縮緬遊戯堂・紫龍館
ファイアーエムブレム覚醒 攻略 ファイアーエムブレム覚醒 攻略
支援会話一覧


【ヴェイク×ミリエル C】
ヴェイク
うりゃっ!うりゃっ!
おらぁーっ!!

ミリエル
あの…もう少し
静かに訓練していただきたいのですが。
向こうにいても声が届いて、
読書に集中できないもので。

ヴェイク
そう言われても、この技は
声を出さねぇと締まらねぇんだよ。

ミリエル
それは…はい。
ひとつの真実でしょう。
発声が…無意識に抑制されている
肉体の枷を外す…そういうことですね。

ヴェイク
ん?そうなのか?

ミリエル
…回転しながら武器を横に薙ぐ、
遠心力を利用した攻撃…
なるほど。一連の連動も
よく計算されています。

ヴェイク
え、えんしんりょく…?
難しい言葉を使うなよ。

ミリエル
…貴方は遠心力も知らずに
その技を編み出したのですか?

ヴェイク
ややこしい計算なんてねーよ。
こういうのは直感だろ、直感。

ミリエル
あまりにも非論理的…
しかし動作は理に適っている…
まさに直感のなせる技です。
実に興味深い…

ヴェイク
理屈じゃねーんだよ、戦いってやつは。
ま、次の戦場で俺様の活躍を見とけ!

ミリエル
そうですね…
観察させていただきます。



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【ヴェイク×ミリエル B】
ミリエル
…ヴェイクさん。

ヴェイク
おう。俺様の活躍はどうだった?

ミリエル
はい。技を繰り出す際の発生に
意外な効果が発見できました。
貴方の大声に敵が一瞬ひるみ、
動作が遅れたところに攻撃が命中…。
大声が相手の心理に及ぼす影響を
私は見落としていたようです。

ヴェイク
お前、変なところに目をつけるな…。

ミリエル
貴方の妙な動きの技だけに目を向け、
相手側の視点に立てていませんでした。
発想を転換し、別の対象に考察の
視点を向ける…重要な思考法です。
そう…たとえば貴方を地面として
敵を太陽としましょう…。

ヴェイク
なんだって?俺様が地面?

ミリエル
太陽が天を巡るのではなく、
地面が回転しているとしたら…?
他しか母の本にそのような記述が…。
この仮説は検証が必要ですね…。

ヴェイク
地面が回転って…お前、
地面は止まってるじゃねーか。

ミリエル
知覚できていないだけかもしれません。
その理由が問題になりそうですね…。

ヴェイク
それによ、地面が回ってたら
俺様たち吹っ飛ばされるんじゃねーの?

ミリエル
それについては、先日お話しした
えんしんりょくも関係してきそうですね…。
…貴方と話してると
考えがまとまってきそうです。
お引止めして申し訳ないですが、
少し付き合っていただけますか?

ヴェイク
ん?いいぜ。
お前の話、突拍子がなくて面白いしな。


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【ヴェイク×ミリエル A】
ヴェイク
お前、いつも難しいこと考えてるよな。
俺様と違って相当頭いいんだろうな。
毎回俺様を話し相手にしなくても
ほかにいい奴がいるんじゃぇの?

ミリエル
いえ…貴方には私にない
直感があります。
貴方と話すと…
新たな発見が多くて助かります。

ヴェイク
まぁ、俺様もお前と話すのは
退屈しなくて楽しいけどな。
で?今度はなにについて
考えてるんだよ?

ミリエル
絆、ですね。

ヴェイク
き…絆?

ミリエル
人の心ほど、複雑で
解明の難しいものはありません。
そして絆は、人の心同士っが
強く結びついた時に発生するもの。
どこから発生し、どう変化するのか…
それを突き止めてみたいですね。

ヴェイク
絆…絆なぁ。絆なんて
気づけば生まれてるもんじゃねーか?
例えばこの軍のみんななんかは
絆ってやつで結ばれてると思うし…。
俺様とお前にも、
絆はあると思うんだけどな。
俺様はお前のことをダチだと思ってるけど、
お前は俺様をどう思ってんだよ?

ミリエル
…興味深い観察対象ですね。

ヴェイク
えっと…つまりダチ以下か!?
お前なぁ…それじゃお前と俺様には
薄っぺらい絆しか期待できねぇよ!
でもまぁ、興味はあるってことだよな。
よし、ならいっしょに出かけようぜ。

ミリエル
出かける?なぜですか?

ヴェイク
いっしょに話して楽しく町を歩けば、
仲良くなって絆が強まるだろうが。
絆の変化を見たいんだろ?
だったら俺様に付き合えよ。

ミリエル
なぜそうなるのか、
私にはわかりませんが…。
貴方の直感的な行動に従って、
新たな可能性を探ってみましょう。

ヴェイク
えぇと…つまり、
いっしょに来るってことだな?

ミリエル
はい。よろしくお願いします。



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【ヴェイク×ミリエル S】
ヴェイク
よう、ミリエル。

ミリエル
こんにちは、ヴェイク…さん。

ヴェイク
さんはいらねーっって言っただろ?
俺様たちはダチなんだからよ!
馴れ馴れしく呼び捨てで
呼びやがれってんだよ。

ミリエル
そう言われましても…
さんを付けてしまいます。

ヴェイク
なんだよー!もしかして
お前、恥ずかしがってんのか?

ミリエル
まさか、貴方に対してそのような…
いえ、そうかもしれません…。

ヴェイク
はぁっ!?今日のお前…変だぞ。
なんか変なものでも食ったか?

