縮緬遊戯堂・紫龍館
ファイアーエムブレム覚醒 攻略 ファイアーエムブレム覚醒 攻略
支援会話一覧


【フレデリク×ソワレ C】
ソワレ
いたいた、フレデリク!
一手、ご教示願えるかな。

フレデリク
はい、構いません。
どこからでもどうぞ。

ソワレ
では!



(キィーン!)

ソワレ
はぁっ!

フレデリク
良い動きです…
しかし!

(ズシャ!)

ソワレ
あうっ!

(どさっ)

フレデリク
大丈夫ですか、ソワレさん?

ソワレ
うん…降参だよ。ボクの負けだ。
ありがとう…ございました。
…………

フレデリク
どうかしましたか?

ソワレ
…なぜ、こうもあっさり
負けてしまうんだろうか。

フレデリク
あっさり、ではありませんよ。
きわどい勝負でした。

ソワレ
けど、ボクは訓練中には
他の奴らには負けたことはなかった。

フレデリク
勝負は時の運といいます。

ソワレ
うーん…
付き合ってくれてありがとう。
また、強くなったら挑戦に来るよ!

フレデリク
はい。お待ちしております。



戻る


【フレデリク×ソワレ B】
フレデリク
ソワレさん、どうされたのです?
最近の戦いは、あなたらしくありません。
なにか悩みごとでも?

ソワレ
…フレデリクに隠し事はできないね。
なぜキミに勝てないか考えてたんだ。

フレデリク
ああ、そのことでしたか。
別に気になさらなくても良いのでは?
私たちは仲間なのですから。

ソワレ
でも不思議なんだ。戦う前から…
キミにだけは勝てる気がしない。
どうしてなんだろう?

フレデリク
ふむ、そうですね…
そういえば、自警団の見習いだったあなたに
剣と槍を教えたのは私でしたね。

ソワレ
うん。あの頃は、まわりの男たちには
絶対負けないって意気込んでたな…
指南役のキミに会った時、
ぜんぜん強そうに見えなかったのに、
最初の手合わせで
キミにボコボコにされたっけ…

フレデリク
あ、いえ、ボコボコにはしていませんよ。
あれは通過儀礼というものです。

ソワレ
あの時は悔しくて
一晩中寝られなかったなあ…

フレデリク
…まあそれはともかくです、
原因はその日にあるのかもしれません。
武術の師匠と弟子が戦えば、
最初は弟子は手も足も出ません。
その時の『師匠には勝てない』という
思い込みが、後々まで続くのでしょう。

ソワレ
!じゃあ
ボクがフレデリクに勝てないのは…
昔フレデリクにボコボコにされたから!?

フレデリク
ですから
ボコボコにはしていません。



戻る


【フレデリク×ソワレ A】
ソワレ
フレデリク。
さっきの戦い、見てくれた?

フレデリク
はい。とても見事な戦いぶりでした。
なにかコツをつかまれたようですね。

ソワレ
うん。フレデリクのおかげで…
わかったんだ。
女であることがいやで、
男に負けたくなかった自分…
キミに勝とうと
やっきになってた自分…

フレデリク
その気持ちは
悪いことではありませんが…

ソワレ
うん。でも、
ボクはその気持ちに囚われすぎてた。
男のキミを打ち負かすことが目的じゃない。
ボクが目指すべき姿は、そうじゃない。
キミに仲間として信頼してもらえる
自分になること…
そうなって初めて、
ボクはフレデリクと対等になれる。

フレデリク
ソワレさん…
立派になられましたね。

ソワレ
本当の自分と、正面から
向き合うことができたんだ。
新しい扉が開いたような、
そんな感覚だった。
フレデリクのおかげだよ。
キミが師匠で良かった。

フレデリク
いえ、あなたは
もう一人前ですよ。
師匠と弟子の関係は終わり…
今の私たちは対等な仲間です。

ソワレ
うん!
ありがとう!



戻る


【フレデリク×ヴィオール C】
フレデリク
ヴィオールさん、
美しい短剣をお持ちですね。

ヴィオール
おや、さすがフレデリクくんは
目ざといね。
本当に美しい短剣だろう?
私に相応しく、華麗で、優雅で…

フレデリク
その短剣に刻まれているのは
クレーヴ家の紋章、ですね。

ヴィオール
なんと!私の言うことを
最後まで聞いてくれないとは!

フレデリク
あ、すみません…。
でも少し気になってしまいまして。
イーリスの名門貴族の短剣を
なぜ貴方が持っているのですか?

ヴィオール
ふふん。ちょっとした
文化交流のようなものだよ。
クレーヴ家のご息女から、
友情の証として賜ったのだ。

フレデリク
友情…。いつの間にそのような
友情を育まれたのですか?

ヴィオール
フレデリクくんはお堅いねぇ。
心を通い合わせるのに、
必ずしも長い時間がいるとは
限らないだろう?
特に…男女の間ではね。

フレデリク
…………

ヴィオール
ちょっ…汚らわしい物を見るような目で
見つめないでくれたまえ!
わかった、わかった!
正直に話すよ!
実は、ご婦人方との他愛ない
恋の駆け引きが私の道楽でね。
なに、貴国の誇りを汚すような
振る舞いはしていないよ。

フレデリク
…あ、その点に関しては
微塵も心配しておりませんので。
貴方の道楽程度では
イーリスの誇りは汚れません。

ヴィオール
くっ…!爽やかな笑顔で
なかなか辛辣なことを言ってくれる…。
とにかく、この短剣はそういう経緯で
手に入れたのだよ。
それではこれで失礼するよ。
誇り高いイーリスの騎士、フレデリクくん。

(ヴィオール、去る)

フレデリク
…道楽、ですか。
その道楽を生かして
どれほどの繋がりを築いているのでしょう。
なかなか底の知れない方ですね。



戻る


【フレデリク×ミリエル C】
兵士
とぉりゃぁぁぁっ!!

フレデリク
むんっ!

(ずしゃっ!!)

兵士
くっ…!
ま、参りました…!

フレデリク
まだまだ力の使い方がなっていません。
より一層、鍛錬に励んで下さいね。

兵士
はっ!ありがとうございました!

