縮緬遊戯堂・紫龍館
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支援会話一覧


【ソワレ×ヴィオール C】
ソワレ
はっ!やぁぁぁっ!!

ヴィオール
おお、わが麗しの
ソワレくんではないか。
蝶が舞い蜂が刺す
その華麗なる動きは例えるに…

ソワレ
…なにか用かい?

ヴィオール
用?もちろん
私はいつだって君に…

ソワレ
用がないなら去ってくれたまえ。
ボクは訓練の最中なんだ。

ヴィオール
おお、冷たいなあ。そんなことを言わずに
私と語りあおうではないか。
雄々しき掛け声と共に戦の訓練など
君には似つかわしくない。

ソワレ
と言われても
これがボクの性分だからね。
訓練を怠ると
いつ命を失うかわからないし。

ヴィオール
そんなことをせずとも、麗しの君を
守ってくれる男がいるだろうに。

ソワレ
ボクを?
そんな男がどこにいるんだい?

ヴィオール
今、目の前に、さ。

ソワレ
ぷっ…あははは!冗談はやめてくれ。
相変わらず面白い男だな、キミは。

ヴィオール
…上段のつもりはないんだが。

ソワレ
大体、よっぽどの男でない限り
ボクを守るなんて無理さ。
そんな英雄は簡単にはいないよ。

ヴィオール
だから君の目の前にいると
言っているではないか。

ソワレ
無理無理。他の誰かならともかく
キミには絶対に無理だね。

ヴィオール
むう。こうなると
後にはひけんな。
次なる戦いで我が雄姿
しかと、その目に焼き付けてくれたまえ。

ソワレ
はいはい。楽しみにしているよ。



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【ソワレ×ヴィオール B】
ソワレ
やあ、ヴィオール。
見せてもらったよ、この前の戦い。

ヴィオール
では私の鬼神のごとき戦いぶりに
納得していただけたかな。
君が私を守れる
英雄的存在であるという事を。

ソワレ
よく言うよ!一騎討ちを挑まれて
断ってたじゃないか!

ヴィオール
ああ、あれは受ける理由が
なかったものでね。

ソワレ
でも英雄なんだろう?
一騎討ちを断るのはらしくないんじゃないか?

ヴィオール
そんなことはない。
不要な戦いをせぬのも英雄の条件の一つさ。

ソワレ
じゃあ、英雄さんは、どんな理由なら
一騎討ちをするんだい?

ヴィオール
たとえば君を守るため。
それなら何をおいても受けたさ。

ソワレ
やれやれ、ああ言えばこう言う…
本当に口のへらない男だな、キミは。

ヴィオール
私は事実を言っているまでだ。
信じるか否かは君が決めてくれたまえ。

ソワレ
そうか、じゃあ信じないよ。

ヴィオール
むぅ…そこは少なくとも
悩んでみるところではないのか?

ソワレ
ははは…冗談だよ。
まあ一騎討ちは受けなかったけど
他で働きが悪かったわけじゃないし
とりあえずは保留かな。
次に期待しているよ、英雄さん。

ヴィオール
うむ。まかせておきたまえ!


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【ソワレ×ヴィオール A】
ヴィオール
やあ、ソワレくん。どうした?
私の顔になにかついているかい?

ソワレ
…ちょっと自分の目を
疑っているところだよ。

ヴィオール
ほう。わが麗しのソワレくんを
驚かせるとはよほどの事だな。
一体なにがあったのだ?

ソワレ
なにがじゃないだろう!
キミの一騎討ちのことだよ!
まさか、キミが一騎討ちを受けて
勝利するなんて。
しかも、他の仲間たちが
さんざん手こずった相手なのに…!

ヴィオール
ああ、あれか。
当然のことではないか。
前にも言ったはずだ。
理由があれば一騎討ちを受けると。

ソワレ
理由?
今回は理由があったのか?

ヴィオール
うむ。あのまま放っておけば
あの者のひきいる軍勢が
あたりの村に襲いかかりかねなかった。

ソワレ
あ…それで…

ヴィオール
弱き者を守るために戦う。
これぞ高貴なる貴族たる者のつとめ。
いたずらに武勇をふりかざすなど
獣と同じではないか。おお醜い醜い。

ソワレ
では、ボクを守ると言ったのも
同じ理由かい?

ヴィオール
もちろん。私にとって君は
麗しくも華麗なる淑女だ。
守るのは紳士として
当然のことではないか。

ソワレ
ボクをかよわき者あつかいするのか!
…と言いたいところだけど
淑女あつかいをしてくれることに
悪い気はしないな。
キミのあの武勇を見せられた
後だからかな。

ヴィオール
では、認めてくれるのだな
私が君をも守れる英雄であることを!

ソワレ
ボクを守れるかは置いたとしても
こういう英雄があるのかもとは思えたよ。
少なくともボクの背中は託せそうだ。

ヴィオール
うむ。任せるがよい!

ソワレ
やれやれ、その調子の良さは
変わらないんだな。
ま、今後ともよろしくね。
英雄さん。



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【ソワレ×ヴィオール S】
ソワレ
ヴィオール。

ヴィオール
おぉ、ソワレくん。
今日も見目麗しい。

ソワレ
…………。

ヴィオール
むむ…ずいぶん情熱的な視線だな。
どんな男でも殺してしまいそうだ。

ソワレ
…………。

ヴィオール
あー…ソワレくん。できればなにか
反応をしていただけないだろうか。

ソワレ
…………。

ヴィオール
これは…まいったな。
女性の沈黙はどうも…。

ソワレ
ぷっ…あはははは…
やっぱり、思った通りだ。
キミは、相手に自分の思いを
投げかけるのには慣れているけど
相手の自分に対する思いを
受け止めるというのは苦手なんだな。

ヴィオール
私を試していたのか?
君らしくもない人の悪さだな。

ソワレ
キミと話をしていると、
いつも主導権を奪われるんでね。
キミの苦手のひとつくらいは
知っておきたかったんだよ。

ヴィオール
ほほう。私の苦手を知る必要があると?
それは何かな?それを知った上で
私に結婚のひとつでも迫るということかね。

ソワレ
そうだよ。

ヴィオール
ふむ、そうじゃないなら他に何を……
って、ええっ!そ、そうなのか?

ソワレ
ああ。

ヴィオール
いや、その、あの、そ、それは光栄だ。
が、しかし、私のほうは準備もなにも…

ソワレ
やれやれ、キミは
不意打ちにも弱いのかい?

ヴィオール
むぅ…これは、なんとも…

ソワレ
ほら、いつもの調子はどうした?
ここは何かビシっと決めるところじゃないか。
ボクは麗しくも華麗なる淑女なんだろう?
淑女に恥をかかせないでくれよ。

ヴィオール
いや、その…コホン、女性の期待には
身命を賭して応えるのが私の流儀だ。
その申し出、
喜んでお受けしようではないか。

ソワレ
…ま、ギリギリ及第点かな。
もう少しマシなセリフは出てこないのかい?

ヴィオール
ううっ……

ソワレ
じゃあ、誓いの指輪を
買いに行くとしようか。
店はもう決めてあるから、
ボクについてきてくれ。

ヴィオール
あ、ああ…

ソワレ
聞こえない!
返事は?

ヴィオール
は、はひっ!



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【ソワレ×ソール C】
ソール
今日はいい訓練ができたね。
そろそろ休憩にしようか?