ミリエル
いえ、何も。というか…貴方と出かけてから
食事がのどを通らないのです。
貴方のことを思い出すと
胸のあたりが痛んで…
これが、絆というものなのでしょうか。

ヴェイク
お、おまえ…!それは絆じゃなくて…!
えっと…その…もっと他のものだよ。

ミリエル
!!何なのですか?
ぜひ教えてください…!
貴方に分かって私に分からないなど、
屈辱以外の何物でもありません…。

ヴェイク
なんか今腹立つこと言われたけど、
まぁ気にしないでいてやる…。
いいか、ミリエル。それは愛だ!
つまりお前が俺様を好きってことだ!

ミリエル
……!!愛、ですか…。
それもまた興味深いものです。
絆の確認には失敗しましたが、
代わりに愛の観察ができるのなら満足です。
そのためには…貴方の協力を
ぜひいただきたいのですが…。

ヴェイク
はぁ…お前も素直じゃねぇなー。
ま、俺様もお前のことは嫌いじゃねぇし、
お前の観察とやらに付き合うのも
悪くないと思ってる。
なんならこのまま結婚しちまうか?

ミリエル
結婚…ですか。私と貴方が…。
この事象の観察には好都合ですね。

ヴェイク
ははっ、お前らしい言い方だな。
ま、俺様はとことん付き合うぜ。
そんじゃ、指輪でも買いに行くか!
結婚には指輪が付き物だろ?

ミリエル
それは絆の証としてですか?
愛の証としてですか?
それとも女性に指輪をつけさせることで
己の支配欲を満たすのですか?

ヴェイク
お前なぁーーー!
なんつーこと言うんだよ!
俺様の指輪はなぁ、
愛と絆と正義の証なんだよ!!

ミリエル
正義…?それは何故唐突に
今出てきたのですか?興味深い…。

ヴェイク
て、適当に言ったこと掘り下げられても…。
もういい!早く指輪買いに行くぞ!

ミリエル
はい…。



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【ヴェイク×ロンクー C】
ヴェイク
おらぁーっ!!
くらえ、俺様の回転切りー!

ロンクー
…っ!

ヴェイク
今の一撃をかわすたぁ驚きだな。
さっすがフェリアの剣士だぜ!

ロンクー
いきなり何のつもりだ。
やるというなら相手になる…!

ヴェイク
待て待て。さっきのはお前の実力を
確かめさせてもらっただけだ。

ロンクー
なんだと…?

ヴェイク
俺様の期待通り…
いや、期待以上の腕前だったぜ。
お前は俺様の子分として
文句なしの実力を持ってる!

ロンクー
…聞き違いならすまんが…
子分と言ったのか?

ヴェイク
おう!
今なら俺様の右腕にしてやるぜ!

ロンクー
…本気で言っているようだな。
お前の子分になるつもりなどない。

ヴェイク
なんだよ、遠慮すんなって!
俺様についてきたら人生楽しいぜ?

ロンクー
なら…無理やりついてこさせてみろ。
俺に勝てるなら考えてやってもいい。

ヴェイク
お、話が早いじゃねぇか。

ロンクー
強さがすべて…
それがフェリアの掟だからな。

ヴェイク
わかりやすくていい掟だな。
だったら次は本気で行くぜ!

ロンクー
来い…!



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【ヴェイク×ロンクー B】
ヴェイク
ロンクー!
もう一度、俺様と勝負しろ!

ロンクー
構わないが…
何度やっても結果は同じだ。

ヴェイク
なんだよ!?
俺様はあれからぐっと強くなったんだぞ!
今度こそお前を叩きのめして
俺様の子分にしてやらぁ!

ロンクー
…お前の強さを
否定するわけではないが、
俺も日々鍛え、強くなっている…
そうそうお前に負けるとは思えんな…

ヴェイク
むっ。じゃあお前、しばらく鍛錬をやめろ!
三日もすれば追い抜いてやるよ!

ロンクー
なぜ俺がそんなことを
しなければならない…

ヴェイク
俺様の夢を実現させるためには
お前みてぇな奴が必要なんだよ!

ロンクー
夢、だと…?

ヴェイク
あぁ。俺様の夢はな…

ロンクー
いや、説明しなくていい…。
お前の夢がどんなものでも関係ない。
俺を子分にしたいなら…
言葉ではなく…強さで語るんだな。

ヴェイク
ふん、望むところだぜ!
じゃあ勝負だ、ロンクー!

ロンクー
…やはり戦うことになるのか。
まぁいい…相手になろう。




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【ヴェイク×ロンクー A】
ヴェイク
今度こそ決着をつけるぞ、ロンクー!

ロンクー
…決着だったら
先日つけたように思うがな。
お前は何度負けたら
あきらめるんだ…?

ヴェイク
ちっとやそっと挫けたくらいで夢を
あきらめる男じゃねぇんだよ、俺様は。

ロンクー
…そんなに強い男を子分にしたいなら
俺のほかにも候補がいるはずだ。
お前の獲物と相性がいい奴を選べ…
俺にこだわる理由はないだろう…

ヴェイク
いや!あるぜ!
確かに最初は強さだけ見てたがよ、
戦ってみてすぐにわかったぜ。
お前の中には熱いもんが眠ってる!
太陽みてぇにぐらぐら燃える炎が!

ロンクー
…………

ヴェイク
俺様が欲しいのはその熱さだ。
夢を現実にしちまう情熱だ!

ロンクー
…お前のような暑苦しい男が
さらに熱さを求めているとはな。

ヴェイク
俺様と同じ熱さを持ってなくちゃ
同じ道を歩けねぇだろ?
俺様の夢はその熱を全部をぶつけられるぜ。
どうだ、興味出てきただろ!