(兵士、去る)

フレデリク
ふぅ…


(ミリエル、現われる)

ミリエル
…………

フレデリク
ミリエルさん。
どうしたのですか、そんなところで。

ミリエル
今…兵士の斬撃がフレデリクさんに
触れると見えた瞬間…
逆に…兵士の体が吹き飛びました。
フレデリクさんは軽く右腕を
払っただけに見えましたが…
あれは…なんだったのでしょう?
私には物理法則を無視した
動きに見えたのですが…

フレデリク
ミリエルさん、
あの動きが見えたのですか?
いい目をしていらっしゃいますね。
私が最初にあの動きを見た時は、
腕が動いたことにすら
気づかなかったものですよ。

ミリエル
観察眼だけは、
自信がありますから。

フレデリク
目がいいというのは
それだけで立派な武器になります。
どうでしょう、ミリエルさん。
私と手合わせする気はありませんか?

ミリエル
先ほどの技の正体も
教えていただけるのでしょうか?

フレデリク
そうですね…
身につけるのは大変ですけれど。

ミリエル
…かまいません。

フレデリク
そうですか。
では、さっそく始めましょう。



戻る


【フレデリク×ミリエル B】
フレデリク
そのまま槍を真っ直ぐ構えて、
動かないでくださいね。

ミリエル
はい…

フレデリク
…はぁぁぁっ!!

ミリエル
!!

フレデリク
…大した度胸ですね。
ぴくりとも動かないでいらっしゃるとは。

ミリエル
動かなかったのではありません。
動けなかったのです。
それにしても…木の棒で
私の槍の柄を両断するなんて。
しかも、私の手にはなんの衝撃も
伝わってきませんでした。

フレデリク
速さ、呼吸、筋肉の動き、力の流れ、
さまざまな要素が重なった結果です。
以前、兵を吹き飛ばした技も
実はこれと同じなんですよ。

ミリエル
速さ、呼吸、
筋肉の動き、力の流れ…
それらのことを…すべて一瞬で
思考しているのですか?

フレデリク
考えているというのとは違いますね。
感じている、というのが正しいでしょうか。

ミリエル
感じる?人間は思考の生き物だと
思うのですが…

フレデリク
もちろん、考える力は重要です。
ですが、感じる力も同じように重要。
気配、流れ、空気…
すべては感じるものですからね。

ミリエル
特殊な…能力ですね。

フレデリク
そ、そんなことはありません!
誰にでも、
感じる力というのはあるものですよ。

ミリエル
私にも…あるのでしょうか。

フレデリク
もちろんですよ。
ミリエルさんは特に、観察眼に
長けていらっしゃいますから
私なんかよりもずっと、
その力はあるはずです。

ミリエル
それは…嬉しい評価ですね。

フレデリク
よろしければ後日、
私が昔行っていた
感覚を研ぎ澄ます訓練でも
教えて差し上げましょうか?

ミリエル
はい、ぜひお願い致します。



戻る


【フレデリク×ミリエル A】
ミリエル
フレデリクさん。
まだ続けるのですか?

フレデリク
はい。もしかして…
何かお気に召しませんでしたか?

ミリエル
いえ…ただ、訓練という割には
随分とほのぼのしているというか…
野で花を愛で…川で魚を釣り…
森でハチに追いかけられ…
今のところ、ただの遊びとも
取れる内容なのですが…
次はなにをするつもりですか?

フレデリク
ゆらめく炎を一晩中
見つめ続けるつもりでした。
感じる力を養うには、色々な物に
触れるのが大切ですからね。

ミリエル
あの、フレデリクさん。
私はもう十分色々な物に
触れられたと感じています。
それに…感じるということの意味も、
少しわかったような気がしています。

フレデリク
そうですか…ならばもう私の教えは
必要ないということですね。
今日は気合いを入れて火起こしをしようと
思っていたのですが…残念です。

ミリエル
そう…ですね。
当初の目的は、達成されました。
不思議な現象の答えはわかりましたし、
感じるということも知りました。
ただ…まだ、感じるということには
続きがあるような気がしています…

フレデリク
それは…どういうことでしょうか?

ミリエル
私はフレデリクさんに
友情、というべきものを感じています。
今までは自警団の仲間として
つかず離れずの関係でしたが、
色々な経験を共にすることで、
情が移ってしまったようです。
貴方とは友人として、より仲を
深めたいと感じるようになりました。
できれば…この感情の行き着く先を
観察したいと考えています。

フレデリク
そうですか…
私も、ミリエルさんと仲良くなれるのは
嬉しいです。
自警団の仲間…いえ、友人として
とことんお付き合い致しますよ。

ミリエル
ありがとうございます。



戻る


【フレデリク×マリアベル C】
マリアベル
…………

フレデリク
マリアベルさんではありませんか。
どうしました?

マリアベル
フレデリクさん。わたくし、
前々から思っていたのですけど…
貴方、
執事だったことがありですの?

フレデリク
執事、
ですか?突然ですね。
いえ、特に経験はありませんが…

マリアベル
…ちなみに今、
何をしてらっしゃいますの?

フレデリク
明日リズ様の着る衣服を
用意しています。

マリアベル
やっぱり。執事っぽいですわ。

フレデリク
いえ、そんなことはありませんよ…
これはたまたまです。

マリアベル
ちなみにこの後は
何をなさるおつもりですの?

フレデリク
そうですね、食料の備蓄を確認して
明日の食事の献立などを…

マリアベル
やっぱり!執事そのものですわ。

フレデリク
そ、そうでしょうか…

マリアベル
思い起こせば、
以前からそうでしたわ。
わたくしたちに紅茶を淹れてくださったり、
上質な食器を整えてくださったり、
どこからどうみても執事ですわ。

フレデリク
特に意識したことは
ないのですが…

マリアベル
貴方の執事ぶりを見込んで、
折り入ってお願いがありますの。
我が家の執事たちのの教育係に
なってくださいませんこと?

フレデリク
教育係…ですか?

マリアベル
実は、我が家の執事長が
高齢で腰を痛めてしまい…
先日、暇をいただきたい、
と申し出てきたのですわ。
彼は長年尽くしてくれましたから、
無理をさせる気はないのですが…
我が家に執事長がいなくなるのは
由々しき事態ですわ。

フレデリク
はあ…なるほど。

マリアベル
ですから、
新たな執事長が見つかるまで、
貴方が我が家の執事たちを
教育して欲しいのですわ。

フレデリク
ま、待ってください。
それは無茶というものですよ。
私は執事の経験も、
人に教えた経験もないのですから。

マリアベル
いつも貴方がしてらっしゃることを
教えてくださるだけで良いのです。
貴方は、わたくしたちの戦いの
指南役だったではありませんか。

フレデリク
と言われましても…困りましたね。
やはり無理ですよ。
あななたちは良い生徒でしたから、
たまたまうまく教えられただけです。

マリアベル
では、わたくしに
教えてくださいませ。

フレデリク
マリアベルさんに?

