【マイユニット(女)×レオン C】
マイユニット
レオンさん。
少しいいですか?
レオン
(マイユニット)姉さん。
どうしたの?
マイユニット
また勉強を教えてもらいたいな、と思って。
レオン
戦地に出てまで勉強するの?
いつからそんな真面目になったのさ?
マイユニット
知識を身に付けることが、
誰かを守る術になるかもしれません。
戦地だからこそ、勉強をすれば
すぐに役に立つかもしれないと思ったんです。
レオン
けど、そんな付け焼刃が通じるほど、
戦場は甘くないよ。
(マイユニット)姉さんだって、
そんなことはわかってるでしょ?
マイユニット
それはそうなんですが…
レオン
でもまあ、(マイユニット)姉さんが
しっかり者になろうとするのはいいことか。
いいよ。勉強、教えてあげる。
マイユニット
!ありがとうございます。
レオンさん。
レオン
その代わり、手加減はなしだからね。
マイユニット
ええっ!?
お、お手柔らかにお願いします…
レオン
だめだめ。それは無理だよ。
徹底的に厳しくするんだから。
勉強をしたいって、
(マイユニット)姉さんが望んだんだからね。
マイユニット
は、はい…わかりました。
よろしくお願いします…
レオン
うん。いい返事だね。
僕の生徒に相応しいよ。
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【マイユニット(女)×レオン B】
マイユニット
レオンさん。
この間の戦術の宿題をやってきました。
レオン
うん。
じゃあ、確認するね。
マイユニット
ど、どうでしょうか?
レオン
…全然、駄目だね。
この立ち回りじゃ、部隊は全滅だよ。
マイユニット
ええっ!?
レオン
目の前の軍勢にとらわれ過ぎたのが原因かな。
これじゃあ簡単に背後を突かれてしまう。
この場合はまず、少数の精鋭部隊で
敵前面を軽く刺激して…
相手の出方を確認しつつ、
敵をこちらにおびき寄せる。
充分に引き寄せることさえできれば、
その後の選択肢が広がることはわかるよね?
裏を回って敵大将を討ち取る…
なんてこともできるかもしれない。
マイユニット
すごい…
さすがレオンさんですね。
レオン
こんなのは戦術の基礎中の基礎だけど。
よくそんなんで今まで生き延びてこれたね。
マイユニット
そ、そうですね…
私一人では無理だったと思います。
レオン
…………
マイユニット
レオンさん?
レオン
(マイユニット)姉さんは、
いつも周囲に目をかけてもらえる。
それはなぜだと思う?
マイユニット
私が…頼りないからでしょうか?
レオン
…そうだよ。まさにその通り。
自分でもわかってるんじゃないか。
だから、カミラ姉さんもマークス兄さんも、
僕より(マイユニット)姉さんに目をかけていた…
マイユニット
レオンさん…
レオン
強者はいつだって孤独だ。
誰の力も必要としていないと思われるからね。
でも、そんなことはない。
僕だって誰かに側にいて欲しいときもある。
だからと言って…
弱者のフリをするほど子供じゃない…
なら…どうすればいいんだよ。
マイユニット
ごめんなさい…
私のせいで、
レオンさんを傷つけていたのですね。
レオン
…………
マイユニット
私はレオンさんが優秀なのは否定しません。
それで孤独を感じることもあると思います。
でも、弱者が望んで
弱者でいるとは思わないでください。
私だって…必死で…
レオン
…今のは言い過ぎた。
僕たちは共に進んでいく仲間なのに…
…ごめん。
…本当にごめん。
マイユニット
いいんです。レオンさん。
私の出来が悪いのは本当ですし。
これからも指導をよろしくお願いします。
レオン
ああ。わかった。
戻る
【マイユニット(女)×フランネル C】
フランネル
おっ!
(マイユニット)!
マイユニット
フランネルさん。
どうされたのですか?
フランネル
ちょっとこれを見てくれよ!
ほらほら!
マイユニット
これは…綿が出てしまった
ぬいぐるみですね。
フランネル
そうなんだよ。
ボッロボロだよなー。
マイユニット
このままではかわいそうですね。
私が直してあげましょうか?
フランネル
直す?
なんで?
マイユニット
えっ…?
だってこのままでは…
フランネル
これが良いんじゃないか!
(マイユニット)はわかってねえなー。
お腹から飛び出てるモコモコの綿…
全身に散りばめられた毛玉の数々…
くんくん…
この熟成された匂いも完璧だ!
たまらねえ…
本当、たまらねえよ!
