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ファイアーエムブレム覚醒 攻略 ファイアーエムブレム覚醒 攻略
支援会話一覧


【マリアベル×リヒト C】
マリアベル
紅茶が入りましたわよ、リヒトさん。

リヒト
いただきまーす!
うーん、おいしいや…
ありがとう、マリアベル。

マリアベル
それはこちらの台詞ですわ。
先日はペレジアに捕まったわたくしを
助けて下さって、
ありがとうございました。

リヒト
そんなこと、もういいのに。

マリアベル
ですが貴方がいなければ
きっと逃げられませんでしたもの。
それに、今でこそ疎遠になっていますけど
貴方とわたくしの家は共に
イーリスに古くからある名門同士。
何か相談があれば乗りますわよ。

リヒト
…………

マリアベル
あら、どうかなさって?

リヒト
マリアベルがそう思ってたのが
ちょっと意外だったんだ。

マリアベル
まぁ。どういう意味ですの?
わたくしが、助けていただいた恩を
すぐに忘れるとでも思いまして?

リヒト
そっちじゃなくて、家の話!
だってさ、僕の家って
正直ちょっと落ちぶれてるじゃない?

マリアベル
…まぁ、正直そうですわね。

リヒト
だから、その…名門同士って
言われたのに驚いちゃって…
それに僕、全然名門っぽくないし…

マリアベル
ふふ、なにをおっしゃいますの?
貴族の誇りを支えるのは、
財産の多い少ないではありませんもの。
危険を顧みずにわたくしを
助けて下さった、貴方の心こそ、
名門貴族として誇れるものだと
わたくしは思いますわ。

リヒト
…えへへ。ありがと。



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【マリアベル×リヒト B】
マリアベル
リヒトさん…足をお見せになって。

リヒト
え?な、なんで?

マリアベル
いいですから。

リヒト
うっ…はい…

マリアベル
やっぱり怪我をしていたんですのね。
どうして何も言いませんでしたの?

リヒト
これくらいなんてことないと
思って…あはは。

マリアベル
無茶をしてはいけませんわ。
化膿でもしたら…。
いえ…そもそも貴方が戦うこと自体が
無茶だったのかもしれませんわね。

リヒト
えっ!なんでそんなこと言うの?

マリアベル
本来、子どもの貴方に無茶をさせる
状況自体、反省すべきことなのです。
わたくしを助けに来てくださったときだって、
失敗したら貴方まで危なかった。
わたくし、貴方が戦いに
参加しなくても済むようにできないか
クロムさんに相談してきますわ。

リヒト
やめてよ!
僕は立派に戦える!
この前はがんばってるって
褒めてくれたじゃないか!

マリアベル
えぇ、貴方は素晴らしいですわ。
助けていただいて感謝もしています。
でもやっぱり…
貴方はまだ子どもなんですのよ?
リヒトさんにもしものことがあったら
ご両親がどんなに悲しむか…

リヒト
マリアベル…僕は確かに
子どもだけど、戦う力を持ってるんだ。
僕らの国が…家族が…友だちが
危ないのに、おとなしくしてられない。
僕に、みんなを守らせてよ!

マリアベル
…わかりました。貴方がそこまで
言うのなら、もう何も言いませんわ。
けれど、怪我をした時はすぐ、
わたくしに治療をさせて下さいまし。
自分の体を粗末にする人は
なにも守れませんわよ。

リヒト
…うん、わかった。



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【マリアベル×リヒト A】
マリアベル
激しい戦いが続いておりますわね…
貴方は大丈夫ですの、リヒトさん?

リヒト
うーん…正直きついけど…
僕らがここで倒れたら
イーリスが大変なことになっちゃう。
だから…くじけてられないよ。

マリアベル
…貴方はこの戦いの重みを
きちんと理解しておられますのね。
先日は余計なことを言ってしまって
申し訳ありませんでした…

リヒト
ううん。この前はマリアベルの
言う通りだったと思う。
僕が未熟だったのが
いけなかったんだ。
これからは怪我をしないように
もっと注意するよ。

マリアベル
怪我をしたらわたくしに
ちゃんと言うんですのよ?
貴方にもしものことがあったら…

リヒト
あはは、それは前に聞いたよ。
両親が悲しむって言うんでしょ?
わかってるよ。
僕も痛いのは嫌だもん。

マリアベル
えぇ、そういうことですわ。
そうそう、わたくし最近
おいしい茶葉を手に入れましたのよ。
二人とも無事でないと
おいしい紅茶は飲めませんわ。
ですから今日も、共に無事でいましょう?