ソワレ
なにを言うんだい。
ボクはまだまだ続けるつもりだよ。

ソール
えっ…。

ソワレ
ソール。
キミは今の実力で満足なのかい?
古の英雄王に仕えたふたりの騎士の
ようになりたいと思わないのかい?

ソール
それって…
“黒豹”と“猛牛”の伝説のこと?

ソワレ
そう。ボクたちに求められているのは
彼らのような強さだと思っている。

ソール
で、でもさ。伝説は伝説だよ?
僕なんかがそんな大それた…。

ソワレ
最初からあきらめてどうするんだい?
どこまでも高みを目指そうじゃないか。
伝説に追いつく…いや、
伝説を超える心意気を持たないとね。

ソール
…君にはかなわないなぁ。
わかった。僕、がんばるよ。

ソワレ
ボクも“猛牛”と呼ばれるような
勇猛さを身につけるべく、努力するよ。

ソール
うん…
って、ソワレが“猛牛”のほうなの?

ソワレ
ふっ…目標は高いほうが
やり甲斐がある。

ソール
いや…ソワレがそれでいいなら
文句はないけどさ…。
僕も“黒豹”目指して
気合を入れ直さないとね…。



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【ソワレ×ソール B】
ソール
…参った。

ソワレ
ボクに押し負けるとは…。
キミの力はそんなものじゃないはずだよ。
まさかとは思うが、
ボクに気を遣ったのかい?

ソール
そんな余裕ないって。
ソワレの気迫にやられただけだよ。

ソワレ
ふぅ…それはそれでどうなんだい。
すぐ気圧されるのはキミの悪いところだ。

ソール
はは…。気が弱いのかな、僕。

ソワレ
自分が見えていないから自信が持てず、
なにごとも弱気になってしまうんだ。
手を出したまえ。
握手をしよう、ソール。

ソール
へ?は…はい。

ソワレ
ボクの手を握って、どう思う?

ソール
…い、意外に小さいね。
柔らかくて、すべすべしてて…。

ソワレ
…後半はともかく、
大事なのは最初の感想だよ。
キミはボクより体格に優れている。
力もあるし馬もよく乗りこなしている。
そんなキミがボクに押し負けるなんて
本来あり得ない話じゃないかな?

ソール
…そうだね。それだけ僕は
ソワレの勢いに飲まれていたんだね…。

ソワレ
気の持ちようさえ変われば、
キミは今よりずっと強くなれるはずだよ。

ソール
そ、そうかな?
って、これもソワレの言葉で
揺らいでるってことなのかも…。

ソワレ
ははっ、それで強くなれるなら
信じてみるのもいいじゃないか。
どうだい、
もう一回手合わせしてみないかい?

ソール
うん。今度は押し負けないよ!



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【ソワレ×ソール A】
ソワレ
…さっきのはいい一撃だったね。

ソール
ありがとう。だんだんソワレの
言ってたこと、わかってきたよ。
気の持ちようひとつで
こんなに違うなんて…。

ソワレ
そうだね。この調子でいけば、
ボクを超えるのももうすぐかもね。

ソール
はは、そんなことないよ。
まだまだ今はソワレのほうが上だって。

ソワレ
今は…か。それは、
いつかは超えるという意味だね?

ソール
あ、えっと……。

ソワレ
…いいんだ。気にしないでくれ。

ソール
ソワレ?なんだかいつもと
様子が違う気がするんだけど…。

ソワレ
…ソール。ボクは…女だということで
差別されるのが嫌いだ。

ソール
うん…知ってるよ。

ソワレ
そうだね。キミはわかってくれているから
決してそういうことを言ったりしない。
でもね、キミと手合わせしていると
誰よりもボクが男との違いを痛感するんだ。
いつかキミに追い抜かれたとき…
もう二度と追いつけないかもしれない。
ボク自身が、女であることを言い訳に
してしまうかもしれない…。
それが不安なのさ。

ソール
…もし、ソワレが弱気になったら
僕が叱り飛ばしてあげるよ。

ソワレ
キミが…ボクを?

ソール
うん。だって、僕らは
伝説のふたりの騎士になるんでしょ。
片方があきらめちゃったら
かっこうがつかないじゃない?

ソワレ
ふっ…言ってくれるじゃないか。
それでこそボクが認めた男だよ。
もう一本、手合わせ願いたいな。

ソール
こちらこそ。



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【ソワレ×ソール S】
ソワレ
…今日はボクの完敗だったね。

ソール
ありがとう…。ここまで強くなれたのは
ソワレのおかげだよ。

ソワレ
ボクが強くしたんじゃないよ。
キミは元々強かったのさ。

ソール
ねぇ、ソワレ…。
僕にはもう追いつけないと思ってる?

ソワレ
いや。次こそは必ずキミに勝つという
思いがみなぎっている。

ソール
やっぱりそうだよね。
君は弱さに屈する人じゃない。
どこまでも高みを目指す…
誰よりもかっこいい人だよ。

ソワレ
ボクが弱音を吐かなかったのは
キミがいっしょにいてくれたからさ。
共に道を歩む同志がいるからこそ、
逃げずに立ち向かおうと思える。
キミはかけがえのない相棒だよ。
これからもよろしく頼む。

ソール
そのことなんだけどさ…。
これを受け取って欲しいんだ。

ソワレ
…指輪?

ソール
うん…。僕と、結婚して欲しいんだ。
僕は…意気地なしだ。いつだって
弱気でおろおろしてばかりだよ。
でも、君がそばにいてくれれば…
そうじゃない自分になれると思うんだ。
君が弱音を吐きそうなときも
力強く支えられるような、そんな男に。

ソワレ
ふっ…。今日はやけに強気だね。

ソール
ぼ、僕だって、こういうときはね…。
指輪も思い切って特注したものだし…。
これも君の指導の成果だよ、ソワレ。

ソワレ
うれしいことを言ってくれるね。
さっきの言葉に
嘘がないなら、ボクに異存はないよ。
キミが弱気になったときはボクが支える。
共に支え合って生きていこう…ソール。

ソール
あ…ありがとう、ソワレ!
これからは、ずっと一緒だね。



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【ソワレ×ヴェイク C】
ヴェイク
美味そうな菓子食ってるな。
そんなのどこで手に入れたんだ?

ソワレ
これかい?
イーリスを発つときに、ちょっとね。

ヴェイク
あ!いつもお前を
囲んでた女の子たちからか!

ソワレ
その通り。これは彼女たちが
ボクのために作ってくれた贈り物さ。

ヴェイク
くそぉ。どうして俺様には
女の子が寄ってこないんだ…?
だいたい、なんで女のお前が女の子に
きゃーきゃー言われてるんだよ!

ソワレ
ふっ…。
さて、どうしてだろうね。

ヴェイク
ちぇっ、得意気な顔しやがって。
俺様だって故郷には慕ってくれる
奴らがたくさんいるんだからな!

ソワレ
だったら別に
ボクをうらやむことはないだろう?

ヴェイク
俺様の子分はみんな男なんだよ!
野郎に菓子もらってもうれしくねーの!
なんで俺様は女受けしないんだ?
馬か?馬に乗ればいいのか?

ソワレ
いや…
そういうわけではないと思うけどね。

ヴェイク
むむ…。たとえばよ、
ソワレはどんな男が好きなんだ?

ソワレ
ボクかい?そう言われてもね…。
ボクより優秀な男には心が動くかもね。

ヴェイク
優秀?どういうところが?

ソワレ
なんでもいい。人としての器、頭脳、
あるいは、強さとか。

ヴェイク
強さか…。よし、ソワレ!
俺様の強さをちょっと見てくれ!