マリアベル
わたくしなら良い生徒ですから、
いかようにも教育できますでしょう?
貴方から受け継いだ執事精神を
家の執事たちにも伝授いたしますわ。

フレデリク
…仕方ありませんね。



戻る


【フレデリク×マリアベル B】
フレデリク
マリアベルさん、起きてください。
朝ですよ。

マリアベル
ん……ん〜
…もう…朝ですの…?
って!真っ暗ですわ!
まだ夜が明けていませんわよ!

フレデリク
御主人様のための朝は早いのです。
執事の心を身につけたいとのお話でしたね?

マリアベル
う……た、確かに
そう言いましたけれど…

フレデリク
それでは、朝の給仕の
支度から始めましょう。
御主人様がお目覚めになるための
紅茶をご用意致します。

マリアベル
ね、眠いですわ…
わたくしが飲みたいくらい…
でも、わたくしだって
紅茶を淹れることくらい…
あっ、こ、こぼして
しまいましたわ…

フレデリク
やり直しです。ご主人様への
心遣いが足りませんよ。
それから、御主人様のお茶を無駄に
したことをお詫びしてください。

マリアベル
…申し訳ありませんですわ、
御主人様…

フレデリク
もっと気持ちをこめて。

マリアベル
お、お許しくださいませ…
御主人様…
く、く、屈辱ですわ…

フレデリク
次は食器の管理です。
この銀のスプーンを磨いてください。

マリアベル
くっ、どうしてわたくしが
このようなことまで…
食器磨きくらい…
この…この…このっ…!
ど、どうですの?
ちゃんと磨きましたわ!

フレデリク
やり直しです。
磨き方がまるで足りません。

マリアベル
きぃぃですわ!


戻る


【フレデリク×マリアベル A】
フレデリク
おや、マリアベルさん。
今朝は早いのですね。

マリアベル
毎日あの時間に起きてれば
さすがに体が慣れますわ…

フレデリク
では、今日も
執事訓練を始めましょうか。
まず紅茶の食器類を…

マリアベル
あ、お待ちくださいませ。
私がお運びしますわ。

フレデリク
?どうしたのです?

マリアベル
だって、先日の戦いで
足にお怪我をなさったでしょう?
ですから、あまり
動かれない方がよろしいかと…

フレデリク
…気づいてらっしゃったのですか。
大した怪我ではありませんし、
誰にも気づかれてないつもりでしたが…

マリアベル
執事精神を会得しようと
観察していて気づいたのですわ。
さあ、お茶が入りましたわ。
御主人様。

フレデリク
おや?このお茶は…
いつもの紅茶ではありませんね。

マリアベル
ええ。このお茶を飲むと
怪我の治りが早いと聞きましたわ。
昨夜、色々なお茶について
仲間たちに聞いてみたのです。

フレデリク
…マリアベルさん。

マリアベル
な、なんですの?

フレデリク
素晴らしいです。
貴方こそ執事です。

マリアベル
え…?

フレデリク
私は執事ではありませんが…
もし騎士と通じるものがあるとすれば…
それは、相手を思いやること…
相手の幸せを願うこと…
つまり、
おもてなしの心、です。

マリアベル
………
おもてなし…

フレデリク
今の貴方は、私のような者にまで
その気遣いができています。
最も大切なことはその心…
技術は後でいくらでも学べます。
マリアベルさん、
貴方はもう立派な執事ですよ。

マリアベル
フレデリクさん…!
ありがとうございます!
わたくし、嬉しいです…!
これでわたくし、いつどこに出ても
恥ずかしくない執事になれますわ!

フレデリク
何か当初の目的と
違うような気もしますが…
マリアベルさんの成長は
私の喜びでもあります。

マリアベル
もっと、もっとわたくしに
おもてなしを教えてくださいませ!

フレデリク
ええ、マリアベルさんが
そう望むのであれば…



戻る


【フレデリク×マリアベル S】
フレデリク
いかがです?

マリアベル
美味しいですわ、とっても。
やっぱりフレデリクさんの
お茶にはかないませんわね。

フレデリク
いえいえ、マリアベルさんの
淹れてくださるお茶も美味しいですよ。

マリアベル
あの…フレデリクさん、
わたくし考えたのですけれど…
この戦争が終わった後、やっぱり
我が家に来てくださいませんか?

フレデリク
ですが、執事たちには
貴方が教えるのでは?

マリアベル
い、いいえ。フレデリクさんでないと
だめなんですの…
ぜひ、我が家でしばらくの間、
執事たちを教育してくださいませ…
な、なんでしたら…その…
ず、ずっといてくださっても…

フレデリク
貴方の家で執事長の
かわりをするわけですね…
残念ですが…

マリアベル
わ、わたくしのことが
お嫌いですの!?

フレデリク
いいえ、好きですよ。誰よりも。

マリアベル
え……ええっ…!?

フレデリク
好きだからこそ、私が
貴方の家を訪ねる時は、
執事ではなく、
貴方の夫として行きたいのです。
マリアベルさん、これを…

マリアベル
そ、それは…
指輪ですの?
なんて…綺麗……

フレデリク
高価なものではありませんが…
貴方のために磨きました。
受け取ってくださいますか?

マリアベル
フレデリクさん…
……はい……


戻る


【フレデリク×ベルベット C】
フレデリク
な、なんでしょうあの大きい獣は!?
ベ、ベルベットさん!?
どうして変身した状態で
こちらに走って来られるのでしょう!?
あ…あわわわわ…!

ベルベット
はぁ…。追い付いた。
ちょっと質問があるのだけど、いいかしら?

フレデリク
ど、どうして変身して…
走ってきたのでしゅか…?敵襲…ですか?

ベルベット
あら、ごめんなさい。人型だと走りづらくて。
もしかして怖かった?

フレデリク
ぜ…ぜんぜん怖くなど…
ありませんよ…?

ベルベット
…嘘ね。フレデリクの鼓動は
さっきからとても早くなっているわ。
明らかに緊張してる。
タグエルが苦手なんだったら、
早く言えば良かったのに。
無理しなくていいのよ。
こういうことは…慣れてるから。

フレデリク
ちち違うのです!
タグエルが苦手だなどと、
思ったことはありません!
その証拠に、これまで私たちは
普通に接していたではありませんか!

ベルベット
確かにそうね…。
じゃあ、いきなりどうしたの?