リヒト
うん!僕も気をつけるから、
マリアベルも気をつけてね!
マリアベルになにかあったら、
僕…すごく悲しいから!

マリアベル
…ふふ。ありがとうございます、
リヒトさん。



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【マリアベル×ガイア C】
マリアベル
ガイアさん、
どういうおつもりですの?
戦闘中、勝手にわたくしの
周りをうろうろしたり…
わたくし、あなたのお顔を
あまり見たくないのですけれど。

ガイア
すまんな…少しでもお前に
罪滅ぼしができればと思い…

マリアベル
近寄るなですわ!
王城の宝物庫に忍び込んだ盗賊を
許すつもりはございません。
しかも、二回も同じ罪を重ねるような、
反省のできない方など…

ガイア
あの時のことは…
悪かったと思ってる。

マリアベル
…どうせその言葉も嘘ですわ。
昔捕まったときも、あなたは
とんでもない嘘をつきましたもの。
わたくしの父が
盗難計画の首謀者だ…と。
あなたのせいで、
父は裁判にまでかけられましたのよ?

ガイア
そうだな…。俺は取り返しのつかない
嘘をついた。
だから、その償いをしたいんだ。

マリアベル
その殊勝な態度も
嘘に決まっていますわ…

ガイア
どう思われても構わない。
でも、できることはさせてくれ…

マリアベル
…どうぞお好きに。



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【マリアベル×ガイア B】
ガイア
マリアベル。
さっきは…すまなかったな。

マリアベル
仲間の傷を治すのはわたくしの役目。
当然のことをしたまでですわ。

ガイア
けど、俺はお前の父に
濡れ衣を着せた男だ。
あのまま放っとかれても
仕方のないようなことをした…

マリアベル
あなたに死なれては困りますわ。
聞きたいことがありましたから。

ガイア
俺に…聞きたいこと?

マリアベル
少し気になることがあって、
裁判の記録を読み直しましたの。
ひとつお訊ねしますけど、あなた…
父の名前をどこで知りましたの?

ガイア
それは……

マリアベル
やはり、思いつきで父の名を
出したわけではなさそうですわね。
ろくに知りもしなかった父の名を
盗みの首謀者に挙げた理由…
わたくしが思いつく理由はひとつだけ。
正直に答えてください、ガイアさん。
父の名を出すよう、
誰かに脅されたのではありませんか?

ガイア
…ああ、そうだ。
証言しなければ…

マリアベル
あなたを殺す、と?

ガイア
いや、俺じゃない…
……。

マリアベル
? どういうことですの?

ガイア
…とにかく、俺はそいつに
お前の父親の名を出すよう脅された。

マリアベル
…聞かせてくださいますか?
その脅迫者のお名前を。

ガイア
…ああ、すべてお前に話そう。



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【マリアベル×ガイア A】
マリアベル
ガイアさん。わたくし、あなたに
お礼を申し上げないといけませんわね。

ガイア
…俺に?

マリアベル
あなたの告発を書面にまとめて
父に送りましたわ。
父を陥れようとした貴族たちの陰謀も、
これですべて暴かれることでしょう。

ガイア
そうか…。うまくいくといいな。

マリアベル
真相を打ち明けてくださったこと、
感謝しますわ。

ガイア
礼を言われるようなことは
何もない。
俺は…お前の一家に
申し訳なくて、仕方なかった。
あの裁判のあと、手紙を
送ったんだが…それだけでな。

マリアベル
…!父の無実を証明した
情報提供者は…あなただったんですの?