ロンクー
…ひとつ、いいか?

ヴェイク
ん?

ロンクー
子分は御免だが…
対等な立場なら考えてやる。

ヴェイク
へっ、相棒ってわけか?
いいぜ、お前なら歓迎だ。

ロンクー
ふん…すべては…この戦いが
終わってからの話だがな…

ヴェイク
ちょ、ちょっと待てよ。
俺様の夢がなんなのか訊かねぇのか?

ロンクー
どんな夢でも構わん…
お前の強さは見せてもらったからな。
この戦いが終わったあとに
詳しく聞かせてもらうさ…

ヴェイク
おい、お前それでいいのか?
いいから話を聞いてけって!




…誤字?

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【ヴェイク×マリアベル C】
マリアベル
……ふぅ。

ヴェイク
なにため息ついてんだ、らしくねぇ。
無口なマリアベルなんて、
かわいい女の子に見えちまうぜ。

マリアベル
あぁ、ヴェイクさんですの…。

ヴェイク
なんだよ、言い返さないんだな。
いつもだったらよ…。
口を開いたらかわいくないとでも!?
って、食ってかかるとこじゃねぇか。

マリアベル
…………

ヴェイク
おいおい…ほんとに元気ねぇな。

マリアベル
…ヴェイクさん。
わたくし、人を見下しているかしら?

ヴェイク
はぁ?なんだ、いきなり?
つーか、今頃それに気づいたのかよ?

マリアベル
やっぱりそうだったんですのね…
最近、自分の物の見方について
色々考えておりますの。
わたくし、誇り高くあるということを
履き違えていたんじゃないかって…

ヴェイク
へっ。最初に俺様と会ったときなんて
すごかったぜ、お前。
庶民なんざ
眼中にありませんわって感じでよ。

マリアベル
育ちは関係ないですわ。あのときは
あなたの頭の悪さに呆れただけです。

ヴェイク
な、なんだとっぉ?
お前、人がせっかく見直したのに…

マリアベル
見直した?

ヴェイク
自分が間違ってたって認めて
変わろうとしてるじゃねぇか。
簡単にできることじゃねぇぜ。
偉いよ、お前。

マリアベル
…ヴェイクさんに
そう言われましても。

ヴェイク
おい!
今、俺様のこと見下したんじゃねーか!?



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【ヴェイク×マリアベル B】
ヴェイク
へへっ、今日はついてたな。
美味そうな林檎が二個も…

マリアベル
ヴェイクさん。少しよろしくて?

ヴェイク
おう、なんだ?

マリアベル
クロムさんと食後の果物を賭けて
ゲームをされたと伺いましたわ。
風紀を乱す行ないは
謹んでいただかないと困ります。

ヴェイク
なにが風紀だよ。そんなもん、
いちいち気にしてらんねーよ。

マリアベル
言い訳は結構ですわ。
さ、林檎をお渡しなさい。

ヴェイク
断る。林檎が欲しかったら…
俺様とダイスで勝負しな。

マリアベル
だから賭け事は…

ヴェイク
お嬢様は庶民の遊びには
付き合っていられないってか?

マリアベル
そんなこと言ってませんわ!
…いいでしょう。
その勝負、受けて立ちます。

ヴェイク
へへっ、そうこなくちゃな。
でもお前、負けたらどうするんだ?

マリアベル
万が一あなたが勝ったら、
わたくしを好きにするといいですわ。

ヴェイク
えっ…

マリアベル
正しき者が負けることなどありません。
わたくし、必ず勝ってみせますわ。

ヴェイク
ず、ずいぶん…
やりにくい勝負になっちまったな…



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【ヴェイク×ベルベット C】
ヴェイク
…ちょっと話がある。

ベルベット
私にはないわ。

ヴェイク
俺様があるって言ってるんだよ!
この前の戦いのことだ。
お前、目立ち過ぎだぜ。
先陣切るのは俺様に任せとけ。

ベルベット
…手柄でも欲しいの?
そんなものは早い者勝ちでしょう?

ヴェイク
そんな話じゃねえ。
お前、ひとりで突っ込み過ぎてんだよ。
あれじゃうしろの奴らが追いつけねぇ。
連携が取れなくなるだろうが。

ベルベット
私は私のやり方で戦うわ。
私のことは存在しないと
思ってくれればいいから。

ヴェイク
そんな器用なこと、
俺様にできるわけねーだろ!

ベルベット
タグエルを差別し、存在を否定した
人間たちが今さらなにを言うのよ。

ヴェイク
…お前だって、人間ってだけで
俺様たちを否定してるだろうが。
お前も人間を差別してるじゃねーか。
お前の嫌いな奴らと同じようにな!

ベルベット
なんですって…!

ヴェイク
おう、なんだ。
俺様の言ったこと、間違ってるか。

ベルベット
…ふん。これからは貴方のうしろを
ついていけばいいのでしょう。
せいぜい背中に気をつけて
先陣でもなんでも切るがいいわ。

ヴェイク
…………。
あぁ、やっちまった。あんな言い方
するつもりじゃなかったんだがなぁ…。



戻る


【ヴェイク×ベルベット B】
ヴェイク
ベルベット。

ベルベット
なに。まだ注文があるの?
貴方の言う通り、先に出過ぎないよう
配慮しているつもりだけど?

