縮緬遊戯堂 紫龍館
ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 攻略 『裏』
縮緬聖戦劇場Vol.24 〜王子暗殺の真相〜 | ||
グランベル軍、イザークへ向け行軍中… | ||
クルト様ーっ!! | ||
…なんだ、リング卿か? そんな大声を上げて。驚くではないか。 |
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なんだ、ではございませぬ!! 国を挙げてのイザーク遠征だというのに、 ナーガの聖書を装備されていないとは、 まことなのですかッ!? |
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…何かと思えば。 ふむ、そちの申す通りだ。 |
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あぁ、なんと言う…。 事もあろうに総大将たるクルト様が 聖武器をお持ちでないとは…。 |
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大袈裟だな、リングは。 …と言うかだな、そちとて“娘が見つかるよう願掛け”か何か知らぬが 聖弓イチイバルを持ってきておらぬではないか。 そなた、他人の事を言えた立場か? |
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うっ、それは…! | ||
いやいや、クルト様。リングの言う事も一理ありますぞ。 やはり…ナーガの書をお持ちにならなかったのは いささか心配ではありますな…。 |
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なんだ、バイロンまで一緒になって同じ事を申すか? そもそもナーガの書はグランベル王たる 父上がお持ちになる“王の証”なのだ。 父上がご健在である以上は 父上が所有していて然るべきではないか? |
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ふぅむ、それは仰せの通りなのですが…。 | ||
相変わらず心配性だな、バイロン。 今回の遠征は国内の好戦派の意見を立てただけの事。 イザークの賢王と名高いマナナン王も 反乱を起こした族長の首を取り、国境の砦で我らを待っていると言う。 会談で恭順の意志を確認できれば、すぐにでも和解が成立、 今回の乱もそれで落着となるのではないか。 実際に国同士でドンパチする訳ではない。 言うなればこの行軍自体が一種の形式的な儀式みたいな物だ。 |
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いえ。いかに形式的であろうとなかろうと、戦は戦。 何時いかなる想定外の事態が起こらぬとも限りませぬ。 用心には用心を重ねるべきと存じますが…。 やはり心配です。 今からでも引き返してナーガの聖書を受け取りに戻るべきなのでは? |
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そうそう、何かあってからでは 手遅れとなりますぞ!! |
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くどいぞ、二人とも! そもそもだな、私がナーガの聖書を 父上から取りあげたらどうなるか判っておろう? 病気で衰えた父上は、ナーガの聖書の力無しでは 歩くどころか、もはや自力で体を起こす事もままならぬのだぞ!! 息子としてそのような非道な決断ができると申すか!? |
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むぅ……。 | ||
ふっ、二人ともようやく納得してくれたようだな。 なに、心配は要らない。私にはこのオーラの書がある。 それに私の実力はそなたらも知っておるだろう? そなたらの言う、万が一の事態があっても恐れる事は無いよ。 全て丸く片付けてグランベルに帰ろう、はっはっは。 |
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まったく…。しかし油断は禁物ですぞ…。ふぅ。 | ||
やれやれ、王子にはかないませんなぁ。 しかし…ナーガの魔道書が杖代わりとはなんとも…ぶつぶつ…。 |
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クルト王子のこの判断が自らの暗殺事件の決定打に なってしまうとはここにいる誰もが知る由は無い。 ※あくまで管理人アルツの憶測に過ぎないYO!! |