ガイア
それで許されるとは思ってない。

マリアベル
とんでもないですわ。わたくし、
とっくにあなたを許しておりますのよ。
あなたは父をぎりぎりのところで
救っていたのですね。
追っ手がかかるかもしれない
危険も省みずに…。

ガイア
逃げるのは俺の十八番だからな…

マリアベル
わたくし…事情も知らず、あなたに
ひどいことを言ってしまいましたわ。

ガイア
気にするな。
俺が悪人なのは本当のことだ。

マリアベル
いいえ…今は違いますわ。
あなたはもう悪人ではありません。
ガイアさん…教えてくださいませんか?
この間のこと。
あなたは自分の命ではなく…
誰かを守るために嘘をついたのですね?
誰か、あなたの
大切な人のために…

ガイア
…大切な人ってわけじゃない。
顔も知らず、会ったこともなかった。
だが…まだ幼い少女が
狙われるのは忍びなくてな…

マリアベル
え…それは…
…わ、わたくし?
父を疎ましく思う貴族たちは…
わたくしの命まで…

ガイア
……

マリアベル
わたくしのためだったなんて…

ガイア
償いはする。この戦いの間、
…お前は俺が死なせはしない。



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【マリアベル×ガイア S】
マリアベル
ガイアさん…またわたくしを
かばって戦っていましたわね?

ガイア
…目障りだったか。

マリアベル
とんでもないですわ。
わたくし、感謝しております。
でも、ガイアさんが罪の意識を負う
必要はもうありませんのに…

ガイア
いや…そうじゃない。俺はただ、
お前を守りたいだけなんだ。
迷惑かもしれないが…

マリアベル
…そんな言い方はやめてください。
わたくしとあなたは対等な仲間です。
あなたの気持ち…ひとりの女性として
うれしく感じています。

ガイア
マリアベル…

マリアベル
ガイアさん。これからもずっと、
わたくしのそばにいてくださる…?

ガイア
あぁ。お前が望んでくれるなら
一生、そばにいる。
指輪を…
受け取ってくれるか?

マリアベル
ガイアさん…
ええ、もちろんですわ…





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【マリアベル×グレゴ C】
マリアベル
待ちなさい!グレゴさん!

グレゴ
なんだぁ?怖い顔して。
美人が台無しだぜ。

マリアベル
美人?わたくしが?
…ってそういうことじゃなくて!
グレゴさん、
ちょっとそこにお直りなさい!

グレゴ
はーいはい。

マリアベル
貴方、また勝手にパンを
持ち出しましたわね?

グレゴ
だってよ、配給分だけじゃ
腹がもたねぇんだって。
いい男が腹を減らしてうつむいてたら
女の子たちががっかりしちまうだろ?

マリアベル
いい男?
どなたのことかしら?

グレゴ
あんたの目の前さ!

マリアベル
ま、それはさておき…

グレゴ
あれれ、流しちゃうの?

マリアベル
よろしいですか、グレゴさん。
集団には規律というものがありますの。
貴方のように勝手気ままに
振る舞われると規律が乱れますわ。
ちょっと、わたくしの話を
きいてらっしゃる?

グレゴ
えっ、ああ。聞いてるよ。
勝手なことをするなってんだろ?

マリアベル
そうです。規律の乱れは心の乱れ。
心の乱れは悪心の芽生え。
貴方ひとりの行いが、
集団の悪心を育てかねないのですわ。

グレゴ
そーんなたいそうなことかい?

マリアベル
たいそうなことなんです!
少しのほころびが取り返しのつかない
事態を招きかねませんわ。

グレゴ
厳しいねえ、マリアベルは。

マリアベル
わたくし、正しくない
行ないは許せませんの。
正しくない行いは
美しくありませんもの。

グレゴ
わーかったって。これからは
なるべく気をつけるようにするよ。

マリアベル
おわかりいただけたなら
それでかまいませんわ。
それでは、わたくしはこれで。

グレゴ
ふぅ…やーれやれだな。
かわいい顔して厳しいねえ。



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【マリアベル×グレゴ B】
マリアベル
グレゴさん!
先ほどの戦いはなんですの!