ヴェイク
そのことを話すつもりだったんだよ。
あれから約束を守ってくれてるよな。
今後は状況を見て前に出てもいいぜ。
下がり過ぎるとお前も戦いにくいだろ。

ベルベット
前に出るなと言ったり
出ろと言ったり…
要は貴方と連携して
うまく戦えということ?
それはできないわ。私は
ほとんどの人間を信用していない。

ヴェイク
…あのなぁ。人間を信用しろなんて
俺様っはひと言も言ってねぇぞ。

ベルベット
え…?

ヴェイク
タグエルがどんな種族か知らねえが
お前を見てりゃなんとなく想像がつくぜ。
裏表なく、誇り高く、感情を隠さねえ。
気持ちのいい奴らだったんだろうよ。
人間は違う。表も裏もその裏もある。
騙すし盗むし裏切る。誇りも糞もねえ。
貧民街で、そういう腐った連中は
俺様も嫌というほど見てきたぜ。
こんな種族を丸ごと信じる奴がいたら
そいつはただの間抜けだ。

ベルベット
…そこまでわかっていて、
なぜ貴方を信用しろと言えるわけ?

ヴェイク
だから、ずっと言ってるだろ。
人間じゃなくて仲間を信じろって。
みんなお前のことを心配してる。
お前自身だってわかってんだろ?

ベルベット
…………

ヴェイク
あぁ、柄にもねぇ説教しちまったな…
俺様の話はそれだけだ。じゃあな。

ベルベット
言いたいことだけ言って…
勝手な男ね…



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【ヴェイク×ベルベット A】
ベルベット
ヴェイク…

ヴェイク
お前から話しかけてくるなんて
珍しいじゃねーか。
こないだは悪かったな。
俺様ばっか一方的にしゃべっちまって。

ベルベット
いや…私こそ今まで悪かったわ。
連携して戦ってみて…
わかったことも色々あったから。

ヴェイク
あぁ。確かに最近、うまく戦えてるな。
お前がいると俺様も突撃しやすいぜ。

ベルベット
貴方はもう少し周囲の状況を
見て戦った方がいいと思うわ。

ヴェイク
ははっ、そうかもな!
お前に言われるとは思わなかったぜ。

ベルベット
ふふっ…

ヴェイク
…へっ。
お前、笑うとかわいいな。

ベルベット
節操がないわね。私はタグエルよ。
貴方の欲望の対象にはならないでしょう。

ヴェイク
欲っ…そんな言い方するんじゃねー!
それに、かわいいことに
人間もタグエルも関係あるかよ!

ベルベット
確かにね…貴方は種族の壁など
どうでもいいと思ってるようだしね。

ヴェイク
仲間とのあいだにいちいち
壁なんて作ってられるか、面倒臭え。
俺様にとっちゃ、お前はちょっと変わった
ひとりの女に過ぎねぇよ。

ベルベット
…そう。



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【ヴェイク×ティアモ C】
ヴェイク
クロム!クロムはどこだーっ!

ティアモ
ヴェイク。

ヴェイク
おっ、そっちか!

ティアモ
違うわよ。いい加減、クロム様を
追いかけるのはやめたらどう?

ヴェイク
俺様とクロムは永遠のライバルだ!
どっちがどっちを追いかけてるとか、
そういう関係じゃねーんだよ!

ティアモ
現に今追いかけてるじゃない!
クロム様だって
迷惑してるに違いないわ!

ヴェイク
迷惑はしてないだろ?
あいつは毎回勝負に応じてるぜ?

ティアモ
挑まれたら逃げないのが
クロム様なんだから仕方ないじゃない。
だからあたしが
クロム様のためを思って…。

ヴェイク
本人が頼んだわけじゃねーだろ。
余計なお世話だっつーの。

ティアモ
うっ…。
…わかったわ。そんなに戦いたいなら
あたしが相手をしてあげる。

ヴェイク
は?お前が?

ティアモ
クロム様と戦いたいなら
まずあたしを倒してからにしなさい!

ヴェイク
ふふん、面白えじゃねえか。
クロムも見当たらねぇことだし
たまにはいいかもな。
来い!



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【ヴェイク×ティアモ B】
ヴェイク
くっそー、クロムの奴…
もうちょっとで俺様の勝ちだったのに!

ティアモ
何度負けてもあきらめないわね。
その情熱には頭が下がるわ。
でも、わざわざクロム様の剣に対して
不利な斧で挑まなくても…。

ヴェイク
相性とか理屈とか、
いちいち気にしてられねーんだよ。
頭のいいやり方じゃ、お前やクロム
みたいな奴には追いつけねぇ…。
俺様は俺様のやり方を通す。
そして勝つ!

ティアモ
…本当に勝ちたいの?

ヴェイク
ん?

ティアモ
この前戦ってみてわかったわ。
あなたには戦いの才能がある。
なのに変に我流にこだわって
基本を疎かにするから負けるのよ。

ヴェイク
なんだと!?

ティアモ
斧で勝つなら、正面から行く以外の
戦術も知らないとね。
よかったらあたしが指導するけど…
どうする?

ヴェイク
…本当にクロムに
勝てるようになるのか?

ティアモ
それはあなた次第ね。
でも、効果は保証するわ。

ヴェイク
ようし、やってやろうじゃねえか。

ティアモ
言っておくけど、
容赦はしないからね。

ヴェイク
上等だ!いくぜ!!