フレデリク
お恥ずかしい話なのですが…
私は幼少期に、
山犬に襲われたことがありまして…
命に関わるほどの大きな傷を負い…
数日間、生死の狭間をさまよいました。
その時襲いかかってきた山犬の姿が…!
先程、変身した姿で走り寄ってくる
ベルベットさんのお姿と
あまりにもよく似ていて…!うぅ…!

ベルベット
ご、ごめんなさい、嫌な思い出を
思い出させてしまったのね。
じゃあ、しばらく一緒に戦うのも
やめにした方がいいかしら?

フレデリク
…いえ、それは平気です。

ベルベット
あら、さすがはクロムの騎士ね。
敵を前にすると怖いものは無くなるってこと…

フレデリク
ただし、変身した時は私の斜め後ろから
あまり動かないようにお願い致します。

ベルベット
…あぁ、視界から消す感じなのね。



戻る


【フレデリク×ベルベット B】
ベルベット
変身したわよー、フレデリク。
かなり離れてみたけど、
この距離ではどうかしら?

フレデリク
だ…大丈夫です。

ベルベット
じゃあ、この距離では?

フレデリク
ま、まだ、大丈夫のようです…

ベルベット
この辺りならどうかしら?

フレデリク
むぅ…


(ベルベット、現れる)

ベルベット
ふぅ…。全然ダメね。
さっきのがギリギリの距離だったみたい。

フレデリク
そ、そのようですね…
では、遅くなりましたが先日の質問を
お聞かせ願えますでしょうか。

ベルベット
質問…?え…と…。
何だったかしら。
時間が経ったから忘れてしまったわ。

フレデリク
申し訳ありません…

ベルベット
いいのよ。忘れたということは
大した質問ではなかったのでしょうから。
それよりフレデリク、
これからどうするつもりなの?
この先も獣が苦手なままで
生きていくつもり?

フレデリク
もちろん、できることならば
克服したいとは思っていますが…

ベルベット
本気で克服するつもりがあるのなら、
協力してあげるわよ。

フレデリク
本当ですか?

ベルベット
えぇ。私も、あなたの仲間には
いろいろお世話になっているし…
『困った時はお互いさま』って
言うのよね、こういうの。

フレデリク
はは…全く、
ベルベットさんはできた女性ですね。
しばらく付き合わせることに
なるかもしれませんが…
よろしくお願い致します。

ベルベット
わかったわ。



戻る


【フレデリク×ベルベット A】

(ベルベット、画面外)

ベルベット
…変身したわよ。これで何度目かしら?
というか、最初の頃より遠くなーい?!

フレデリク
むぅ…

ベルベット
まったく距離が縮まらないわね。
ちょっと退屈してきちゃった…ふぁ…

フレデリク
すみません…しかし、どうしても…
これ以上は無理なのです。

ベルベット
…………
…うーん、さすがに傷つくわね…

フレデリク
申し訳ありません…

ベルベット
少し、荒療治が必要なのかしらね?

フレデリク
ど、どういうことですか?

ベルベット
こういうことよ!


(フレデリク、消える)

フレデリク
う…ん…。
いきなり飛びついて来られるとは…

ベルベット
うふふ。
まどろっこしいのは嫌いな質なのよ。
どう?少しは恐くなくなったかしら。

フレデリク
…確かに、恐怖は感じていません。
いや…それどころか、
この毛皮…すごく癒されます…!

ベルベット
そう。克服できて良かったわ。

フレデリク
はい、ありがとうございます!
あぁ…ウサギの毛皮って
すごく手触りがいいんですね…!

ベルベット
いた…いたたたた…!


(ベルベット、現れる)

ベルベット
ちょっと!克服したのはいいけど、
耳を引っ張らないでちょうだい!


(フレデリク、現れる)

フレデリク
す…すみません…!



戻る


【フレデリク×ティアモ C】
ティアモ
フレデリクさん。
兵糧の配給、終わりました。

フレデリク
そうですか、お疲れさまです。
では、すみませんが次に…

ティアモ
損耗の激しい武器や魔道書の点検は
すでに終わってます。
あ、そうだ。野営地の設営法について
いくつかご相談したいことがあるんです。

フレデリク
…………

ティアモ
どうかしましたか?

フレデリク
いえ、イーリス城で天馬騎士団として
活躍されていた頃と
少しも変わっていないのだなと
思いまして。
いつも言われる前に多くに気づき、
誰よりもよく働く。
フィレインさんも、ずいぶん
ティアモさんを買っていらっしゃいました。
自分の後継者になるのは
ティアモさんでしょう、と。

ティアモ
団長が…

フレデリク
私もティアモさんのような
後継者が欲しいものですね。

ティアモ
うふふ。
駄目ですよ、フレデリクさん。
そんな口説き文句じゃ
女の子はときめきません。

フレデリク
へぇ…ティアモさんは
恋愛経験が豊富なのですか?

ティアモ
そ、そりゃあもう…!
あたしぐらいになると、
色々ありすぎて覚えてないぐらいですよ!

フレデリク
そうですか、潤いのある人生で
うらやましい限りですね。

ティアモ
あはは…



戻る


【フレデリク×ティアモ B】
フレデリク
ティアモさん、
少し相談があるのですが。

ティアモ
なんですか?
いきなりあらたまって…
あ。もしかして、恋愛相談ですか?
やだ、フレデリクさんも
隅に置けないんですね。

フレデリク
そ、そんなことではありませんよ。
新兵たちに、槍さばきのお手本を
見せてあげて欲しいのです。

ティアモ
あたしがですか?
…でも、あたしの槍は
普通の人が真似できるものでは…

フレデリク
あえて、それを見せたいのですよ。
世に天才というものがいることと…
決してそれが幸福ではないことを、
新兵に伝えておきたいのです。

ティアモ
…幸福では、ない?

フレデリク
言い方が気に障ったのなら
お詫びします。…ですが、
私を含めた平凡な人間から見れば、
ティアモさんのように『天才』と
呼ばれる人間のいる場所は、
凡人には到底理解できない所なのです。

ティアモ
いえ、そんな…

フレデリク
ですが、天才と呼ばれる
人間からしてみれば、
誰とも世界を共有できぬ辛さというものが
あるのではないかと思いまして…
それを新兵たちに教える機会を
作りたいと思ったのです。

ティアモ
…………

フレデリク
すみません。頼み事をしておいて、
おかしなことを言っていますね。

ティアモ
…かまいません。
いえ、それどころか
あたし…今すごくうれしいです。

フレデリク
うれしい?