グレゴ
なーんか問題があったかい?

マリアベル
あったかい、じゃありませんわ!
味方を待たずにひとりで行動して!

グレゴ
まぁまぁ、勝ったんだから
いいじゃねぇか。

マリアベル
結果が得られればそれでいいという
考え方では、誰もが結果のみを求めて
自分のことしか考えない集団が
出来上がってしまいますわ!

グレゴ
んー…一応、あんたのために
動いたつもりだったんだがなぁ。

マリアベル
わたくしのため?

グレゴ
茂みに危ない奴らが潜んでたんだよ。
悪党もやっぱり、かわい子ちゃんが
大好きと見えて、あんたのことを
狙ってる風だったねぇ。

マリアベル
あら、それならば、まあ
お気持ちはわからなくないですわね。
このわたくしを守りたくなるのは
殿方として当然の事でしょうし…

グレゴ
いや、マリアベルにかぎらず
かわいい女の子は守らないと…

マリアベル
わたくしも罪ですわね…仕方ありませんわ。
今回は許してさしあげます。
ですが、どんな理由であれ規律を乱すのは
よろしくないですわ。いいですわね!

(マリアベル、去る)

グレゴ
え、いや、ちょっと…
行っちゃったよ。
まーいいか。なんかよくわからないけど
納得してくれてるみたいだし。



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【マリアベル×グレゴ A】
グレゴ
ん…あれは…マリアベルか?
おーい、マリアベル。
どこに行くんだ?

(マリアベル、現れる)

マリアベル
え?あぁ、グレゴさんですの。

グレゴ
なーんだよ、肩なんて落として。
らしくないんじゃねぇの?

マリアベル
わたくしらしいって…なんでしょう?

グレゴ
んー?そりゃあ、愛の女神も
裸で逃げ出す美しさだろ。

マリアベル
そうですの…。

グレゴ
おいおい、ほんとにどうした?
照れるかつっこむかしてくれよ。

マリアベル
…先ほどの戦いの折…またあなたに
助けられてしまいましたわ。

グレゴ
んーそういえば
そうだったかな。

マリアベル
わたくし、自分が許せませんの!

グレゴ
どーしてだ?

マリアベル
グレゴさんがわたくしを助けたくなるのは
仕方がないとしても…

グレゴ
え?そうなの?

マリアベル
これほど軍の規律を乱す人に
わたくしが助けられるなんて
本当にあってはならないことですわ!

グレゴ
でもまー現実には
起こってるからなあ。

マリアベル
それはそうですが…

グレゴ
なら、こう考えたら?
マリアベルが厳しく言ってくれるから
俺も少しは軍規を守るようになった。
その結果、マリアベルを守るほどの
活躍をしてるとかさ。

マリアベル
つまり、わたくしの努力のおかげで
わたくしが助けられた、と?

グレゴ
そーいうことになるかなあ。

マリアベル
なるほど。
それは確かにそうですわね。
まったく、わたくしとしたことが
何を悩んでいたのでしょう。
グレゴさん、今後とも
どんどんわたくしを助けてくださいな。

グレゴ
もちろんさ。
まかせとけって。



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【マリアベル×リベラ C】
マリアベル
あら、リベラさん。
あなたも礼拝に?

リベラ
マリアベルさんもですか。

マリアベル
えぇ。毎朝の日課ですの。

リベラ
よいお心がけですね。
ごいっしょさせていただいても?

マリアベル
もちろん、かまいませんわ。

リベラ
そういえば、マリアベルさんには
お礼を言わなければなりませんね。

マリアベル
わたくしに?…ちょっと、
思い当たることがありませんが。

リベラ
お忘れなのも仕方がないのですが…
私を女だと思って絡んできた
酔っ払い達を
あなたが咎めてくださったおかげで
事なきを得ました。
男の私が言うのもなんですが、
とても頼もしく見えましたよ。