戻る


【ヴェイク×ティアモ A】
ティアモ
ふぅ…ひとまず休憩しましょう。

ヴェイク
はぁはぁ…なんの、まだまだ…だぜ。
ぜぇぜぇ…

ティアモ
強がりを言わないの。
息が上がってるじゃない。
適度に休憩をとることも
強くなるためにはあ大切な事よ。

ヴェイク
そ…そこまで言うのなら
休憩…してやるぜ。
ふーぅ…
あー疲れた。

ティアモ
ふふふ…でもすごいわ。
才能があるとは思ってたけど
この短期間で、見違えるような
動きになってきたもの。

ヴェイク
ま、基本のひとつやふたつ、
俺様にかかりゃどうってことねーぜ。
だが…お前に教えてもらわなきゃ
こうはいかなかっただろうな。
礼を言うぜ。ありがとな。

ティアモ
あら、素直なのね。珍しく。

ヴェイク
俺様はいつだって素直だぜ。

ティアモ
そうかしら?
ま、そういうことにしておくわ。

ヴェイク
だけど…いいのか?

ティアモ
なにが?

ヴェイク
俺様はクロムのライバルなんだぜ?
その俺様を強くするってのは
クロムにとっちゃ良くねえんじゃねえか?

ティアモ
そんなことはないわ。
あなたが強くなれば、クロム様も
負けまいとさらに強くなるもの。
結果としてクロム様の
ためになることよ。

ヴェイク
なるほどねえ。

ティアモ
それに、あなたが強くなることは
この軍全体の戦力も高くなるわ。
悪いことなんて
なにひとつ存在しないわよ。

ヴェイク
へーぇ、そこまで考えてたのか。
(マイユニット)も顔負けだな。

ティアモ
あのねえ…
普通考えるわよ、このくらい。
なんにも考えずに戦ってるのなんて
あなたくらいじゃない?

ヴェイク
なんだとぅ!

ティアモ
あらあ、ずいぶん
元気を取り戻したわね。
息も整ったみたいだし、
じゃ、続けますか。

ヴェイク
おぅ!

ティアモ
これからも
手加減なしでビシビシいくわよ!

ヴェイク
もちろんだ!クロムに勝てるその日まで
指導、よろしく頼むぜ!



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【ヴェイク×ティアモ S】
ヴェイク
へへっ…見たか?
クロムから一本取ったぜ。
まぁ、あいつにも一本取られたから
引き分けだが、お前の指導のおかげだ。

ティアモ
見たわよ…ふたりとも本気で、
真剣勝負のようだったわ。

ヴェイク
得物は真剣じゃなかったけど
俺様は真剣勝負のつもりだったぜ。
なにしろお前の心を動かすには
クロムに勝つしかねぇだろうからな。

ティアモ
え?
それって…どういう…

ヴェイク
なぁ…もうクロムのことはあきらめろ。
望みがないってよーくわかってんだろ?

ティアモ
なっ…なな、なんで、そんなこと…!

ヴェイク
見てて歯がゆくなってくるんだよ。
お前のひたむきさも、健気さも。
…俺様にしとけ。
俺様はお前のこと、ちゃんと見てるぜ。

ティアモ
えっ?…い、いきなり…
そんなこと言われたって…

ヴェイク
お前の情熱を俺様に向けてみろよ。
俺様は全部正面から受け止めてやる。
その倍の情熱でお前を愛してみせる。
だから、これを受け取ってくれ。

ティアモ
…え、指輪?
それって、つまり…

ヴェイク
お前のために注文した特注品だ。
お前の心がクロム以外に
揺れることなんてそうそうねぇからな。
今のうちに押し切らせてくれよ。
結婚してくれ、ティアモ。

ティアモ
うぅ…あの…、えっと……
は…はい。

ヴェイク
そうか!ありがとな!!
誰よりも愛してるぜ、ティアモ。
全力でしあわせにするからな!

ティアモ
もう…
本当に強引なんだから。
絶対にしあわせにしてよ?
…信じてるからね。



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【ヴェイク×ノノ C】
ノノ
…ぐすっ…うぅ…

ヴェイク
どうした?なに泣いてやがんだ?

ノノ
あっ…
んーん、なんでもない…

ヴェイク
なんでもないのに泣く奴がいるかよ。
ほら、言ってみろって。

ノノ
…怖い夢を見たの。

ヴェイク
夢の中で
怪物にでも追っかけられたのか?

ノノ
ううん、そういう夢じゃないの…
見たのは、ひとりぼっちの夢…
みんなノノを
置いて行っちゃうの…
クロムのおにいちゃんも、
(マイユニット)も、みんな…

ヴェイク
…そいつはありえねぇな。
クロムや(マイユニット)みたいな
お人好しがお前を置いて行けるかよ。
もちろん俺様も、ほかの奴らもだ。
みんなこうしてそばにいるだろ?

ノノ
だけどあと百年もしたら
みんないなくなっちゃうもん。

ヴェイク
…………

ノノ
そしたらノノ、またひとりぼっち…
う、うぅ、ぐすっ…

ヴェイク
…だーっ!!
泣くなよ、もう!
百年も先のことなんざ、
百年先のお前に任せとけ!
子どもは今を目一杯楽しく遊んで
笑ってりゃいいんだっつーの!

ノノ
そんなこと言っても…

ヴェイク
つまんねぇこと考える暇があったら
とにかく遊べ!
よーし、まずは…
屍兵ごっこだ!ぎゃおーっ!

ノノ
きゃーっ!



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【ヴェイク×ノノ B】
ノノ
んっと…ひゅー。ひゅー。

ヴェイク
へったくそな口笛だなぁ。
俺様がもう一度手本を見せてやろうか?

ノノ
も、もうちょっとなのに!
ひゅー…ひゅー!

ヴェイク
それ、口で言ってるだけだぞ。
まぁ気長に練習しろ。
うらやましいくらい
長い寿命があるんだからよ。

ノノ
…長く生きても
いいことなんてないよ。

ヴェイク
俺はお前くらいの寿命が欲しいぜ。
叶えたい夢があるからな。

ノノ
ヴェイクの夢?なになに?