マイユニット
わ、私にはよくわかりません…
フランネル
この魅力がわからないなんて…
人生、損してるぞ、(マイユニット)は。
マイユニット
そ、そうでしょうか…
フランネル
よし!じゃあ、俺が(マイユニット)に
こういうモノの魅力を教えてやる!
マイユニット
えっ?
フランネル
今から俺のお宝収集品を見に行くぞ。
見て、触れて、感じるんだ!
マイユニット
あ、あの…
フランネルさんのお宝というと…?
フランネル
へへへ。
聞いて驚くなよ?
尻尾の切れかけたトカゲのミイラもあれば、
巨大コウモリの絨毯だってあるぜ!
マイユニット
す、すみません。
今日は遠慮してもよろしいですか?
フランネル
なんだ、体調でも悪いのか?
じゃあ、今度にするか。
マイユニット
ほっ…
戻る
【マイユニット(女)×フランネル B】
フランネル
(マイユニット)!
今日は時間あるか!?
マイユニット
フランネルさん。
時間ならありますけど…
フランネル
じゃあ、今日こそは俺のお宝の魅力を
(マイユニット)に知ってもらうぜ!
今日は色々と持ってきてるんだー。
準備は万端ってわけだ!
マイユニット
それはありがたいことです…
う、嬉しいなあ…
フランネル
まずはこれだ!
蜘蛛の糸のかたまり!
まだまだ粘着力は抜群なんだぜ!?
ここまで集めるのは苦労したなー。
朝、外に出しておくと、
朝露が絡んでキラキラ輝くんだ!
マイユニット
それはすごいですね…
フランネル
まだまだこんなもんじゃないぞ?
次はこれだ!
吸血コウモリの牙の首輪!
尖ってるよなー。
ツンツンだよなー。
これを首に巻くと、チクチクするんだけど、
それがまた気持ち良いんだよなー。
(マイユニット)もしてみるか?
マイユニット
いえ、大丈夫です。
私のことは気にしないでください。
フランネル
?わかったぜ。
…で、どうだ?
俺のお宝の魅力、わかってくれたか?
マイユニット
そうですね…
正直に言うと…
フランネルさんの宝物は、
私にはちょっとわからないかも…
フランネル
そ、そうなのか
じゃあ逆に、(マイユニット)の宝物を
俺に教えてくれよ。
マイユニット
そうですね…
たとえば、本とか装飾品とか…
フランネル
それならわかる!
敗れた本に壊れた装飾品だろ?
マイユニット
いえ、破れてないし、壊れていません。
フランネル
ん?じゃあ綺麗なままのモノってことか?
そんなものがお宝なのか…
これじゃあ、(マイユニット)とは
お宝の魅力は共有できないな…
マイユニット
好きなもの嫌いなものは
人それぞれですからね。
でも、だからと言って…
フランネルさんと私が
仲良くなれないわけではありません。
フランネル
!?
べ、別に仲良くなりたいとか思ってねえし!
俺はただ、お宝の魅力を
知って欲しかっただけで…
…でも…仲良くしたいなら、
仕方ないから…付き合ってやってもいいぜ…?
マイユニット
うふふ。
しっぽが揺れてますよ、フランネルさん。
戻る
【マイユニット(女)×マークス C】
マークス
ふん!
はぁ!
(マイユニット、現れる)
マイユニット
…マークス兄さん。
こんな時間まで…寝ずに訓練ですか?
マークス
…(マイユニット)か。
ああ。
私に寝ている暇などない。
暗夜王国の繁栄のために
剣の腕を磨き続ける…
それが私の成すべきことだ。
マイユニット
マークス兄さんは、
昔から変わらないですね。
マークス
どういうことだ。
マイユニット
私が閉じ込められていた北の城塞に
マークス兄さんが訪ねてきてくれた時も…
夜遅くまで訓練していたでしょう?
マークス
なぜ、そのことを…
マイユニット
だって、私の部屋の窓から
その姿が見えていましたから。
私も負けてはいられないと、
同じように剣を振ったりしました。
マークス
そうだったのか。
マイユニット
…昔と同じように
一緒に剣を振ってもいいですか?
マークス
もちろんだ。
しかし、今日は私の隣だ。
城壁の中ではない。
マイユニット
はい。
ふふふ。
なんだか緊張しますね。
戻る
【マイユニット(女)×マークス B】
マークス
ふん!
はぁ!
(マイユニット、現れる)
マイユニット
マークス兄さん。
今夜も訓練ですか。
マークス
そうだ。
マイユニット
私もご一緒していいですか?