ソワレ
ここでキミの強さを誇示しても
女の子が寄って来るわけじゃないが…。
まぁいい。久しぶりに
キミと手合わせするのも悪くない。



戻る


【ソワレ×ヴェイク B】
ヴェイク
なぁソワレ。なぜだ?
俺様が女受けしないんだ?
俺様はじゅうぶん強いと思うんだが…

ソワレ
まぁ…確かに
キミはじゅうぶん強かったよ。
剣ではボクが勝ち越し…
槍ではボクが負け越した。
まあ強さというより武器の相性だった
気もしなくもないが…。
最後の腕相撲でボクが負けて
一応はヴェイクの勝ち越しか…むぅ。

ヴェイク
なにをぶつぶつ言ってんだ?
女の子がほかに男に求めること…
くそっ、わかんねぇな。
たとえばソワレだったら、
強さのほかにどこで男を見る?

ソワレ
ほかに?…そうだね。
やはり大事なのは心じゃないかな。

ヴェイク
心って言われてもなぁ…。

ソワレ
ボクの場合なら、己の身を捧げる
確固たる理想を持っているかどうかだ。
やはり、人生の伴侶にするなら
尊敬すべき人物と考えるのが普通だろう?

ヴェイク
理想ならあるぜ。そのために
イーリスの自警団に入ったんだからな。

ソワレ
そういえば、長い間一緒に
自警団をやっていたのに、
きちんとした動機を
聞いたことがなかったね。
なぜヴェイクは
自警団に入ったんだい?

ヴェイク
もちろん、国一番の男になるためだ!

ソワレ
それは聞いたことがあるよ。
聞きたいのはその理由のほうだ。

ヴェイク
…俺様は貧民街じゃ喧嘩で負けなしでよ。
けっこうな有名人だったんだよな。
俺様を慕う奴らがだんだん集まって、
ちょっとした勢力になっていって…。
まぁ、その辺の大人も一目置くような
悪ガキ集団の親分だったんだよ。

ソワレ
…キミらしいな。

ヴェイク
で、ある日エメリナ様が貧民街の様子を
見に来たとき、みんなに言ったんだよ。
“誰もが豊かな暮らしを送れる国家に
イーリスを生まれ変わらせたい”って。
その言葉にビビッと来たね。
俺様がやるべきなのはそれだ!って。

ソワレ
…つまり、大人物になって貧富の差を
なくすために、自警団に?

ヴェイク
へへっ…ま、そんなとこだ。

ソワレ
キミにそんな大望があったとは
知らなかったよ…。
それは尊敬に値するかもね。

ヴェイク
お、ソワレ、
ということは…?

ソワレ
そういう意味じゃない。
調子に乗るな。

ヴェイク
ちぇっ…
ま、気長に頑張るか。



戻る


【ソワレ×ヴェイク A】
ヴェイク
ソワレ、そういや一度
お前に聞いてみたかったんだけどよ。

ソワレ
ボク?なんだい?

ヴェイク
お前はどうしてここに入ったんだ?
いや、この前は俺様が理由を
教えてやっただろう?
だからあ、お前の理由も聞いとかないと
不公平ってもんじゃねぇか。

ソワレ
…不公平とは思わないけど、隠してる
わけじゃないし、教えるのは構わないよ。
ボクの理由は簡単さ。
騎士になるためだよ。

ヴェイク
へっ?

ソワレ
おかしいかい?

ヴェイク
いや、おかしいもなにも…
お前、もう騎士になってるじゃねぇか。

ソワレ
それは見た目の印象だろう?
まだ叙任を受けたわけじゃない。

ヴェイク
それじゃあ、ここで一発手柄を立て
クロムの目に止まって、てな魂胆か?

ソワレ
いや、それはちょっと違う。
ボクは騎士の家に生まれたから、
そんなことをしなくても
時期がくれば
叙任自体は受けられるはずさ。

ヴェイク
じゃあ、なんで…

ソワレ
イヤだったんだよ。そういうのがさ。
家が騎士だから騎士にはなれる。
でも、それが本当の騎士かい?
ボクはそうは思わない。
『常に人を敬う心を持ち、
 武勇の心を忘れず弱きを助ける』
この騎士としての精神が、騎士の家に
生まれたからって身につくはずがない。
だからここに参加した。
自分に苦難の道を与え、鍛えぬくために。
そして、自分が納得できるまで
騎士の叙任は受けないつもりなんだ…。

ヴェイク
……

ソワレ
あ、すまない。
ついしゃべりすぎてしまった。
ヴェイクが聞いてくれたものだから
ちょっと調子に乗ってしまったよ。
あきれられても仕方がないな。

ヴェイク
…あきれちゃいねえよ。
感心してるのさ。
お前、すげえよ。ホントに、すげえ…
くー、こいつは楽しくなってきやがった。

ソワレ
え?

ヴェイク
ソワレ、競争しようぜ!
お前が騎士の中の騎士になるのが先か。
俺様が国一番の男になるのが先か。

ソワレ
…面白そうじゃないか。
ボクはそう簡単に負けるつもりはないよ。

ヴェイク
へへ、そいつはこっちのセリフだぜ!



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【ソワレ×ミリエル C】
ソワレ
ミリエル、ちょっといいかい?

ミリエル
あぁ、ソワレさん。
私になにかご用ですか?

ソワレ
キミって色々なものを
研究しているよね?

ミリエル
ええ。森羅万象の不可思議を
解き明かすのは私の生きがいですから。

ソワレ
そこでちょっと頼みがあるんだ。

ミリエル
なんでしょう?
武器か何かの研究ですか?

ソワレ
うん、その…
ボクを研究してくれないか?

ミリエル
ソワレさんを?
それは、どういう…

ソワレ
いや、ヘンな意味じゃないんだ。
ボクって、どうやら他の女性とは
少し違う雰囲気を持っているみたいなんだ。

ミリエル
少し、ではない気もしますが…

ソワレ
それならなおさらだよ。
それが何に由来するものか
知りたいんだ。
だって、おかしいじゃないか。
ボクは普通にしているだけなのにさ。

ミリエル
なるほど。そういうことですか。
わかりました。そういう原因を
突き詰めてみるのも面白そうですね。

ソワレ
やってくれるのかい?
ありがとう。恩にきるよ。

ミリエル
少しお時間をいただくかもしれませんが
かまいませんか?

ソワレ
もちろんさ!



戻る


【ソワレ×ミリエル B】
ソワレ
やあ、ミリエル。
例の研究はどうだい?

ミリエル
ソワレさんについての
研究ですね。
あれからしばらくの間
じっくり観察させてもらいました。

ソワレ
えっ、そうなのかい?
気がつかなかったなあ。

ミリエル
対象に気づかれているようでは
効果ある研究はできませんから。
普段通りの行動を観察してこそ
意味があるというものです。

ソワレ
なるほどね。
で、なにか分かったのかい?

ミリエル
ええ、そうですね…観察したかぎりでは
大きな2つの点に集約されます。

ソワレ
それは?

ミリエル
言葉と身のこなしです。

ソワレ
言葉と身のこなし、か。

ミリエル
はい。服装もなのですが、
武装すれば他の方でもありえるものです。
ですが、言葉や身のこなしは
ソワレさん独特と言えると思います。

ソワレ
なるほどね。

ミリエル
ですから、変わりたいのあれば、
そこを他の人と同じようにすれば…。

ソワレ
うーん、でもそれでいいのかな。

ミリエル
と、言いますと?