ヴェイク
国一番の男になって、貧民街にいる
俺様の子分たちにいい暮らしをさせる!
で、さらに子分のまわりにいる
連中にいい暮らしをさせる!
それを続けていって、最後は
世の中全部をいい暮らしにしちまうわけだ。

ノノ
すごーい!

ヴェイク
ま、昔、エメリナ様が話してたことを
俺様流に言い直しただけなんだけどな。
けど、この夢を実現させるにゃ、
時間がいくらあっても足りねぇ。
長生きしねぇとなー…。

ノノ
…だいじょうぶだよ。
ノノがいるもん。
ヴェイクの寿命が足りなかったら
ノノが代わってあげる!
ノノ、長生きだから
ヴェイクのお手伝いができるね!

ヴェイク
…ノノ…お前…。



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【ヴェイク×ノノ A】
ノノ
…………。

ヴェイク
なんだなんだ、浮かない顔しやがって。
子どもはもっと笑ってろよ。

ノノ
ノノ、ヴェイクよりお姉さんだもん。

ヴェイク
中身がガキだったら
いくつでも子どもは子どもなんだよ。
で、どうした?
また怖い夢でも見たか?

ノノ
ヴェイク、優しいね。
…だから怖いの。
ヴェイクがいなくなったときのこと
考えると…すごく怖いの。

ヴェイク
…お前なぁ…こないだは俺様の夢を
代わりに叶えるって言ってただろうが。

ノノ
そうだよ…だからノノ、
ずっと生きていこうって思ったよ…。
でも、ヴェイクがいなくなるのは
やっぱり嫌なの!
ヴェイクだけじゃない…
みんな、いなくなるのがとっても嫌なの…

ヴェイク
なにを言い出すかと思えば…
心配すんな。俺様はいなくなったりしねえよ。

ノノ
…ほんとに?

ヴェイク
あぁ、本当だ。俺様だけじゃなく、
他の連中もきっとそのつもりさ。
だからもう泣くな。
お前は能天気に笑ってりゃいいんだよ。

ノノ
…わかった!
ありがとう、ヴェイク。

ヴェイク
おう!



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【ヴェイク×サーリャ C】
マイユニット(男)
………?

サーリャ
あぁ、(マイユニット)…。

ヴェイク
なにやってんだ、サーリャ。

サーリャ
…貴方が気にする必要はないわ。

ヴェイク
呪術をする奴が仲間を尾行していて
気にしねぇわけねぇだろ。

サーリャ
…私は(マイユニット)に危害を加える
つもりなんてないわ。
ただ、あの人を見ているだけで…
この心は満たされるのよ…。

ヴェイク
そういうことか…
(マイユニット)のやつ、モテモテだな。

サーリャ
男はすぐにそういう方向へ
頭を働かせるわね…。
私が抱いている思いは…
そんな単純な感情ではないわ…。
私が求めているのは…
もっと純粋な魂の絆なの…。

ヴェイク
へえ…じゃあ俺様に対してはどうだ?
その魂のなんとやらの対象にはならねえのか?

サーリャ
貴方、その意味が
分かって言ってるの…?

ヴェイク
要するに好意を持つ事ではあるんだろ?
惚れたはれたとは別にして。

サーリャ
そうね…
間違っているとは言えないわ…
でも…貴方に魂の絆を求める
自分は想像できないわね…

ヴェイク
くっそー…なんでだよ!
納得いかねぇ!
なんであいつばっかり好意を持たれて
俺様じゃ駄目なんだ!



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【ヴェイク×サーリャ B】
サーリャ
今日は(マイユニット)と
濃密な時間が過ごせたわ。うふふ…。

ヴェイク
おい、サーリャ。

サーリャ
…いい気分に浸っていたのに…
なんなのよ、突然。
まだ…私が(マイユニット)に
なにかすると思ってるの…?

ヴェイク
いいや。今まで見張らせてもらったが
お前は悪い奴じゃなさそうだ。
もう心配はしてねぇよ。
…疑って悪かったな。

サーリャ
そう…これ以上じろじろ
見られていたら呪っていたわ。

ヴェイク
おいおい、
おっかねぇこと言うなよ。

サーリャ
おっかない…?
望むところじゃないの?

ヴェイク
ん?どういうことだ?

サーリャ
呪うということは…
人に好意を持つことに似ているから…。
好意を持つことは…相手の心に触れたい…
理解しあいたいと願うこと。
呪いも、そう…相手の心に触れ、
同調することで魂を揺さぶる…。
うふふ…貴方は単純そうだから
さぞかし呪いやすいでしょうね…。

ヴェイク
失礼な女だな、おい…。
ま、でもお前みたいな美人に
心を触られるのは悪くねぇかもな。

サーリャ
勘違いしないでね…私は
貴方の心に触れられるけど…
貴方のような単細胞に
私の心は理解できないわ…。

ヴェイク
ほんっとに失礼だな、お前!
俺様ぁそこまで馬鹿じゃねぇぞ!

サーリャ
うふふ…馬鹿はみんなそういうのよ。

ヴェイク
はっきり馬鹿って言いやがったな!
ちきしょう、今に見てろよ!



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【ヴェイク×サーリャ A】
ヴェイク
…よう、偶然だな。

サーリャ
どうして…こんなところにいるの。
食事の時間でしょう?