ティアモ
みんな…自分とは世界が違うって、
あたしを遠ざけるだけでしたからね。
たまに弱音を吐いてみても、
誰も本気にしてくれなくて…
天才なんだから、つらいことなんて
何も無いだろうって言われるだけで。
だから…うれしいです。
気づいてくれる人がいて…

フレデリク
…そうですか。

ティアモ
それで、フレデリクさんの恋愛相談は
いつにしますか?

フレデリク
えっと…それは、できればずっと先で
お願い致します…



戻る


【フレデリク×ティアモ A】
ティアモ
フレデリクさん!

フレデリク
どうしたのですか、ティアモさん。
何か良いことでもありましたか?

ティアモ
いいことは、これからあるんですよ。

フレデリク
へぇ…それは
うらやましい話ですね。

ティアモ
もちろんフレデリクさんも
協力してくれますよね?

フレデリク
えぇ。
私にできることであれば何なりと。

ティアモ
じゃあ、これからいっしょに
お出かけしましょう。

フレデリク
物資の補給にでも行くのですか?

ティアモ
そんな色気のないことじゃありません!
今から二人で、お出かけするんです。

フレデリク
えぇっ!?
ど…どうしてですか?
ティアモさん…やはり
この前のことを怒ってらっしゃる…?
人気のないところで私を消そうと
していらっしゃるのですか…!?
あぁ…!先日の槍さばきで
私の急所をぐさりと一突き…!

ティアモ
…フレデリクさん、何言ってるんですか?
恋愛相談ですよ、恋愛相談。
前からずーっと
言ってるじゃないですか。
フレデリクさんの恋のお悩みを、
あたしが解決してあげますから。

フレデリク
へっ!?

ティアモ
行くところはもう決めてるんです。
静かに安全な場所を選びましたから、
他の人に話を聞かせる心配は無いですよ。
あ、お弁当も用意してますからね。

フレデリク
さすがに用意周到ですね…
断られるときのことを
考えていない点だけがうかつですが。

ティアモ
残念でした。断られたときに
お弁当をひとりで全部食べられるように
あたしの好みのものばかりを
作ってあります。

フレデリク
そ、そう…ですか。
分かりました、私の負けです。
これは腹を括って恋愛相談を
するしかなさそうですね。
その代わり、ティアモさんの話も
聞かせて下さいね。

ティアモ
うふふ、もちろんです。
あたしの話は長いですよ?



戻る


【フレデリク×ノノ C】
フレデリク
ノノさん。

ノノ
ひゃっ!

フレデリク
えぇっ!?
ま、待ってください!

ノノ
…なに?

フレデリク
あの…どうして逃げるのですか?
私…貴方に何かしましたでしょうか?

ノノ
ノノ、今日怖い夢見たの。
果物を取り上げられる夢。

フレデリク
はぁ…その夢と、私から逃れる事に
いったいどのような関係が?

ノノ
果物取った人は、フレデリクだったの。
ノノ、果物取られたくない。

フレデリク
そ、そうですか…。夢の中とはいえ、
ご迷惑をおかけしたようですね…。
お詫びに、
次の配給の果物を差し上げますから
話だけでも聞いてくれませんか?

ノノ
えっ、ほんとに!?
じゃあお話聞く!なになに?

フレデリク
少し、付き合ってもらいたいのですよ。

ノノ
え…お付き合いはちょっと…。
ノノ、もっと優しい人が好きだから。

フレデリク
そ、そのお付き合いではありません!
竜の力を見せて欲しいのですよ!

ノノ
竜の…?どうして?

フレデリク
竜と手合わせする機会など
滅多にありませんからね。
後学のために、ぜひとも貴方の力を
経験しておきたいのですよ。

ノノ
いいけど…
ノノ、竜になったら怖いよ?

フレデリク
それこそが私の望むものです。
どうかお願いしますよ。

ノノ
うーん…

フレデリク
…次のまた次の配給の果物も、
ノノさんに差し上げますから。

ノノ
よろこんでー!



戻る


【フレデリク×ノノ B】
ノノ
フレデリク、だいじょうぶー?

フレデリク
も…もちろんです。
これしきの火傷、何ともありません…。
放っておけば
勝手に治ってしまいますよ。

ノノ
ほんとに…?
でも、焦げた髪の毛は
ほっといても戻らないよね。

フレデリク
うっ…!

ノノ
ノノ、フレデリクの髪の毛が全部
チリチリになるの、見たくないよ?

フレデリク
…で、では今日は
これぐらいにしておきましょうか!
おかげさまで、ずいぶんと
いい勉強をさせてもらいました。
あとは、この痛みを忘れぬうちに
私ひとりで鍛錬することに致します。

ノノ
…………

フレデリク
どうしたのですか、ノノさん?
どこか怪我でもされましたか?

ノノ
フレデリクはバカだね。
自分ばっかり傷だらけになって。
誰も見てないし、
誰もいい子いい子してくれないのに。

フレデリク
…そうですね。
でも、皆様をお守りするためですから…。

ノノ
そのために、
ひとりぼっちで頑張るの?

フレデリク
え…?
それは、どういうことでしょうか…?

ノノ
フレデリク、さっき
『ひとりで鍛錬する』って言った。
ひとりは寂しいよ。
ノノ、ここに来るまでひとりだったからわかる。
フレデリクがひとりぼっちで頑張るなんて、
ノノはいやだよ。

フレデリク
ノノさん…
ノノさんは優しいですね。
でも、そう思って下さる方がいるだけで
私は寂しくなどありませんよ。

ノノ
ほんとに?
それなら良かった!

フレデリク
はい。ですので、宜しければまた
手合わせをしていただけると助かります!

ノノ
うん、わかったよ!



戻る


【フレデリク×ノノ A】
フレデリク
ノノさん、また手合わせを
お願いしたいのですが…。

ノノ
えっ?昨日もおとといも
手合わせしたのに?

フレデリク
もう少しで、ブレスをかわす呼吸を
つかめそうなのですよ。頼みます!

ノノ
うん!わかった。
でも、フレデリクはどうしてそんなに
一生懸命戦いを覚えようとするの?

フレデリク
そうですね…。
以前にもお話ししましたが、
私が強くなれば、クロム様や
皆様を確実にお守りできますし、
より良い戦い方を学べば、
それを皆様にお伝えすることもできます。
そうすれば戦場での犠牲が減りますし、
この軍の方針とも合致します。

ノノ
そうすると誰かに
いい子いい子してもらえるの?