ソワレ
なんだか『こうあるべき』って
決めつけているみたいじゃないか?
それはそれで
なんか、ひっかかるんだよなあ。
他の人たちと
同じでなきゃいけないの?…って。

ミリエル
確かに、そんなことは
ありませんけど…

ソワレ
…ちょっと考えてみるよ。
すまない。せっかく研究してくれたのに、
こんなこと言って。

ミリエル
いえ。



戻る


【ソワレ×ミリエル A】
ミリエル
ソワレさん。
少しいいですか?

ソワレ
どうしたんだい?

ミリエル
この間のこと、結論が出ましたか?

ソワレ
ボクの言葉や身のこなしが
独特の雰囲気を作ってるって件?
色々考えてみたんだけど
もうひとつしっくりこないんだ。

ミリエル
そうですか…少し実験に
付き合ってもらっていいですか?

ソワレ
実験?

ミリエル
ええ。ここにわらや古木がありますね。
これを燃やしてみます。えいっ!

ソワレ
おおっ、燃えはじめたね。

ミリエル
この火を消す時、
ソワレさんはどうしますか?
このあたりにある物を使って、
消し方を考えてみてください。

ソワレ
うーん、そこのおけに入っている
水をかける、かな?

ミリエル
水をかければ消えますか?

ソワレ
そりゃそうだろう。
だって水だからね。

ミリエル
じゃあ、かけてみてください。

ソワレ
よし、それっ!
うわっ!火が強くなった!
ミリエル、これは一体…

ミリエル
今のは『燃える水』です。
大陸のとある場所で
地面から湧き出ている不思議な水です。

ソワレ
燃える水…

ミリエル
ソワレさんは、水なら火を消せるだろうって
当たり前のことを考えましたよね。
でも、そうとは限りません。
水だって色々とあるんです。
そして、この水は、湧き出る地で
さまざまな役に立ってるそうですよ。

ソワレ
水にだって色々ある…それは人も同じ…
大切なのは本質ってことか。

ミリエル
はい、だからソワレさんは
今のままでいいと思います。
それが私の研究結果です。

ソワレ
なるほどね…ありがとう、ミリエル。
なんだか自信が持てたよ。
でも、それはそうとして…

ミリエル
なんです?

ソワレ
…この火、どうやって消すの?

ミリエル
あ…
も、問題ありません。
土をかければ消えます。
空気の元を断つのが
火を消す最良の手段ですので。

ソワレ
ボクに任せておけ!!
…うん、これで大丈夫だ。

ミリエル
思ったより早く消えましたね。
やはりソワレさんは頼りになります。
今のままが一番いいですよ。



戻る


【ソワレ×カラム C】
ソワレ
カラム…カラム!

カラム
…なに?

ソワレ
クロムから聞いたんだけど、先の戦いで
ひそかにボクをかばっていたそうだね?

カラム
ひそかにってわけでもないけど…
そうだね、うん。

ソワレ
そのことには感謝するが、
今後、そういった気遣いは無用だよ。
ボクは守る側の人間。
守られる必要はないからね。

カラム
…うーん。

ソワレ
納得いかないみたいだね。
そんなにおかしな話だったかい?
それとも、ボクが女だから
守らないといけないとでも?

カラム
…そうじゃないけど…。
ソワレが特別ってわけじゃなくて…
仲間を守るのが…僕の戦い方だから。

ソワレ
キミの戦い方を否定するつもりはないが、
本人がいらないと言ったんだ。
ボクの話はわかってくれたね?
それじゃ、失礼するよ。
時間を取ってしまって、
悪かったね。

カラム
あっ…ソワレ…。
…うーん…そう言われてもさ…。



戻る


【ソワレ×カラム B】
ソワレ
カラム…カラム!

カラム
…なに?

ソワレ
…やはり、腕に怪我をしているね。

カラム
う、うん…よく気づいたね…。

ソワレ
当然じゃないか。
ボクをかばって受けた傷だろう?
先日の話を忘れたとは言わせないよ。
どうしてボクを守ろうとするんだい?

カラム
…かばわなかったら、
ソワレが傷ついてたかもしれない。
仲間が傷つくのを見過ごすくらいなら…
自分が傷つくほうがましだよ…。

ソワレ
キミって奴は…
もう少し自分を大事にしなよ!

カラム
…ごめん…。

ソワレ
腕を出すんだ。血がにじんでいる。

カラム
あ…い、いいよ。
これくらい、大したことないから…。

ソワレ
いや、手当てさせてくれ。
でないとボクの気が済まない。

カラム
…わかった…ありがとう。

ソワレ
ボクのために…
こんな怪我をするなんて…。
ボクが決死の特攻をしたら
キミが先にやられかねないな。

カラム
はは…そうかもね…。

ソワレ
やっぱり懲りてないようだね。
まだボクを守るつもりかい?
ふっ。まったく…キミがそんな
頑固者だったとは知らなかったよ。



戻る


【ソワレ×カラム A】
ソワレ
カラム…。

カラム
…ご、ごめん。
またかばっちゃったね…。

ソワレ
いや、礼を言わせて欲しい。
キミが守ってくれなければ…危なかった。

カラム
ソワレ…。

ソワレ
キミには負けたよ。
ボクの背中、キミに預けよう。
あんなに守る必要はないと言ったのに…
ボクを折れさせるなんて、大した男だよ。

カラム
…守る必要がない人なんていないよ。
みんな、大事な仲間だからさ…。
強いから守らなくていいとか…
そういうことじゃないんだ、うん。

ソワレ
そうか…。仲間全員の盾となる。
それがキミの“道”ということなんだね。
今までのお詫びというわけではないが、
キミの道にボクも協力させてもらうよ。

カラム
協力…?

ソワレ
キミが仲間の盾となるなら、
誰がキミのことを守るんだい?
キミの危機にはボクが盾となろう。
どうだい、これで万全だろう?

カラム
…で、でもさ…。

ソワレ
嫌とは言わせないよ。
いや、言ってもそうさせてもらう。
キミにとってそうであるように、
ボクにとってもキミは大事な仲間だからね。

カラム
…あ、ありがとう、ソワレ…。



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【ソワレ×ドニ C】
ソワレ
はぁっ!!

(ぐしゃっ!!)

兵士
ま、参った…。

(どさっ!)

(ソワレ、兵士去る)

ドニ
うーん…やっぱりソワレさんは
かっこいいだ…。
昔聞いた物語の騎士様みたいだべ、
男のおらでも憧れちまうべ。

(ソワレ、現われる)

ソワレ
騎士様みたい、じゃなくて
騎士だよ、ボクは。

ドニ
あ…き、聞こえてただか。

ソワレ
そりゃ、あれだけ大きな声で独り言を言えば
いやでも聞こえるさ。

ドニ
す、すまなかっただ…
あの…ソワレさん…
よかったら、騎士様の生活って
どんなものか、教えてくれねえだか?

ソワレ
それはかまわないけど、
キミは騎士を目指すのかい?

ドニ
そういうわけじゃねえだ。
だども知りてえだ。
騎士様なんて、おらにとっちゃ
物語の中にしかいねえもんだっただ。
それが今、目の前にいるだ、
だから、それがどんなもんなのか…

ソワレ
つまり、物語にしかいなかったような
騎士という存在が
現実ではいったいどういうものか
知りたい、と?