ヴェイク
お前こそ、食事の時間なのに
こんなところでなにしてんだよ。

サーリャ
貴方には…関係ないわ…。

ヴェイク
…放ってはおけねぇよ。
仲間が落ち込んでんのに。
戦争なんだから仕方ねぇだろ。
どうしたって犠牲者は出るもんだ。
お前がいくらがんばったって、
味方全員守れるわけじゃねぇ。

サーリャ
…でも…救えたわ。
私にもう少し力があれば…救えたわ。

ヴェイク
悔やんだって死者は戻ってこねぇ。
前に進むしかねぇんだ。
ほれ、果物くらいなら腹に入るだろ。
少しは食わねぇと身が持たねぇぜ。

サーリャ
…なぜ、そんなに都合よく
食べ物を持ち合わせているの…?

ヴェイク
…ん?

サーリャ
貴方がここに来たのは
偶然じゃないわね…。
私がここにいることも…
落ち込んでいることも、承知の上で…。

ヴェイク
さぁな。どうでもいいじゃねぇか、
そういうことはよ。

サーリャ
…訂正するわ。

ヴェイク
なにがだ?

サーリャ
貴方には私の心を理解できないと
言ったこと…訂正するわ。

ヴェイク
へへっ、そうかい。



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【ヴェイク×オリヴィエ C】
ヴェイク
…ん?

オリヴィエ
…ふぅっ…。

ヴェイク
オリヴィエ、泣いてんのか?
おい、どうしたんだよ!

オリヴィエ
風の匂いが…。

ヴェイク
風の匂い?
べつに普通だと思うがな…。

オリヴィエ
いえ、風の匂いの移り変わりに
季節の変化を感じたら…自然と涙が…。

ヴェイク
はぁ?

オリヴィエ
きゃっ!は、恥ずかしいです〜…!

ヴェイク
わ、悪い。
俺様はてっきりなにかあったのかと…。

オリヴィエ
わ、私…こういうこと、
しょっちゅうありますから…。

ヴェイク
しょっちゅうって…
風の匂いで涙を流すのが?

オリヴィエ
星がきれいだったり…美味しいものを
食べたり…渡り鳥の群れを見つけたり。
なにかに心を動かされると、
感動でぼーっとしちゃうんです…。

ヴェイク
ふーん、そういうもんか…。
俺様にゃよくわかんないけど
なんつーか、繊細だな、お前。

オリヴィエ
うぅ…すみません。

ヴェイク
謝るこたぁねぇよ。戦場で
ぼーっとすることはねぇんだろ?

オリヴィエ
は、はい…それは、さすがに。

ヴェイク
だったら気にするこたぁねえよ。
しかし、風の匂い、ねぇ…
俺様にゃメシの匂いとか
そんなのしか分からねえよ。

オリヴィエ
えっ…あ、はい…すいません。

ヴェイク
いや、今のは謝るところじゃねぇだろ。
笑うとか突っ込むとかどっちかの…

オリヴィエ
えっ…そ、そうなんですか…
すみません。すみません…!

ヴェイク
…また謝ってる。
不思議なやつだな。お前。

オリヴィエ
す、すみません…。



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【ヴェイク×オリヴィエ B】
ヴェイク
…………。

オリヴィエ
あ、あの…すみませんでした。

ヴェイク
ったく…崖の下にきれいな花があったからって
普通取りに行こうとするか…?
俺様が見つけてなかったら
落ちてたかもしんねーぞ?

オリヴィエ
そ…そうですね…。

ヴェイク
また何かあったのかよ?
その風の匂いがどうとかって感じのが。

オリヴィエ
は…はい。

ヴェイク
風の匂いとかで涙流したり、
流れ星見つけてはしゃいだり…。
お前って、子どもみたいだな。

オリヴィエ
うぅっ…ごめんなさい…。

ヴェイク
…お前って
本っ当に謝ってばっかりだな。

オリヴィエ
す、すみません…。

ヴェイク
他に何かないのかよ?
『ヴェイクさんって素敵ですね』とかさ。

オリヴィエ
あ…いえ…その…

ヴェイク
ほら、恥ずかしがらずに。

オリヴィエ
あ…ありがとうございました。

ヴェイク
へ?

オリヴィエ
いえ…その…
助けてもらって…

ヴェイク
あ、そのこと…

オリヴィエ
え…わ…私
何かいけないことでも…

ヴェイク
言ってねぇ!言ってねえから
なんでも謝るのはやめてくれ。

オリヴィエ
は、はい…



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【ヴェイク×オリヴィエ A】
オリヴィエ
あ…あの、ヴェイクさん。

ヴェイク
んー?

オリヴィエ
こ…この前、
崖から落ちかけた時のことなんですが…

ヴェイク
ああ。
あの時がどうしたんだ?

オリヴィエ
あの、その、えっと…
ヴェ、ヴェイクさんって素敵ですね。

ヴェイク
はい?

オリヴィエ
え!ち、違うんですか…

ヴェイク
いや、違うもなにも
話の筋がまったく見えてこねえ。
そりゃ俺様は素敵だろうけどよ。
崖から落ちかけた時の事とどう結びつくんだ?

オリヴィエ
いえ…あの…その…あの時、ヴェイクさんが
謝る代わりとして、挙げてらっしゃったんで…
ひょっとしたら…そう言って
欲しかったのかもって…だから…

ヴェイク
で、それを今言ったってわけか。

オリヴィエ
は…はい…

ヴェイク
あのなあ…物事には
タイミングってものがあるだろう。
今言われても
びっくるするじゃねぇか。

オリヴィエ
あぅぅ…すいません。

ヴェイク
また謝ってる…

オリヴィエ
でも…その…助けていただいたんで…
なにかお礼をしたくて、それで…

ヴェイク
それでさっきのセリフか…
やっと飲み込めたぜ。
じゃあ、この前のお礼にひとつ頼みがある。
いいか?