マークス
もちろん。
…………
(マイユニット)。
この間の話だが…
マイユニット
はい。
マークス
お前は北の城塞で…
部屋から私の訓練を見ていたと言った。
もしや、お前の睡眠の邪魔に
なっていなかったか?
マイユニット
とんでもないです。
マークス兄さんの剣が空気を斬る音…
私はあの音を聞くのが大好きでした。
マークス
そうか。
だったらいいのだが…
マイユニット
…………
マークス兄さん。
何か悩みごとがあるんですね。
マークス
…何?
マイユニット
お父様の機嫌が悪いと言っていた夜は…
マークス兄さんは荒々しい訓練をしていました。
今日の訓練も、剣の振りが
荒れている感じがします。
マークス
…………
ふっ…
適当なことを言うな。
今の私に悩みなどない。
自分の信じた道を
迷うことなく進んでいるのだからな。
マイユニット
そうですか。…ごめんなさい。
私の勝手な思い込みでしたね。
マークス
いや、いいさ。
だが…そろそろ訓練は終わりにしよう。
これ以上続けると、明日に響く。
マイユニット
は、はいっ。
戻る
【マイユニット(女)×マークス A】
マークス
(マイユニット)。
待っていたぞ。
一緒に剣を振ろう。
マイユニット
はい。
マークス
…………
(マイユニット)。
この間の話だが…
マイユニット
この間の話…?
マークス
ああ。父上の機嫌が悪い日、
私の剣が荒れていたという話だ。
国を大事にするということは
父上の命令を絶対と考えることでもある。
しかし、その父上が…
国の利益と関係ない命令を出したら…
そして、その命令が…
納得できないものだったら…
そんなとき私の剣は
確かに荒れていたのかもしれない。
マイユニット
…マークス兄さん。
マークス
自分でも驚いている。
お前にこんなことを話すなんて。
…剣とは不思議なものだ。
こうして隣で振っているだけで
黙っていても何かが通じ合う。
…………
(マイユニット)、感謝する。
マイユニット
えっ?
マークス
お前のおかげで…
私は孤独でないと思える…
マイユニット
マークス兄さん…
私なんかでよければ…
いつでもご一緒しますよ。
マークス
いいのか。
睡眠不足になるぞ。
マイユニット
大丈夫です。
昔から、ずっとやっていたことですから。
マークス
…そうか。
戻る
【マイユニット(女)×マークス S】
マークス
(マイユニット)、よく来てくれたな。
マイユニット
何でしょう、話って…
マークス
…………
お前にとって、私はどういう人間だ。
マイユニット
えっ?
マークス
唐突に思えるかもしれないが…
答えてくれ。
マイユニット
そ、それは…
マークス
答えてほしい。
マイユニット
…………
わ、わかりました…
私にとってのマークス兄さんは…
勇気と剣を教えてくれた…
強くて憧れの人です。
だから血が繋がっていないとわかったとき…
正直、ショックでした…
兄さんと同じ血が流れていることを、
私は誇りに思っていましたから。
マークス
そうか。
少し安心した。
マイユニット
安心…?
マークス
血のつながりの話だが…
私の意見は反対だ。
私はお前と血が繋がっていなくて嬉しい。
マイユニット
!!
…ど、どうしてです…
マークス
誤解しないでくれ。
悪い意味で言っているのではない。
マイユニット
じゃあ、どういう意味で…
マークス
お前は言った。
私が勇気と剣を教えたと。
だが…今度はお前に、
愛を教えたい…
…これを受け取ってくれ。
マイユニット
これは…指輪?
マークス
(マイユニット)。
私と結婚してくれないか。
マイユニット
結婚…!?
でも、そんな…
マークス
私は本気だ。
お前を一生、守りたい。
これからは妹ではなく、一人の女性として…
私の傍にいてくれないか。
マイユニット
…………
ありがとうございます。
言葉にできないくらい嬉しいです。
マークス
(マイユニット)…
マイユニット
でも、きっとみんなを驚かせてしまいますね。
もし反対されたらどうしましょう…
マークス
安心しろ。
皆は必ず祝福してくれるさ。
この結婚は、
私にとってだけではなく…
国や皆のためにも、
最高の結果をもたらすだろうからな。
…私はそう信じている。
マイユニット
マークス兄さん…
マークス
今はまだ心の整理がつかないだろう。
だからゆっくりでいい。
まずは「兄さん」という言葉を
外すところから始めてみないか。
一緒に剣でも振りながら…
マイユニット
…はい!
〜マークス〜
好きだ。この言葉を私はずっとお前に伝えたかった…
今日からお前は私の妻だ。その髪も肌も全て…私だけの物だ…
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