ドニ
い、いやなら別にいいんだべ。

ソワレ
別にいやとは言ってないさ。
そうだな、じゃあ夕食の時にでも。

ドニ
あ、ありあてえ。
おら、すごくうれしいだ。



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【ソワレ×ドニ B】
ドニ
ソワレさん、この前は
ありがたかったべさ。

ソワレ
この前?
ああ、騎士の話をしたことかい?
喜んでくれてなによりだよ。
あんな話でよければいつでもどうぞ。

ドニ
本当だか?
じゃあ、またお願いしたいべ。

ソワレ
…そんなに面白かったのかい?

ドニ
んだ。
おらの知らない世界だもの。
ソワレさんには
当たり前のことでも
おらには何もかもが
新鮮だったべさ。

ソワレ
なるほど、
それは分かる気がするよ。
じゃあドニ、ボクもキミに一つ
頼みがあるんだが、いいかい?

ドニ
なんだべ?

ソワレ
キミの村の生活を
ボクに話してくれないか?

ドニ
村の生活だべか?
そりゃかまわねえけど
面白くないべ。村の生活なんて。

ソワレ
ドニがさっき言ったじゃないか。
知らない世界は、相手にとっては
当たり前でも新鮮に思えるって。
ボクは村の生活をしたことがない。
だから興味があるんだよ。

ドニ
…わかっただ。じゃあ、今日の
夕食の時にでもさせてもらうだ。

ソワレ
ありがたい。楽しみにしてるよ。

ドニ
へへへ…これでおあいこだべさ。



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【ソワレ×ドニ A】
ソワレ
やあドニ、
この前の話、面白かったよ。

ドニ
おらの村の生活の話だべか?
でも騎士様の話と比べて
華やかさもなにもねえだよ。

ソワレ
それはそうかもしれないけど、
ボクは経験したことがない世界だからね。
聞くこと全てが
新鮮で興味深いものだったよ。

ドニ
それはよかっただ。
だども…

ソワレ


ドニ
その…こんなことを言うのは
水を差すようですまねえんだが
村の暮らしは
楽しいことばっかりじゃねぇべ。
この前は、楽しい話や
面白い話ばかりしたけんど
戦で畑を荒らされたり
日照りや雨の降りすぎに悩まされたり
つらいことも多いだよ。

ソワレ
…それは騎士も同じだよ。
一見華やかな世界だけど嫉妬やしがらみ
納得できない命令もやらなきゃいけない。
いい事ばかりじゃないさ。

ドニ
そうだべか…ソワレさんも
面白い話だけしてくれただな。

ソワレ
…そうだ!今度はお互い
辛い事もふくめて話しあおうよ。

ドニ
辛い事も…だべか?

ソワレ
ああ。両方知って
はじめて理解が深まると思うんだ。
ボクはもっと村の事を知りたいよ。
辛い事も、苦しい事も含めてね。

ドニ
それは、おらも同じだよ。
そうするべそうするべ。楽しみにしてるだ!



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【ソワレ×ロンクー C】
ソワレ
ロンクー、キミの剣技を
戦場で見させてもらったよ。

ロンクー
む…

ソワレ
さすがフェリアの剣士。その技の冴え、
見ていて胸が熱くなったほどだ。
一手…手合わせを所望する。

ロンクー
…断る。

ソワレ
なぜだい?

ロンクー
お前とは…戦いたくない。

ソワレ
ずいぶんな言い草だね。
ボクとは戦うまでもないと?

ロンクー
…………

ソワレ
あまり見くびらないで欲しい。
ボクがキミを満足させられるかどうか、
剣を交わしてみればすぐにわかるさ。

ロンクー
女とは…手合わせしたくない。

ソワレ
…ボクを侮辱するつもりかい?
剣を抜きたまえ。

ロンクー
やめろ。

ソワレ
問答無用!

ロンクー
むっ…!
いきなり仕掛けてくるとは…

ソワレ
多少強引だが…見せてもらうよ。
キミの本気をね!



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【ソワレ×ロンクー B】
ソワレ
手合わせ願おう、ロンクー。

ロンクー
…手合わせなら以前しただろう。
お前の勝ちだ。

ソワレ
あれがキミの全力だったというのかい?
そんなはずはない。
手を抜いた相手に勝っても
なんの意味もないよ。

ロンクー
…あれが、お前への全力だ。

ソワレ
聞き捨てならないね。
女に本気は出せないと?
キミはどれだけ
ボクを侮辱すれば気が済むんだ!

ロンクー
すまん…
そんなつもりはなかった。
俺は…心底女が苦手なんだ。
近づかれると体が硬直する。
だから、どうしても
お前を相手にすると力が出せない…

ソワレ
…それほど根深いものなのか。
なにか事情があるんだね。

ロンクー
…いや、事情というほどのものでは…

ソワレ
あえて掘り返したりはしないよ。
言いたくないことだろうから。
だが、ひとつ質問させてもらおう。
それは戦場でも起きるのかい?

ロンクー
いや…戦場での硬直は致命的だからな。
死に物狂いで抑えている。

ソワレ
なるほど。死に物狂いであれば…
キミの本気が見られるわけだ!
はあぁぁっ!!

ロンクー
なにをする…!

ソワレ
真剣で斬り結べばいいのだろうが、
そういうわけにもいかない。
せめてボクの気迫でもって、
キミの“死に物狂い”を引き出そう。
キミも実戦だと思ってやりたまえ!

ロンクー
くっ…なんて女だ…!



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【ソワレ×ロンクー A】
ソワレ
ロンクー。時間は空いているかい?

ロンクー
あぁ。手合わせだな?

ソワレ
その通りだが…嫌がらないんだね。
ようやくボクのことを
女として見なくなったんだな。

ロンクー
いや…お前は女だ。
俺の中ではなにも変わっていない。
だが…手合わせを繰り返すうちに
いい加減、慣れてきたようだ。

ソワレ
ふっ…そうかい。
あれだけつばぜり合いをして
にらみ合っていれば当然かもね。
じゃあ、今日こそ
キミの本気を見ることができるんだね?

ロンクー
あぁ…ずいぶんと待たせてしまったな。
お前には感謝している。
持てる限りの技を尽くして応えよう。

ソワレ
静かな気迫が伝わってくるよ。
これこそボクの求めた剣士の姿だ。
では…始めようか。

ロンクー
いざ!



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【ソワレ×リヒト C】
リヒト
んー…この頁でいいのかな…
あ、ソワレさん、巻き込まれないように
下がってたほうがいいよ。爆発するかも。

ソワレ
そんなに色んな液体を混ぜて…
一体何を作っているんだい?

リヒト
薬だよ。

ソワレ
薬?
体のどこかでも悪いのかい?

リヒト
ううん。これはね、生き物が成長する
速度を早めることができる薬なんだ。

ソワレ
へぇ…そんな薬もあるんだね。
で、なにを成長させるつもりなんだい?

リヒト
僕。

ソワレ
キミを?
…危なくないのかい?

リヒト
うーん…
たぶんこれでいけると思うけど…

ソワレ
不安があるならやめたほうがいい。
そもそも、キミにそんな薬は
必要ないと思うんだけどね。

リヒト
でも僕、早く大人になりたいんだ。
みんなの足手まといは嫌なんだ…

ソワレ
大人になるっていうのは
そういうことじゃないと思うよ。
それに外見だけ変わったって
なんの意味もない。そうだろう?