オリヴィエ
はい…なんでしょう…

ヴェイク
俺様の前では謝るな。

オリヴィエ
え…

ヴェイク
なんつーのかな、そうポンポン謝られると
普通に話ができてる気がしねえんだよ。
俺様はお前とちゃんと話がしてみてえんだ。
だから、いいな。

オリヴィエ
は…はい…
努力します…



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【ヴェイク×セルジュ C】
ヴェイク
…いてっ!沁みるって!

セルジュ
沁みるように塗ったのだから、当然よ。
はい、もっと傷口を見せて?

ヴェイク
意地悪すんなよな…。

セルジュ
うちのミネルヴァちゃんと
殴り合いなんてするからよ。
飛竜と素手で喧嘩なんて…。
私が来なかったらどうなっていたか。

ヴェイク
お前が邪魔しなかったら
確実に俺様が勝ってたな!

セルジュ
組み伏せられた体勢から
どうやって勝つ予定だったのかしら?
ミネルヴァちゃん、
あぁ見えて気性が荒いのよ?

ヴェイク
あぁ見えてって、見たまんまだろ…。

セルジュ
あらあら、ここも塗っておかないと。

ヴェイク
痛ぇって!

セルジュ
うふふ、ごめんなさい。
でも次にミネルヴァちゃんに手を出したら、
今度は止めないわよ?
ミネルヴァちゃんのご飯にならないよう、
せいぜい気をつけてね。

ヴェイク
あぁ、かまわねぇぜ。
次こそ決着つけなきゃな。
俺様が最強だってこと、
あいつに思い知らせてやる!

セルジュ
…やれやれ、困った人。



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【ヴェイク×セルジュ B】
セルジュ
ヴェイク。
ミネルヴァちゃんになにをしたの?

ヴェイク
ん?べつに、いつも通りだぜ。

セルジュ
いつも通りということは、いつも通り
組み伏せられていたわけね。
それにしては
ずいぶん仲良くなっていたわね。
あの子があんなにはしゃいでるの、
野生のグリフォンを
仕留めた時以来のことだわ。

ヴェイク
そ…そうなのか。
ま、殴り合いから生まれる
友情ってもんがあるんだよ。
思いきり気持ちをぶつけて通じ合った。
言葉は通じなくてもな。

セルジュ
そうだったのね。そういうお話なら
わからなくもないわ。
方法はともかく、あの子と
仲良くしてくれるのは大歓迎よ。

ヴェイク
あいつ、お前のことを
ずいぶん慕ってるよな。
ミネルヴァを見てたらわかるぜ。
お前が優しい主人だってことはな。

セルジュ
いふふ、ありがとう。
これからも仲良くしてあげてね。

ヴェイク
もちろんだぜ。あいつとはもう
男と男の友情が芽生えてるからな!

セルジュ
…………
ミネルヴァちゃんはメスよ…

ヴェイク
そ、そうか。悪い。

セルジュ
ふぅ…じゃ、どうぞ
こちらへ来てちょうだい。
じゃれ合ってすり傷ができてるわ。
手当てをしないとね。

ヴェイク
あー…今度はあんまり
沁みないように塗ってくれよな。

セルジュ
さて、どうしましょう?
うふふ。



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【ヴェイク×セルジュ A】
セルジュ
どうだったかしら?
飛竜の背中から見た空は。

ヴェイク
すげー気持ちよかったぜ!
いいなぁ空は。どこまでも広くて!

セルジュ
それにしても、ミネルヴァちゃんが
背中に乗せるほど心を許すなんて。
あなたのこと、
よっぽど気に入ったんでしょうね。

ヴェイク
餌の世話とか、水浴びとか
しょっちゅう付き合ってたからな。

セルジュ
あらまぁ。
意外に優しいのね、ヴェイクは。

ヴェイク
仲間と認めた奴には
優しくしてるつもりだぜ、俺様は。
それにあいつ、仲良くなってみると
なかなか可愛い顔してるしよ。

セルジュ
でしょう?私もひと目見たときから
そう思っていたの。
もう十年の付き合いだけど、
日に日に可愛くなっていくのよ?

ヴェイク
十年って…お前、子どもの頃から
ドラゴンナイトだったのか?

セルジュ
まさか。ただの子どもだったわ。
一人で飛竜の谷へ行ったときに、
ミネルヴァちゃんと出会ったの。

ヴェイク
ひ…ひとりで!?

セルジュ
えぇ。私一人で行ったのよ。
ちょっとした冒険みたいでワクワクしたわ。
当時はミネルヴァちゃんもまだ小さくて…
それはもう、可愛かったのよ。

ヴェイク
へ、へぇ…そりゃよかったな。
それで、殴り合って仲良くなったってか?

セルジュ
うふふ、実は似たようなものなの。
当時はシスターの修行中だったから
手にした杖で、言うことを聞きなさい!
と、頭をぽかりと。
そうしたらミネルヴァちゃん、
急にしおらしくなっちゃって。
言うことを聞いてくれるようになったから、
そのまま家まで乗せてもらったの。

ヴェイク
…マジかよ。すごいな。

セルジュ
うふふ。それ以来、
私とミネルヴァちゃんはずっと一緒なの。
あ、もちろん杖で殴ったことは
そのあとちゃんと謝ったわ。

ヴェイク
大した度胸してやがるぜ…。
お前ってきれいな顔して豪快だな。

セルジュ
うふふ、女性への褒め言葉としては
不適切な気もするわね。

ヴェイク
俺様は素直に褒めたつもりだ。
気に入ったぜ、お前のこと!



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