マリアベル
あぁ、そうでしたわね。
あの件に関してはずいぶんいろんな方に
軽率だとたしなめられましたけれど。

リベラ
あなたの正義を行なう行動力と
悪を恐れない勇敢さが
私を救ってくれたのです。
感謝しています。

マリアベル
見返りを求めてのことでは
ありませんでしたけど…
そのように言っていただけると
うれしいものですわね。
ますます目標に向かって
がんばれそうな気がしてきましたわ。

リベラ
それはなによりです。



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【マリアベル×リベラ B】
マリアベル
これは…難しい問題ですわね。

リベラ
どうしました、マリアベルさん。
頭から煙が昇っているようですが。

マリアベル
過去の裁判の記録書を
読んでいたのですが…
とても難しい裁判があって
答えに迷っているところですわ。

リベラ
それほどにマリアベルさんを悩ますのは
どのような裁判ですか?

マリアベル
親に捨てられた孤児が、食べるに困って
貴族に盗みを働いたというものですわ。

リベラ
孤児が…。それであれば、
判決を悩む必要はないでしょう。
いかなる理由があろうとも、
貴族への犯罪は大罪のはずです。

マリアベル
でも、その逆の立場であれば
罪が軽いことがほとんどですわ。
それでは公正とは言えないでしょう?

リベラ
あなたは…弱者の側にも法による
公正さを与えようというのですか?

マリアベル
当然ですわ。法の前には人はすべて
平等でなければなりませんもの。

リベラ
誰からも望まれずに
生まれたような孤児さえも…?

マリアベル
もちろんですわ。

リベラ
…あなたのような方も
いらっしゃるのですね…

マリアベル
?何をおっしゃりたいのか
よくわかりませんわ。

リベラ
感謝致します。とても清らかな言葉を…
聞かせていただきました。
あなたのような純粋な心の持ち主と
出会えたことで
私の心も
救われた気がします…



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【マリアベル×リベラ A】
マリアベル
リベラさん、わたくし決めましたわ。
わたくし、この戦争が終わったら
新たな戦いを始めます。

リベラ
新たな戦い、ですか?

マリアベル
えぇ。法務官として、法の力で
人々の権利を守りますわ。

リベラ
弱者のための戦いを…
貴族のあなたがしてくださると?

マリアベル
はい。まずは、イーリスで。
そしてフェリアでもペレジアでも
同じように苦しんでいる方たちを
救済してみせますわ。

リベラ
国境を越えて、法の力だけで
戦うというのですか?
それはあまりにも…

マリアベル
無謀は百も承知ですわ。
でも、わたくし決めましたの。

リベラ
なぜ、それほどの苦難の道に
自ら足を踏み込むのです?

マリアベル
あなたの言葉が…
うれしかったからですわ。
あなたの、感謝の言葉が。
救われた、と言ってくれたことが。

リベラ
そんなことで…

マリアベル
わたくしにとっては、
人生を左右する言葉でしたわ。
そしてそんな言葉をくださったあなたに
とても感謝しておりますのよ。




戻る


【マリアベル×ヘンリー C】
マリアベル
はぁ…最近の行軍は辛いですわ…。
どこに行っても屍兵だらけ…。
襲われた人も村も
沢山見ましたわ…。
これからもあんな光景ばかり
見ることになるのでしょうか…。
…あら、こんな所にお花が。
こういう光景は癒されますわね。
あぁ…なんだか涙が出てきますの…。
貴方は頑張って生きて下さいまし…。

ヘンリー
マリアベル、大丈夫〜?

マリアベル
きゃっ!!ヘ、ヘンリーさん、
聞いていらっしゃったのですか…?!

ヘンリー
うん。さっきからずっと。

マリアベル
貴方、盗み聞きなど
趣味が悪いですわよ!?

ヘンリー
あはは、だってマリアベルったら
一人で色々喋ってるから面白くて〜。
最終的には
お花に話しかけてたね〜。

マリアベル
わたくしとしたことが、
あれを他人に見られてしまうなんて…!
…屈辱的ですわ。
どうせ変な子だとお思いになったのでしょう?
言いふらすならご自由にどうぞ!

ヘンリー
そんなことないよ〜。
僕だってしょっちゅうやるもん〜。
…ふん。ふんふん。
あはは、やっぱりそうだよね。

マリアベル
…?