リヒト
そうかもしれないけどさ…

ソワレ
焦ることはない。
キミは日々確実に力をつけている。
わざわざ薬に頼らなくても
じゅうぶん成長していってるさ。

リヒト
…ありがとう。この薬、
やっぱり作るのやめとくよ。

ソワレ
あぁ、それがいいと思う。

リヒト
元々は植物に使う薬だし、
失敗したら怖いもんね…

ソワレ
そ、そうだったのか…
止めてよかった。



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【ソワレ×リヒト B】
リヒト
ねぇねぇソワレさん、
おもしろい薬があるって噂を聞いたよ。

ソワレ
まだ薬に興味を持っていたのか…
どんな薬だい?

リヒト
女の人を男の人にできる
薬なんだって!

ソワレ
…へぇ。
それで、その話をなぜボクに?

リヒト
えへへ。ソワレさん、
欲しがるんじゃないかなと思って。

ソワレ
…どうもボクはリヒトに
誤解されてしまっているようだね。
ボクには不要な代物だよ、それは。

リヒト
あれ?そうなの?
女だからって差別されたくないって
言ってたの、聞いたことがあるから…

ソワレ
それは本音だけどね。
変えたいのは自分じゃなくて周囲さ。
男も女も同じ人間だろう?
性でなにかを判断されるのが嫌なんだ。
だからボクは女の身のままで男と同じ…
いやそれ以上の働きをしてみせたい。
わかってくれるかい?

リヒト
うん…わかるよ。ソワレさんは
自分の道から逃げないんだね。
僕も、自分が子どもだってことを
逃げ道にしたくないよ。
みんなの力になれる
人になりたいって思ってるもん。
ごめんねソワレさん、
変な話しちゃって…

ソワレ
いいさ。ボクを喜ばせようとして
教えてくれたんだろう?
その気持ち、うれしく思うよ。
ありがとう、リヒト。

リヒト
…えへへ。



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【ソワレ×リヒト A】
ソワレ
リヒト、それは…なんの薬の本だい?

リヒト
これ?これは薬の本じゃなくて
ただの手帳だよ。
変な薬を作るつもりじゃないから
心配しなくていいよ。

ソワレ
よかった。
じつは少し心配していた。

リヒト
もうだいじょうぶだよ。
薬は使いこなすもので
頼るものじゃないってわかったから。

ソワレ
うん、なかなかいい言葉だ。
成長したね、リヒト。
改めて見ると体のほうも
成長したんじゃないか?

リヒト
そう?よくわかんないな…

ソワレ
こっちへ来てごらん。
…やっぱり伸びてるよ。
前はここまで頭が届かなかった。
キミの背はこれからも
どんどん伸びていくのだろうね。

リヒト
…えへへ。背丈に負けないように
みんなの役に立たないとね。

ソワレ
その意気だ。キミは日々成長している。
ボクもキミに負けないように精進しよう。



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【ソワレ×ガイア C】
ソワレ
ガイア。少々聞きたいことが
あるんだが、いいかい?

ガイア
俺に?なんだ?

ソワレ
キミは今日、ボクの天幕の付近を
歩いていたそうだね。

ガイア
ん…いつもぶらぶらしてるからな。
歩いていたかもしれないな。

ソワレ
じつはボクの持ち物から
宝石がひとつなくなっているんだ。
怪しい人影を見たとか…
なにか心当たりはないかい?

ガイア
いや、怪しい奴は見ていない。
そんな奴を見かけたら、
真っ先に消している。

ソワレ
そうなのか、悪かった。
また何か思いだしたら教えてくれ。

ガイア
…わかった。
………。

ソワレ
どうした?
何か気になることでも?

ガイア
いや、ひょっとしたら、俺が盗んだと
考えているのかと思ってな。

ソワレ
キミが、まさか。ボクは
仲間を疑ったりするようなことは…

ガイア
そうだな。お前はそんな奴じゃない。
すまないな。忘れてくれ。

ソワレ
ガイア、意外と自分の身上を
気にしているのか?
疑っている風に取られてしまうとは…
悪いことをしてしまったね。



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【ソワレ×ガイア B】
ソワレ
やあ、ガイア。
ちょっといいかい?

ガイア
ソワレか。
どうした?

ソワレ
先日の宝石のことだけど
近くにある鳥の巣から見つかった。
おおかた、このまわりを飛んでいる
鳥がくわえていったのだろう。

ガイア
そうか、よかったな。

ソワレ
すまない。ボクの管理不行き届きなのに
不愉快な思いをさせてしまったようだ。

ガイア
いや、問題ない。
俺の方こそ、余計なことを言って
気にさせてしまったようだな。
どうやら俺は盗賊だったことを
自分で思っている以上に気にしているらしい。

ソワレ
ボクは、素性や経歴を超えたところで
人は判断されるべきだと思っている。
ただキミに過去を思い起こさせたのは
ボクの態度に問題があったのだろう。

ガイア
…すごいな、ソワレは。
俺はそこまで率直に己に非があるのではと
反省することはできんかもしれん。

ソワレ
そうかな?
ボクはそんなに立派な人間じゃないよ。
ただ、心を磨くことは
常に怠らぬようにしている。
心は身であり、
身を削れば心も磨かれる…

ガイア
ほう?どういう意味だ?

ソワレ
すなわち…たゆまぬ訓練こそが
強い心を育てる、ということだ。
そうだ、ガイア。
共に訓練し、心身を鍛えよう。

ガイア
はぁ?俺とか?

ソワレ

こうやって語り合えたのも何かの縁。
一人より二人、一緒にやったほうが
より心身ともに鍛えられるというもの。
さっそく明日からでも。

ガイア
おいおい…
これは大変なことになってきたな。



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【ソワレ×ガイア A】
ソワレ
ガイア!
次はまた走りこみだ!

ガイア
はぁ…はぁ…ふうっ、
少しきつすぎるんじゃないか…。
糖分…糖分を補給しないと…。

ソワレ
何を言っているんだい?
ここからが訓練の真骨頂だよ。
さぁ、すぐに再開しよう。

ガイア
はぁ…仕方ねえな…
じゃ、もう少し続けるか。

ソワレ
…さすがだね、ガイア。

ガイア
はぁ?なにがだ?

ソワレ
限界のような顔をしてるけど
まだまだ底を見せていない。
一緒に訓練した中で
キミのような人ははじめてだよ。

ガイア
そりゃ光栄だ。
だが買い被りってものだぜ、きっと。

ソワレ
ボクの目はごまかせないさ。
本当はまだまだ余裕なんだろう?

ガイア
いや、一杯一杯だって。
勘弁してくれよ。
…だが正直、こういうのもアリかもしれん
とは、少し思っている。
余計なことを考えるのも
少なくなってきているしな。

ソワレ
余計なこと?

ガイア
昔に関することだよ。
俺が盗賊になるまでの嫌な思い出だ。
お前の言う心身を鍛えるってのは
意外と効果があるのかもな。
もっとも、ただ疲れて
考えなくなっているだけかもしれんが。

ソワレ
いや、それこそ
鍛えられている証拠だよ!
よし、これからも
一緒に訓練していこう。
とりあえず明日からは
メニューを増やすことにするよ。

ガイア
…おいおい、
こりゃ余計なことを言ったかな。
ま、ソワレの訓練に
とことん付き合ってみるのも悪くはないか。

ソワレ
なにを一人でブツブツ言ってるんだい?
さあ、続き続き!

