縮緬遊戯堂 紫龍館
ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 攻略 『裏』
縮緬聖戦劇場Vol.34 〜私は指揮レベル☆5。…がしかし!〜 | ||
セリス軍、軍議の後… | ||
ふぅーー…。やれやれ…。 | ||
セリス様、お疲れのところ申し訳ありませんが、 少しよろしいですかな。 |
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? …なんだい? | ||
先日の攻城戦での采配に関してですが… 敵魔道軍の奇襲時に、あちらこちらに騎馬隊を散らせたのは感心致しません。 更に、一度出した命令をすぐに引っ込めて部隊を右往左往させるのは愚の骨頂。 あれでは「各個撃破して下さい」と言っているような物。 個々の兵の踏ん張りで壊滅は免れましたが、一歩間違えば 全滅していたとしてもおかしくありませんでしたな。 セリス様は最前線で戦う兵士一人一人の命を預かっているのですよ。 指揮官の狼狽は兵の士気にも大きく影響します。よろしいですか? 指揮官たる者、いかなる時も泰然と構え、取り乱してはなりません。 |
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その事ならわかっている…!! でも戦は敵だって必死だし、こちらの想定外の事だって起こる! そう上手く立ち回りなんてできないよ…! |
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このオイフェ、ゲーム画面に表示はされませんが指揮レベルは☆5、 恐れながら指揮官として並レベル(☆3)の 今のセリス様より巧みに軍を動かせるでしょう。 しかし、軍を率いる者にはそれ相応の格が求められます。 聖者ヘイムの血を引くセリス様にはその権利があり、 またそれは責任と言い換える事もできましょう。 |
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左様。セリス殿、僭越ながら、わしからも一言…。 耳が痛い話であろうが、どうかお聞き下され。 とにもかくにも『反省なくして進歩なし』、そして同時に 過去の失敗を引きずらずスパッと気持ちを切り替え、 戦においては迷いは捨てて山の如く構えるもの。 セリス殿、生まれながらに王者の素質を持ち、 更に地道な修練で自らを高めてきた貴殿ならば必ずできる! |
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わっ、ハンニバル将軍まで! ……。 将軍の仰る事は分かっているつもりです。 しかし私は未熟者で経験も知識も足りない。 歴戦の勇者たる貴方のように自然体で戦を仕切る事など 到底できそうもありません! |
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うむ。確かにわしも指揮レベルは☆5。 そこらの将軍には負けぬ自信もありまする。 …が、未来を創るのはわしの様な老人ではない。 セリス殿のような若人が輝く事で未来は切り拓かれるというもの。 歴史に名を残す武人とて、若かりし頃は周囲の状況など的確に把握できぬもの。 数々の失敗・苦い記憶を糧に自らを高め名を成したのですぞ。 |
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その通りだ。セリス、過去の行いを省み 自分を進歩させ一歩ずつ進めばそれでいい。 なに、軍の指揮などそう難しいものではないぞ。 お前ならできる!! |
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あーもう、レヴィンまで…。 そんな事言うなら もうレヴィンが指揮してくれればいいのに…。 |
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…ゴホン。まぁちなみに私も 指揮レベルは☆5だからお前よりは軍を的確に動かせるだろう。 …が!いつまでも年寄りに頼っているようでは 国を引っ張っていく事などできないぞ? 未熟だろうが何であろうが聖戦士の末裔には皆を導く責任があるのだ。 |
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えーと、それならレヴィンも僕と同じ聖戦士の末裔だし 別にそんな老け込むトシでもないと思うけど? |
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(ホントはもう数千年生きてるけど…) いやいや、四十も過ぎればもうトシだ!! それにシレジアは小国家。辺境の王の私などに 全土を導くだけの力は無い。各国からの混成軍たるこの解放軍を率いるのは 聖戦士の長たる聖者ヘイムの血を継ぐ者にのみ許されると言っていいだろう。 |
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まったくみんな自分の優秀さをこっそりアピールしつつ あれこれ言い訳して面倒な事は僕に押し付けるんだから…。 |
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セリス様!! 愚痴らない、愚痴らない!! |
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はいはい、わかってますよ。 まったくもう…仕方ないなぁ。 |