ!
ジョーカーなの!
ジョーカー
ピエリか。
面倒くさい奴に会ってしまったな。
ピエリ
あのね、ピエリ喉が渇いちゃったの!
だから、紅茶を入れて欲しいの!
ジョーカー
断る。
茶が飲みたければ自分で入れろ。
ピエリ
なんで断るの!?
ジョーカーは執事なの!
家の執事たちは、
みんなピエリの言うこと聞いたの!
ジョーカー
俺はお前の執事ではない。
(マイユニット)様だけの執事だ。
ピエリ
嫌なの!
そんなのずるいの!
ピエリの言うことも聞いてなの!
今すぐにピエリのために紅茶を入れてなの!
ジョーカー
ふっ。
絶対に断る。
ピエリ
ひぐっ…ひぐっ…
うええええええええん!
紅茶を入れてくれないと、
その辺にいる人を殺しちゃうの!
ジョーカー
好きにしろ。
俺には微塵も関係のないことだ。
だが、仲間を殺せば、
お前はすぐさまここを追放されるだろうな。
いや、追放などでは済まないか。
もしかしたら、処刑になるかもしれんな。
ピエリ
そ、そんなの嫌なの!
ピエリ、殺すのは好きだけど
殺されるのは大っ嫌いなの!
ジョーカー
なら、あきらめることだ。
紅茶も人殺しもな。
ピエリ
ふぇぇぇぇぇぇん!
ジョーカーのバカぁぁぁぁぁ!
戻る
【ジョーカー×ピエリ B】
ピエリ
あっ…
ジョーカーなの…
ジョーカー
ピエリ、か。
ピエリ
こ、こないでなの!
ピエリ、ジョーカー嫌いなの!
ジョーカー
それはそれは…
残念でしかたがないな。
ピエリ
そうやって、
ピエリのことをバカにして…
やっぱり嫌い!
嫌い嫌い嫌いなの!
ジョーカー
ふっ。
とことん嫌われたものだな。
ピエリ
だって、ジョーカー…
ピエリに全然、優しくないんだもの!
紅茶だって入れてくれないし、
人殺しだったダメって言うし!
ジョーカーなんて大っ嫌い!
ジョーカー
俺はお前のことを嫌いではないぞ。
ピエリ
…え?
ジョーカー
むしろ、兵士としては
非常に高い評価をしている。
お前の殺しの腕は確かだからな。
ピエリ
そうなの?
やっぱりジョーカーもそう思うの?
ジョーカー
ああ。
お前が大泣きしながら
敵を殲滅する姿には目を見張るものがある。
ピエリ
えへへ〜。
ピエリってそんなにすごいの?
ジョーカー
少なくとも…
戦場でのお前は存在価値があるな。
ピエリ
やっぱり、ピエリ…
ジョーカーのこと好きなの!
ジョーカー
さっきまでは嫌っていたのにか?
ピエリ
だって、ピエリのことを
いっぱいいっぱい褒めてくれるから!
そういうジョーカーは大好きなの!
だから、これからも…
ピエリのことをいっぱい褒めてね!
ジョーカー
ふっ。
単純な奴だな。
戻る
【ジョーカー×ピエリ A】
ピエリ
うんうん!
やっぱり美味しいの!
ジョーカー
当たり前だ。
俺が入れた紅茶なんだからな。
ピエリ
ジョーカー!
ありがとなの!
ジョーカー
ふっ。
今回はたまたまだ。
ピエリ
お礼に今度は、
ピエリがお料理を作ってあげるの!
ジョーカー
お前に料理ができるのか?
ピエリ
えっへっへ〜。
ピエリ、実はお料理が大得意なの!
特に包丁さばきは、
みんなに褒められるのよ?
だって、材料のお肉を切るのも、
人を斬るのもそんなに変わらないの。
ジョーカー
いや、それはどうかと思うがな…
ピエリ
美味しいお料理を作ってあげるから、
楽しみに待ってるといいの!
ジョーカー
ふっ。
お前は不思議な奴だな。
ピエリ
不思議?
ピエリって不思議なの?
ジョーカー
ただのわがままな子供かと思えば、
戦場ではずば抜けた力を見せる。
人を殺すことしかできないと思えば、
料理を作ることもできるという…
実に不思議な奴だ。
ピエリ
別に何も不思議じゃないのよ?
ジョーカー
そうか?
ピエリ
怖くて泣いちゃうのもピエリなの。
人を殺すのが好きなのもピエリなの。
どれも全部、本当のピエリなの。
だから、何も不思議じゃないの。
ジョーカー
全部、本当のピエリ、か。
ならば、あるがままを
受け入れるしかないのだろうな。
ピエリ
そうなの!
それがいいと思うの!
ジョーカーは、
ピエリの全部を受け入れるの!
ジョーカー
ふっ。
骨が折れそうだな。
戻る
【ジョーカー×ピエリ S】
ピエリ
どうなの?
早く感想を聞かせるの!
ジョーカー
…美味い。
ピエリ
やったー!
ピエリのお料理、褒められたの!
ジョーカー
驚いたぞ。
本当に料理が得意だったんだな。
ピエリ
えっへっへ〜。
ピエリのこと見直したの?
ジョーカー
そうだな。
人殺しと料理の腕は認めざるをえないな。
ピエリ
やったの!
またまた褒めれちゃったの!
ジョーカー
こんなに美味い料理が作れるのなら、
お前はきっといい奥さんになるだろうな。
ピエリ
うんうん。
ピエリもそう思うの。
ジョーカー
…………
ピエリ、よく聞け。
ピエリ
何をなの?