フレデリク
褒められるために
やっているのではありませんよ。
私は皆様がご無事であれば
それだけで良いのです。

ノノ
うーん…難しいね。
ノノはいっぱい褒められたいけど。
フレデリクは、褒められるの嫌い?

フレデリク
そんなことはありませんよ。
私も、褒められると嬉しいです。
ただ、それを目的には
していないというだけのことですよ。

ノノ
そっか。えらいねフレデリクは。
誰も褒めてくれないなら、
ノノがフレデリクを褒めてあげる。
よしよし、みんなのために頑張って、
フレデリクはいい子ですね。

フレデリク
ははは、ありがとうございます。
なんだか母上を思い出しましたよ。

ノノ
えへん。ノノ、こう見えて
大人の女だからね。

フレデリク
そうですね。
ノノさんは素敵な女性ですよ。

ノノ
えへへー、ノノも褒められちゃった。
褒められると嬉しいね!

フレデリク
えぇ。

ノノ
じゃあもっと褒めてもらうために、
いつもより頑張って手合わせしちゃうよー!

フレデリク
はい、よろしくお願いします。



戻る


【フレデリク×サーリャ C】
フレデリク
はい、それでは腹筋あと百回です!
皆さん、頑張って下さいね!

マイユニット(男)
……!!


サーリャ
(マイユニット)…がんばっているわね。
うふふ…さすが、私が見込んだ人…。


フレデリク
ふぅ。今日はここまでです。
各自、しっかり体を休めてくださいね。
では解散!!


サーリャ
ようやく終わったようね…。
(マイユニット)は…いた。
あぁ、また仲間に囲まれて…
私だけの(マイユニット)なのに…。
みんな呪ってやろうかしら…。
いえ…みんなを呪うよりも
(マイユニット)に誰かが近づくと
鼻が曲がる異臭を放つ呪いを
かけるほうが早いかしら…。
あ、でもそれでは私も近づけない…。

フレデリク
あ、サーリャさん。
ここにいらっしゃったのですね。

サーリャ
え?

フレデリク
すみません、定刻になっても
お姿が見えなかったものですから、
サーリャさん抜きで集団訓練を
してしまいました…。
今からもう一度訓練の時間にしましょうか。
私もお付き合い致しますよ。

サーリャ
…は?ちょっと…なにを…!

フレデリク
はい、では次は腕の筋肉を
鍛える訓練ですよ。いち、に、さん…!

サーリャ
な…なんなの…これは。
あぁ…もう、駄目…。

フレデリク
サーリャさん、どうしました?
もしかして、体調が優れないのですか?
では、続きは明日にしましょうか。
それまでしっかりと休んで下さいね。

サーリャ
冗談…じゃないわ…。
どうして私がそんなことを…。

フレデリク
ふふ、こうやって体を動かすと、
健全な心身に近づく気がしますよね。
それでは、また明日
よろしくお願い致しますね。

サーリャ
…呪術師に…健全な心身を得て…
どうしろと言うの…。



戻る


【フレデリク×サーリャ B】
フレデリク
サーリャさん!

サーリャ
…なにか?

フレデリク
なぜ約束の鍛錬の場に来ないのですか!
私は何日も待っていたのですよ。

サーリャ
約束なんて…
した覚えはないわ…。

フレデリク
そんな…!
…私は夜通し待ち続けたせいで
風邪をひいてしまったというのに
貴方は約束をしたつもりすら
なかっというのですか…!

サーリャ
なんとかは風邪をひかないって…
聞いたことがあるかしら…?

フレデリク
………?

サーリャ
いい?貴方が風邪をひいたのは…
私の呪いにかかったからよ。

フレデリク
なんですって!?

サーリャ
うふふ…怒った?

フレデリク
この私が呪いなどに…!
…許せません。

サーリャ
そう…そうやって私を憎みなさい。
憎悪の感情…私、大好きよ…。

フレデリク
本当に許せないです…!
惰弱なこの精神と肉体が!

サーリャ
…は?

フレデリク
ぬぅぅぅっ…はぁぁぁっ!!

…ふぅ。よし、これで大丈夫です。
風邪もすっかり治りました。
病は気から、とも言いますしね。

サーリャ
そんな馬鹿なこと…。

フレデリク
サーリャさん。私はまた明日から、
ここで貴方をお待ち致します。
今度こそ、必ず来て下さいね。
これは、約束ですよ。

(フレデリク、去る)

サーリャ
勝手なことを…いえ、それよりも
どうして風邪が治ったの…?
私、本当は呪いなんて
かけていなかったのに…。
今度は…
本当に呪ってみようかしら…。



戻る


【フレデリク×サーリャ A】
フレデリク
お待ちしていましたよ、サーリャさん。
ようやく訓練をする気になったのですね。

サーリャ
違うわ…。
…私がここに来たのは…。
確かめたいことがあったから…。

フレデリク
な、なにをするのですか…!?
痛っ!?

サーリャ
やっぱり…さっきの戦いで…
深い傷を負ったわね…。

フレデリク
気づいていたのですか。

サーリャ
…当たり前よ。
私の…呪いのせいだもの…。

フレデリク
サーリャさんの呪い…?
私に呪術をかけていたのですか?

サーリャ
…えぇ。私のことが見えなくなる
呪いをかけていたわ…。
姿が見えなくなれば、訓練訓練と
うるさく言われなくなると思って…。
にもかかわらず貴方は…
私の危険を察知してかばってくれた…。
呪いはかかっていたはずなのに…。
ずっと見えていなかったはずなのに…!

フレデリク
そういうことでしたか。道理で
違和感がつきまとっていたわけです。
サーリャさんの気配がするのに、
なぜか姿が見えなかった。
自分の正気を疑っていましたが、
呪いのせいだったとは。

サーリャ
…どんな罰でも受けるわ。
腕を落とせというなら落とすわよ。

フレデリク
な、何をおっしゃるのですか!!
もっとご自分の体を
大切にして下さい!
それに…呪いにかかったのは、
私の心に隙があったせいです。
責任は私自身の未熟にあります。
貴方が気に病むことではありませんよ。

サーリャ
…貴方、バカだわ…。
本当に…どこまでお人好しなの…。

フレデリク
それは褒め言葉として
受け取ってよろしいのですか?