ガイア
はいはいっと。



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【ソワレ×グレゴ C】
ソワレ
グレゴ。

グレゴ
おーっと、ソワレ、俺を呼ぶときは
敬意をこめて、グレゴさん、だ。

ソワレ
…グレゴ。キミは我流ながら恐ろしく
強い剣を使うと聞いたけど本当かい?

グレゴ
んー…そうだなあ。
まあそれなりには使うかな。

ソワレ
ぜひとも一手、お相手願いたい。

グレゴ
そりゃかまわねぇが、見返りは?

ソワレ
剣の稽古に見返りがいるのかい?

グレゴ
そーりゃそうだろ。俺は傭兵だぜ?
働きに見返りを求めるのは当然だ。

ソワレ
…不愉快な理屈だが、
まぁいいだろう。
ただし、こちらからも
条件を出させてもらうよ。

グレゴ
条件?

ソワレ
ボクはキミの剣の強さを
よく知らない。
つまり、キミと剣を交えることが
ボクの利益になる保証がない。
利益を生まないものに
対価は払えないじゃないか。

グレゴ
あー、なるほどねぇ。
まぁ、それも理屈か。
いいぜ。だったら稽古なんて
生温いこと言わず、真剣勝負といくか。
で、負けたほうは勝ったほうの
言うことをなんでもひとつ聞く。
お互いの理屈と利益を満たした
いい案だと思うが、どうだい?

ソワレ
…いいだろう。女だからといって
手加減はしないよう頼むよ。

グレゴ
はっ、冗談だろ?あんたがそんな
玉じゃないことくらいは知ってるよ。
手加減なんかしたら、
こっちの首が危ねぇっての。

ソワレ
ふっ、ならばけっこう。



戻る


【ソワレ×グレゴ B】
ソワレ
グレゴ。

グレゴ
………。

ソワレ
グレゴ…さん。

グレゴ
おーう、なんだソワレ。

ソワレ
…キミに今一度、
真剣勝負を頼みたい。
前回は不覚を取ったけど、
ボクもそれなりに修練を積んできた。

グレゴ
んー…あんたの“それなり”は
ちょーっと怖いねぇ。

ソワレ
先日の勝負ではキミに
本気を出させることができないまま
軽くあしらわれ、“さん”づけで
呼ぶという報酬を支払うことになった。
…もっと破廉恥な要求をするかと
思っていたので意外だったけど
ボクにとっては
屈辱以外のなにものでもない。
今回は、ボクの誇りをかけて
キミに挑ませてもらう。

グレゴ
やーれやれ、どうせふたりきりの
濃密な時間を過ごすなら
もうちょっと糖度の高い会話の
ひとつも交わしたいところだが…
ま、剣で語るのも嫌いなわけじゃない。
いいぜ、やろうか。
次は少し恥ずかしい報酬をもらうから
そのつもりで覚悟してかかってきな。

ソワレ
承知。いざ尋常に…勝負!!



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【ソワレ×グレゴ A】
ソワレ
グ…グレゴくん。

グレゴ
おーう、ソワレちゃん。

ソワレ
…この呼び方、
まだ続けなければならないかい?

グレゴ
んー、いいねぇ。その恥じらった顔。
まさに淑女ここにあり、ってな。

ソワレ
この恥ずかしさと
女であることは関係ないだろう!

グレゴ
そーれは違うだろ。
君づけってのは男同士なら
相手に敬意をはらってるって意味じゃ
普通に使うもんだ。
間違っても顔を赤らめて
うつむき加減に言うもんじゃねぇよ。

ソワレ
そ、それは…。

グレゴ
なのに、なーんで俺のことを君づけにするのが
そんなに恥ずかしいんだ?
ん?俺に惚れちまったか?

ソワレ
ば、馬鹿なことを!
なぜボクがキミなんかに!!

グレゴ
はっはっはっ。いいねぇ、その反応。
ますますいじめたくなっちまう。

ソワレ
くっ…!キミという男は
どこまでの辱めを…!

グレゴ
お、やるかい?
俺はいつでも付き合うぜ。

ソワレ
…最後の勝負を申し込む!
今度こそキミを黙らせてやる!

グレゴ
…負けたらどうするつもりだい?

ソワレ
そのときはボクを、
その剣で好きにすればいい!

グレゴ
よーし、交渉成立だ。
いつでもかかってきな!




戻る


【ソワレ×リベラ C】
リベラ
おや、こんなところに蹄の跡が…?
ずいぶん先まで続いていますね。

ソワレ
どうしたんだい、リベラ。
探し物なら手伝おうか?

リベラ
これはソワレさん。
ご親切にありがとうございます。
しかし探し物は見つかりました。
ソワレさんの馬のものだったのですね。

ソワレ
ん?ああ、蹄の跡を追っていたのか。
もしかして、暇なのかい?
特別急ぎの用がないなら、
少し話さないか?

リベラ
大した話題も持ち合わせていませんが、
私でよろしければ。

ソワレ
最近、気になってるんだ。
この軍もかなり大所帯になってきた。
これだけ多いと、食事や洗濯や水浴び…
生活のことだけでも何かと大変だ。
特に、女性から見て
何か不便な点はないかな?

リベラ
ないかな?…と言われましても。
ソワレさん、私は男ですよ。

ソワレ
ん?ああ…そうだったね。
すまない、つい忘れてしまう。
気に障ったのなら謝るよ。

リベラ
いえ、お気になさらないでください。
もう慣れていますから…
それより、
先ほどの質問ですが…
ソワレさんは女性なのですから、
御自分でわかるのではありませんか?

ソワレ
うーん、ボクはふつうの女性とは
考え方が違うからなあ。
他の人にも聞いてみるよ、
ありがとう!

リベラ
いえいえ、お役に立てず
申し訳ありません。



戻る


【ソワレ×リベラ B】
ソワレ
リベラ、待ってくれ。

リベラ
はい?おや、ソワレさん。

ソワレ
キミに話があって来た。
時間を取ってもらえないだろうか?

リベラ
もちろんかまいませんよ。
どのようなお話ですか?

ソワレ
まずは、話す前に非礼を
詫びておきたい。

リベラ
…先日のことでしょうか?
そのことでしたらもう…

ソワレ
いや、これから話す内容についての
非礼をあらかじめ詫びたんだ。

リベラ
これはまた…お話を聞くのが怖くなる
切り出し方ですね。

ソワレ
気を悪くして欲しくないんだが…
キミはその、女性のごとく美しい
自分の容姿をどう思ってる?

リベラ
おっと…その質問は予想外でした。
そうですね――
特にどう思うということはないですが、
女性に間違われることが多いので
女人禁制の場所に入るときなどに
少し困ることがあります。
しかしなぜそのようなことを?

ソワレ
…ボクは、女である自分を
受け入れ難く思っている。
だから男と変わらぬ扱いを求めるし、
女であることを言い訳にもしない。
しかし…先日のキミと会って
少し思うところがあってね。
もっと自分自身というものを
受け入れるべきではないのか、と。

リベラ
ソワレさんのような方が
私などを手本にしてはいけません。
私は…そのような
立派な存在ではありませんから。

ソワレ
どういうことなんだい?

リベラ
神に仕える聖職者とは、
どんな人でしょうか…
いつも微笑みをたたえ、
誰にでも優しく温かい人…
私はそんな存在でありたいと
願っていました。

ソワレ
今のキミがまさにそうだろう?