ヘンリー
お花さんね、マリアベルに
話しかけてもらってうれしい、って。
あと、頑張って咲き続けるから
マリアベルも頑張って欲しいってさ〜。

マリアベル
…いいんですのよ、ヘンリーさん。
そうやって合わせて下さらなくても。

ヘンリー
合わせてなんかないよ〜。
僕はねぇ、自然に満ちている
あらゆるものと会話できるんだよ〜。

マリアベル
そ、そうですの…。
本当なら、すごいことですわね…。



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【マリアベル×ヘンリー B】
ヘンリー
マリアベル、どうしたの〜?
沈んだ顔して。

マリアベル
え、えぇ…見て下さいまし。
この花…枯れていますわ…。

ヘンリー
ほんとだ〜。最近この地方には
雨が降ってなかったからね〜。

マリアベル
ヘンリーさん、この花の言葉は
わかりませんの?

ヘンリー
ん〜、さすがに死んじゃったお花とは
会話できないからね〜。

マリアベル
…そう、ですわよね。
死んだものと話せないのは当然ですわ。
こんな風に、わたくしも…戦いの中で
死んでしまうかもしれませんのね…。

ヘンリー
まぁ、花はいつか枯れるし
人もいつか死ぬよ。仕方ないじゃない?

マリアベル
それはそうですけれど…
もしかしたら明日にでも…いえ、
数刻後にでも死ぬかもしれません。
考えないようにはしておりましたが、
意識し始めると…やはり怖いですわ。

ヘンリー
ふーん…誰だっていつかは死ぬのに、
そんなに死ぬのが怖いの?

マリアベル
えぇ…死ぬときの苦痛を想像すると…
怖くなってしまいますわ。

ヘンリー
あぁ、僕も痛いのは嫌だよね。
僕も苦しいのとか痛いのは嫌だな〜。
じゃあ、マリアベルが死ぬときは、
苦しむ前に僕が呪い殺してあげる。

マリアベル
え…えぇっ!?

ヘンリー
痛みも苦しみもなく死ぬ呪術があるよ。
それをかけてあげる〜。
それなら、死ぬことが
怖くなくなるんじゃない〜?

マリアベル
ふふ…そんな励まし方をされたのは、
初めてですわ…。
でもありがとう、ヘンリーさん。
少し気が楽になりましたわ。



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【マリアベル×ヘンリー A】
マリアベル
ヘンリーさん。
少しよろしいですか?

ヘンリー
うん。なになに?

マリアベル
この前の戦いで、
ヘンリーさんのことを見ておりました。
貴方は…戦っているときも
ずっと笑ってらっしゃるんですのね。

ヘンリー
うん。僕、戦争が大好きだからね〜。

マリアベル
魔道士でも、魔法や矢が飛んできて
怪我をすることがあるでしょう?
死ぬかもしれませんのに、
どうして笑っていられますの…?

ヘンリー
そう言われても…僕、
べつに死ぬのは怖くないんだ。
それに、自分が殺される前に
敵を殺せばいいだけの話でしょ?

マリアベル
ヘンリーさんのそういうところは…
わたくし、よくわかりませんわ。

ヘンリー
まぁ、死を恐れるのは
動物の本能みたいなものだから
きっとマリアベルが正しいんだよ〜。

マリアベル
そう、なのでしょうか…。

ヘンリー
うんうん、絶対そうだよ。
でも、死ぬことは悲しいことじゃないよ〜。
だって、早いか遅いかの違いだけで
この軍にいる人はみんな
死んじゃうんだから〜。
だから寂しくないよ〜。
向こうでまたみんなと会えるから〜。

マリアベル
ヘンリーさん…。

ヘンリー
あれ〜?でもそうなると、
今まで倒してきた敵さんたちとも
向こうで再会することになるのかな〜?
あはは、それは大変だね〜!

マリアベル
……貴方と話していると
怖がっているのが馬鹿らしく思えますわ。
でも…少し心が軽くなりましたの。
ありがとうございます、ヘンリーさん。



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