サーリャ
好きにすればいい…。
…それより、傷を見せなさい。
こう見えて、いくらか医術の心得があるわ…。
貴方も、もっと自分の体を
大切にした方がいい…。

フレデリク
サーリャさん…。

サーリャ
勘違いしないで。貴方が元気ないと…
(マイユニット)が悲しむからよ…。

フレデリク
そうですか、では…
ご厚意に甘えることに致しましょう。



戻る


【フレデリク×オリヴィエ C】
オリヴィエ
あ、あの…フレデリクさん。

フレデリク
どうしました?オリヴィエさん。

オリヴィエ
フレデリクさんは…
私のことどう思いますか?

フレデリク
え?…そうですね。
やわらかな筋肉が生み出す
しなやかで無駄のない動きは、
剣術の素質があると思います。
私なら軽い剣をおすすめして…

オリヴィエ
あの、フレデリクさん。
えっと…そういうことじゃなくて…
女の子として、
どうでしょうか…という意味です。

フレデリク
女性としての魅力、
ということでしょうか?

オリヴィエ
は、はい。すいません。

フレデリク
そんな、謝らないでください。
しかし…難しいことを
お聞きになられますね。
正直に申しますと、そういった対象として
見たことがないので、よくわからないのです。

オリヴィエ
やっぱり…フレデリクさんも
そうなんですね…

フレデリク
私も、とは…
どういう事でしょうか?

オリヴィエ
バジーリオ様も…そうなんです。
いつも私を子ども扱いして…
年上の人からは…魅力があるって
思ってもらえないんですね…私。
昔、踊りの師匠に言われたんです。
踊りでみんなを元気にしたいなら…
みんなに、私を魅力的だと
思ってもらえないとだめだって。

フレデリク
なるほど、そういうことですか。
ですが残念ながら私は
そちらの方面はとんと疎くて。
なんとも助言できません。
申し訳ありません。

オリヴィエ
そう…ですか。



戻る


【フレデリク×オリヴィエ B】
フレデリク
オリヴィエさん、少しよろしいでしょうか。

オリヴィエ
なんですか…?

フレデリク
先日の話なのですが…私なりに
少し調べてみたのです。
オリヴィエさんについて
兵たちの評判を聞いてみたのですが…
ほとんどの者が、オリヴィエさんを
魅力的であると答えていましたよ。
現在の我が軍にはオリヴィエさんより
年下の者はほとんどいません。
つまり、多くの年上の者にとって
オリヴィエさんは魅力的だということです。
自信を持ってください。

オリヴィエ
え…わざわざ、みなさんに
訊いて回ったんですか…?

フレデリク
えぇ。

オリヴィエ
は、恥ずかしいです…!

フレデリク
え…なぜですか?
喜ばしい結果ではありませんか。

オリヴィエ
わ、私がみなさんの評判を
気にしてるみたいじゃないですか。

フレデリク
…いけませんでしたか?

オリヴィエ
恥ずかしくてみなさんの前に
出て行けません…

フレデリク
も、申し訳ありません…
考えが至りませんでした。
お詫び、と言ってはなんですが、
陣営内を移動するときは申しつけて下さい。
オリヴィエさんが人目につかぬよう、
私の背中でお守り致します。

オリヴィエ
は、はぁ…ありがとうございます…



戻る


【フレデリク×オリヴィエ A】
オリヴィエ
フレデリクさん…このあいだは
守ってくれてありがとうございました。
フレデリクさんの背中…
とても大きくて頼りがいがあって
すごく安心できました。

フレデリク
そうですか。
私も妙にくすぐったい気分でした。
やはり、誰かを守るというのは
私の生き甲斐のようです。

オリヴィエ
えっと…これからも
時々背中を貸してくれませんか?

フレデリク
ええ、もちろんです。

オリヴィエ
うれしいです…
ありがとうございます。

フレデリク
最近私も、兵たちの言うオリヴィエさんの
魅力が分かってきた気がします。

オリヴィエ
ほ、ほんとに…?
私にも、魅力…ありますか?

フレデリク
はい、ありますよ。
それは私が保証いたします。

オリヴィエ
ぐ、具体的に…言ってください。
どのあたりに魅力がありますか?

フレデリク
そ、そう真剣な目で迫らないでください…
私もそこまで自信があるわけでは…

オリヴィエ
保証するって言いました。

フレデリク
あ、あの…少し、時間を下さい。
言葉を整理してからお伝えします。

オリヴィエ
…きっとですよ?



戻る


【フレデリク×オリヴィエ S】
オリヴィエ
フレデリクさん…
やっと、捕まえましたよ。
いつまでも逃げ回るなんて…
ひどいです。

フレデリク
に、逃げ回る!?
私は逃げ回ってなどいませんよ。

オリヴィエ
じゃあ…どうして
よそよそしかったんですか…

フレデリク
準備のために忙しかったのです。
これを――作ってもらっていたので。

オリヴィエ
指輪…?
なにか彫刻がしてありますね。
オリヴィエへ…愛を込めて…?
えぇっ!?
ど、どうして…こんな…?

フレデリク
私は多くを語るのが得意ではありません。
これが、オリヴィエさんの魅力に対する
最大限の表現だと思って欲しいのです。
もちろん、受け取っていただけるかどうかは
オリヴィエさんの意思です。

オリヴィエ
フレデリクさん…

フレデリク
私はすべてをこの指輪に込めました。
もうほかに残っている想いなど、ありません。

オリヴィエ
私は…ううん、私も。
私もすべてを込めます。
ほかの誰でもない。
フレデリクさんに…すべてを捧げます。
私、あなたのことが
だいすきです……

フレデリク
ありがとう、オリヴィエさん。
私の生涯を懸けて
貴方を守ることをここに誓います。

オリヴィエ
うぅ…そんな風に言われると
恥ずかしいです…!
で、でも…
とっても嬉しい…
ありがとうございます…フレデリクさん。
私…幸せです…

フレデリク
良かった…
私も同じ気持ちですよ、オリヴィエさん。
貴方のその幸せそうな笑顔も、
私がずっとお守り致します…



戻る


【フレデリク×セルジュ C】
セルジュ
はっ!ふっ!

フレデリク
すばらしい技ですね。

セルジュ
あら。見ていたのなら
声をかけてくれれば良かったのに。

フレデリク
失礼しました。
お邪魔をするつもりはなかったのですが…
見事な技につい
見とれてしまいました。

セルジュ
ふふふ。あなたのような達人に
お褒めの言葉をいただけるなんて、
とても光栄だわ。

フレデリク
その技は、ヴァルム大陸では
一般的なものなのでしょうか?