ジョーカー
俺はお前に惚れてしまった。
ピエリ
惚れたって…
ピエリのことを、
好きになっちゃったってことなの?
ジョーカー
ああ
そうだ。
お前の純粋な心に
ひかれてしまったのだ。
戻る
【ジョーカー×シャーロッテ C】
シャーロッテ
あっ!
ジョーカーさ〜ん!
ジョーカー
シャーロッテ、か。
何か用か?
シャーロッテ
あの、私〜、
できればでいいんですけど〜。
今度、美味しい紅茶の入れ方を、
ジョーカーさんから教わりたいなって…
ジョーカー
ああ。
別にかまわない。
シャーロッテ
本当ですか〜?
でも、ご迷惑じゃないです〜?
ジョーカー
迷惑は迷惑だが、
紅茶の迷惑なら許容範囲だ。
シャーロッテ
わあ、ありがとうございますぅ!
えへへ〜。
ジョーカーさんって優しいんですねっ。
ジョーカー
ふっ。
シャーロッテ
…あれぇ?
何かおかしいですか?
ジョーカー
いや…
なんと言えばいいかわからんが…
お前からは…
嘘の匂いがぷんぷんする。
シャーロッテ
う、嘘の匂いってなんですか?
私、ちょっとわからないです〜。
ジョーカー
まあ、お前が誰を騙そうが
興味はないがな。
シャーロッテ
だ、騙すなんてそんな〜。
ひ、ひどいですよ〜。
私、怒っちゃいますよぉ?
ぷんぷんっ!
ジョーカー
うぜえ…
戻る
【ジョーカー×シャーロッテ B】
シャーロッテ
ジョーカーさ〜ん。
こんにちは〜。
ジョーカー
シャーロッテ、か。
シャーロッテ
あの、この間、
お話したことなんですけどぉ…
ジョーカー
ああ。
紅茶の入れ方の指導だったな。
シャーロッテ
はい。
ぜひ、よろしくお願いします〜。
なんなら、今からでもかまいませんよ?
二人っきりで…
時間もたっぷりありますし…
ジョーカー
わかった。
今から教えてやる。
シャーロッテ
うふふ。
ありがとうございます。
ジョーカー
…ん?
蜂が飛んでいるな。
シャーロッテ
きゃあ〜!
怖いです〜!
ジョーカー
お前のすぐ後ろだ。
シャーロッテ
え、え〜?
どこですか〜?
私、全然、わからないんですけど〜。
早く、早くやっつけてください〜。
ジョーカー
自分で何とかしろ。
シャーロッテ
私、無理です〜 無理ですから〜。
ジョーカー
知るか。
シャーロッテ
そんな〜、私、怖いです〜、
早く、早く…
早くなんとかしなさいっての!
この役立たずっ!
私が刺されたらどうするつもりよ!?
あんた責任取れんの!?
ジョーカー
ふっ…
やはりな。
シャーロッテ
あ、ああああ!?
ち、違うんです〜!
今のはちょっとした発作で…
ジョーカー
お前がどんな理由で
別人格を演じているのかは知らんが…
そんなお粗末な芝居で
俺を騙すのは無理だ。
シャーロッテ
くっ…
どうやらそうみたいね…
私の…負けよ。
戻る
【ジョーカー×モズメ C】
モズメ
えぐっ…ひっく…
(ジョーカー、現れる)
ジョーカー
モズメ。
何を泣いている?
モズメ
ジョーカーさん…
さっきな…
夢に故郷の村が出てきたんや…
ジョーカー
ノスフェラトゥに
滅ぼされた村か…
モズメ
そうや…
あたいの家族も…
優しかった村のみんなも…
みんなみんな…
もういないんやね…
ひぐっ…ううう…
ジョーカー
泣いても家族は戻らん。
モズメ
そんなことわかってるよ…
せやけど…
ひぐっ…うえええ…
ジョーカー
なら、好きなだけ泣け。
そのうちに涙も枯れ果てる。
そうしたら前を向いて歩けばいい。
モズメ
うん。うん。
そうする…
ひっく…
うええええええん!
戻る
【ジョーカー×モズメ B】
モズメ
ひっく…うぅぅ…
ジョーカー
また故郷の夢か?
そのうち泣きすぎて干物になるぞ。
モズメ
ジョーカーさん…
あたいだって
いつも泣いてるわけやないんよ。
でも、ふとしたときに
思い出してしまうんよ。
みんな笑顔でおった頃の…
村のこと…
ジョーカー
そうか。
羨ましい奴だな。
モズメ
羨ましい?
あたいのどこが?
ジョーカー
俺には思い出したくなるような
過去はない。
モズメ
えっ?
ジョーカー
俺は幼い頃に王城に預けられて、
それ以来両親とは会ってない。
平たく言えば捨てられたんだよ、俺は。
故郷にも、住んでた町にも、
自分の親にさえも良い思い出なんて無い。
モズメ
ジョーカーさん…
ジョーカー
(マイユニット)様に出会わなかったら、
俺は今でも地獄の中だったろうな。
モズメ
それは…大変だったんやね…
ジョーカー
ああ。だから、お前は幸運だ。
村での楽しかった思い出があるんだからな。
モズメ
…そうやね。
あたいは幸せかもしれんね。
…ジョーカーさん、ありがとうな。
少し元気が出たわ。
戻る
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