リベラ
そうでしょうか?
そうであれば嬉しいのですが…
自分自身では…どこか
見せかけのように感じてしまうのです。
見かけだけで、中身が無い…
ずっと…その気持ちが消えません。

ソワレ
リベラ…

リベラ
つまらない話をしてしまいましたね。
お忘れください、ソワレさん…



戻る


【ソワレ×リベラ A】
ソワレ
リベラ。
キミには夢というものがあるかい?

リベラ
夢、ですか?
そうですね…
平和な世界を
この目で見ることでしょうか。

ソワレ
やはりそうか…
それはきっと、キミの本心なのだろうね。
でも一方で、キミはキミ自身の意志
というものを殺しているように見える。

リベラ
…私が、自分の意志を
持っていないと?

ソワレ
いや、そうじゃない。
キミ自身の望みを捨てようとするのまた
キミ自身の意志だろう。
ただ、ボクはキミはそうすることで
キミ自身を罰しているようにも見えた。

リベラ
私が、私自身を…
…なぜ、ソワレさんは私などのことで
そのように懸命な顔をされるのです?

ソワレ
…お節介なんだろう、きっと。
キミのことを何だか放っておけない。

リベラ
ソワレさん…

ソワレ
ふ、おかしなものだね。
なぜかキミには親近感を覚えてしまう。
男勝りな性格の女と、
女性より美しい男…

リベラ
そうですね。正反対に見えて…
気が合うのかもしれませんね。
私も、どうしてか…
あなたと近しいものを感じます。

ソワレ
うん。キミとボクは同じ…
そう思えるんだ。
だから、どうかこれからもずっと、
共にいてくれるかい?

リベラ
ソワレさん…
ええ、もちろんですよ。



戻る


【ソワレ×リベラ S】
リベラ
ソワレさん、少しよろしいですか?

ソワレ
リ、リベラ…キミか。

リベラ
どうされました?
お顔が赤いようですが。

ソワレ
先日、キミへ言った言葉…
振り返ってみると恥ずかしくてね。
まるで…そう、キミに
愛を告げたかのような…

リベラ
…そういう意味では
なかったのですか?

ソワレ
そ、それは…そうだろう。

リベラ
なるほど…これはお恥ずかしい
勘違いをしてしまいました。
うぬぼれからこんなものを
用意してしまうとは…。

ソワレ
ゆ、指輪じゃないか。
ボクに…渡すつもりで?

リベラ
そのつもりでいましたが、
大変失礼いたしました。
自分の心を解き放てたことに
浮かれ過ぎていたようです。
これは処分することにいたします。

ソワレ
ま、待て。そういうことであれば…
受け取らないこともない。

リベラ
同情で受け取っていただくほど
軽い意味で用意した物ではありません。
ご迷惑になりますので、
やはりこれは…

ソワレ
ボクだって、指輪の意味を知らぬほど
うぶではないつもりだ。

リベラ
では…

ソワレ
ボクもようやく、女である自分を
受け入れる覚悟ができた。
共に――生きよう。

リベラ
はい。



戻る


【ソワレ×ヘンリー C】
ソワレ
やぁ。ヘンリー。

ヘンリー
あっ、ソワレ!
どうしたの〜?何か用事?

ソワレ
キミとはゆっくり話したことが
あまり無かったと思ってね。
ペレジアの魔道士と共に戦うというのも
数奇な運命だが、これも縁だ。
魔法の使い手はひとりでも多いほうが
助かる。これからもよろしく頼むよ。

ヘンリー
そりゃもう、こっちこそ。
呪いのことならなんでもどうぞ〜。

ソワレ
呪い…か。キミは黒魔術を
使うことができるんだったね。
呪術で敵を倒すこともできるとか。
本当なのかい?

ヘンリー
できるよ〜。時間も手間もかかるし
準備も必要だけど〜。

ソワレ
正々堂々と戦うのが騎士の誉れ。
呪術に頼るつもりはないが…。
敵が使ってくる可能性はある。
どんなものか知っておくべきだろうね。
適当なものでいいから、
ボクになにか呪いをかけてくれないか?

ヘンリー
了解〜。じゃあ髪の毛を
一本もらってもいい〜?

ソワレ
へぇ、そんなものが必要なのかい?
…はい、どうぞ。

ヘンリー
どーも。それじゃ準備できたら
さっそく呪っちゃうよ〜!

ソワレ
…想像よりも明るい性格なんだね、
呪術師ってやつは…。



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【ソワレ×ヘンリー B】
ソワレ
むっ…うっ…?
胸が…締めつけられる…!
病気、か…?
かはっ…このままじゃ…!

ヘンリー
あ、効いてる効いてる。
大成功〜!

ソワレ
ぐっ…ヘン、リ…?

ヘンリー
あはは、この前頼まれた通り、
ソワレに呪いをかけてみたよ〜。
やっと効果が出たんだね〜。
かなり頑張っちゃったよ〜。

ソワレ
…解いてくれ…頼む、から…。

ヘンリー
え?もう?

ソワレ
ぐぅっ…早く!

ヘンリー
了解〜。

ソワレ
ふぅ…危ないところだった。

ヘンリー
そうだね〜。あと数刻もすれば
死んじゃってたと思うよ〜。

ソワレ
なっ…!?
そんなに強力な呪いだったのか?

ヘンリー
うん。最初はそんなに
強力な呪いじゃなかったんだよ〜?
でもソワレは精神力が強くて、
なかなか呪いが効かなかったんだ〜。
あはは、だから思わず
本気を出して呪っちゃったよ〜。

ソワレ
なんてことを…と言いたいところだが
最初に頼んだのはボクだったな…。
ともかく、死ななくてよかった。
興味本位でかけられるものじゃないな。
ところで…先ほどの話からすると
精神力で呪いは防げるものなのかい?

ヘンリー
そうだよ〜。
だから僕より精神力が強い人には
呪いが全然通じないんだ〜。

ソワレ
その話でいくと、ボクはキミの
精神力に負けてしまったわけか…。
無念だ…修行不足を痛感したよ。

ヘンリー
あはは。ソワレくらい
かかりにくい人は初めてだったよ〜。
どう?よかったらもう一回
やってみる気はないかな〜?

ソワレ
むぅ…もっと修行を積んでから、
ボクから挑戦させてもらうよ。



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【ソワレ×ヘンリー A】
ソワレ
ふぅっ!はいっ!

ヘンリー
あいたっ!

ソワレ
あっ…すまない、訓練に集中していて。
怪我はなかったかい?

ヘンリー
だいじょうぶ、だいじょうぶ。
ぶつかって転んだだけだよ〜。
怒ってないから、
どうぞお気になさらず〜。

ソワレ
…そういえば怒らないね、キミは。
怒ったのを一度も見たことがない。

ヘンリー
僕は怒らないよ〜。
怒るほど嫌なことを
人にされることも滅多に無いし〜。
大抵のことは笑って済ませられるよ〜。

ソワレ
そうか。やはりキミは立派な
精神力の持ち主だね。
人に対する負の感情を抑えこむのは、
なかなかできることではないよ。

ヘンリー
あはは。僕、そんなに立派かな〜?
そうは思えないけどなぁ〜。

ソワレ
その謙虚さこそが
なによりもうらやましいところだ。
ボクは…自分の誇りを守るために
虚勢を張ってばかりのような気がする。

ヘンリー
誇りとか、難しいことはわからないけど
それでいいんじゃないかな〜?
ソワレは自分の誇りのために
毎日そんなにがんばれるんでしょ?
僕はそういうのないから、
すごいなって思うよ〜!

ソワレ
…ありがとう。うれしいよ、
キミに認めてもらえるのは。



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