セルジュ
いいえ。これは我が家に伝わる
秘伝の技なのよ。

フレデリク
そうでしたか。それは重ね重ね失礼しました。
そのような大切な技を盗み見てしまうとは。
決して他言はしませんので
どうかお許しください。

セルジュ
そんなに気にしなくてもいいのよ。
なんだったら、
この技の出し方を教えましょうか?

フレデリク
いえ、ですがそれは…

セルジュ
遠慮しないで。
これもお互いの主君のためですもの。
この先の戦はなにかを出し惜しんで
勝利できるほど易しくはないでしょう?

フレデリク
では…お言葉に甘えさせていただきます。
ご指導のほど、よろしくお願いいたします。

セルジュ
えぇ、承知したわ。



戻る


【フレデリク×セルジュ B】
フレデリク
セルジュさん、
先日はありがとうございました。

セルジュ
ふふ、お役に立てたならよかったわ。

フレデリク
なにかお礼をしたいのですが…

セルジュ
そうねぇ…じゃあ、次の戦では
そばで戦い方を学ばせてくれないかしら。

フレデリク
そんなことでよろしいのですか?
女性へのお礼は、贈り物が
義務だと聞いていましたが…

セルジュ
まあ、だめよ。女性に気安く
贈り物をするものではないわ。
ヴィオールさんと同類だと
思われてしまうわよ?

フレデリク
それは失礼しました。気をつけ…
ああ、いえ、訂正します。
貴方の主君に対して
無礼な発言をしてしまいました…

セルジュ
構わないわよ。
我が主はそういう方だから。
祖国が滅んで…
私たちは主従の関係も失ったわ。
もうあの方のそばを離れても、
一向に構わないのだけれど…

フレデリク
それでも、
そのおつもりはないのでしょう?

セルジュ
ええ、不思議なものね。



戻る


【フレデリク×セルジュ A】
フレデリク
ああ、セルジュさん。
良いところに。
ヴィオールさんを
お見かけしませんでしたか?

セルジュ
さあ…あの方の行方は、
探すだけ無駄というものよ。
どこかの女性の所で
無駄な努力でもしているんじゃないかしら?

フレデリク
間もなく出発の時間ですが、
大丈夫でしょうか?

セルジュ
ええ、準備は私が整えてあるわ。

フレデリク
そうでしたか。
さすがはセルジュさんですね。
あなたのような騎士がいてくださるから、
私も多くを学ぶことができます。

セルジュ
そんなことないわよ。
私なんて、あなたと比べたら
騎士としての忠義など、
あってないようなものだもの。

フレデリク
そんなことはありませんよ。
主君への忠義について言うなら…
私はあなたを尊敬しています。

セルジュ
尊敬…?私なんかを?

フレデリク
セルジュさん。
騎士の忠義とは、何に
向けられるべきだと思いますか?

セルジュ
それは…騎士であるならば、
国に対してでしょうね。

フレデリク
では、国が滅んだ後は
どうすべきなのでしょう?

セルジュ
それは…

フレデリク
その時、騎士が
忠義を尽くすべきものは…
家でもなく位でもなく…
人、なのでしょう。
あなたが今なお騎士であるのは、
ヴィオールさんや祖国の民たちのため。
あなたのような騎士と
共にいられることは、光栄です。

セルジュ
うふふ。
そんなに褒めても、何も出ないわよ?
でも、あなたの言葉…
ありがたく頂戴するわね。
私こそ、あなたのような騎士の
そばで戦えることを…光栄に思うわ。

フレデリク
これからも、よろしくお願い致します。

セルジュ
ええ、喜んで。



戻る


【フレデリク×ヘンリー C】
フレデリク
ヘンリーさん!
ヘンリーさんはいますか!

ヘンリー
あ、フレデリク。
どうしたの〜?

フレデリク
ヘンリーさん、昨日の訓練に
出てませんでしたね。

ヘンリー
え〜?訓練?
そんなのあったっけ?

フレデリク
一昨日、全員の前で
クロム様から話がありましたよ。

ヘンリー
あはは、そうだったっけ。
ごめんごめん、忘れてた〜。

フレデリク
ケガをして出られなかったとか、
そういうことではないのですね?

ヘンリー
うん、違うよ〜。
単純に忘れてただけ〜。

フレデリク
それならいいのですが…
いや、訓練を忘れる事自体は良くないかと。
戦場で命とりになりかねません。

ヘンリー
大丈夫だよ〜。
そう簡単には死なないって〜。

フレデリク
どうして、そう言えるんです?

ヘンリー
う〜ん、なんとなく〜?

フレデリク
なんとなくとは、なんですか!
訓練をおこたならいのは
貴方のためでもあるんですよ!?

ヘンリー
は〜い。ごめんなさ〜い。

フレデリク
ちょっと待ってください、ヘンリーさん。
どこへ行くんです?

ヘンリー
訓練だよ。く・ん・れ・ん。
一緒にやる〜?

フレデリク
えっ、私とですか?

ヘンリー
あはは、冗談だよ〜。

フレデリク
冗談?どっちがです?
訓練が?私と訓練することが?

ヘンリー
さて、どっちだろうね〜。

フレデリク
待ってください、ヘンリーさん!
私とというのは冗談でいいから訓練は…

いなくなってしまいましたね。
まったく、つかみどころのない人です…



戻る


【フレデリク×ヘンリー B】
フレデリク
やあっ!えいっ!

ヘンリー
精が出るね〜、フレデリク。

フレデリク
やあ、ヘンリーさん。
訓練に来たんですか?

ヘンリー
ううん、見に来ただけだよ〜。

フレデリク
そう言わず
一緒にやりましょうよ、訓練。

ヘンリー
なんで、そんなに一生懸命
訓練なんてするの〜?

フレデリク
それは、不安だからですよ。
もしものときに、もっと訓練しておけば
よかったなどと思うのは嫌じゃないですか。

ヘンリー
ふ〜ん。

フレデリク
だから、ヘンリーさんも
一緒に訓練しましょう。

ヘンリー
なんで『だから』なの〜?
僕は不安になんて…

フレデリク
さあさあさあさあさあっ!
今日は逃がしませんよー。

ヘンリー
ちょ、ちょっと〜…

フレデリク
さあ、一緒に!
えいっ!、やあっ!

ヘンリー
はぁ〜、変に声なんか
かけるrんじゃなかったな〜。

フレデリク
何か言いましたか?

ヘンリー
ううん〜、なんにも〜。
…ま、たまにはいいか〜。



戻る


ファイアーエムブレム攻略・裏 もくじ

ゲヱム攻略もくじ

縮緬遊戯堂・紫龍館トップページ